あらいきよてる | まちと雑学

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横浜に詳しいソーシャルデベロッパー 株式会社ここくらす代表 / しぇあひるずヨコハマ運営 / NPO法人CHAr(旧モクチン企画)理事 / 関内イノベーションイニシアティブ株式会社事業コーディネーター / カメラマン 実は築地生まれ浅草育ち。アニメ好き。

最近の記事

日本人はなぜ日本から一番近い海外に関心がないのか?

突然ですが、皆さんは日本から一番近い海外(国)ってどこか知っていますか? 韓国? 台湾?? いいえ、ロシアです!!  ここでのロシアとは、いわゆる実効支配されている北方領土をのぞく、北海道のすぐ真上にある巨大な島、サハリンのことを指します。 台湾は与那国島から111Km、韓国は対馬から50Kmに位置していますが、どちらの場合も、いわば離島からの距離です。 ですが、 サハリンは北海道本土の宗谷岬から、たった43Kmしか離れていません!(スカイツリーの展望台から見える富士山

    • 3.11 被災地と呼ばれなかった都市は被災しなかったのか?

      東日本大震災から10年経ちました。 今回のnoteは、2013年3月にFacebookの投稿用に書き出したものを再編集したものですが、文章に残しておくことは大変重要なんだと、改めて感じています。 なぜなら、人は「絶対に忘れない」とその瞬間思っていたとしても、5年、10年という時間の経過と共に、意外と多くのことを忘れてしまうからです。 特に、津波でまちが物理的に破壊された沿岸地域や、原発事故の高い放射線で立入が規制されてる区域以外で暮らす人々にとっては、現在の日常生活で震災

      • Z世代が選ぶ、高度成長以前の暮らし方

        Z世代の時代がはじまったまちづくりの仕事をしていると、町内会のような平均年齢65歳超の組織から、脂の乗ったアラフォー起業家グループなど、色んな世代の人たちと関わるのですが、僕が一番刺激を受けるのは、90年代後半以降に生まれた「Z世代」といわれる新社会人や学生たちです。 正直、「Z世代」という言葉にあまりピンときていないんですが、「イマドキの若者」とかよりも、もうちょい範囲を狭めたいので敢えて使います。 Z世代の定義はさまざまですが、ざっくりこんな感じ。 僕は、これまでの

        • 横浜にとってIRよりも大事なものは何か

          こんにちは。 僕が住む横浜には、コロナ以前から市民を分断する厄介な問題があります。 それは、カジノを含む統合型リゾート、通称 IR の誘致です。 IRについては、いろんな記事があって(多いのは反対意見) 「また批判かよ。」 って、うんざりな方もいらっしゃると思うので、まず、今日のポイントを先に言いますね。 人口が減り、税収も減っていく横浜において、市民から愛され、企業や観光客から選ばれる都市であるために、今後何を最大の魅力とするべきか? です。 その答えは、本当にI

        日本人はなぜ日本から一番近い海外に関心がないのか?

          手塚治虫が予言した未来へ近づく社会 "人類滅亡"から逆算して考える

          新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。 日本人全体の生活への影響レベルでいえば、3.11に匹敵。 いや、それ以上かもしれません。 しかし、こういうときに、テレビやSNSで流れてくるコロナ関連のニュースばかり見ていても、不安は解消されず、むしろストレスが増えて免疫力の低下を招きかねません。 違うことを考えたり、適度に気分転換をするべきです。 先にお伝えしておくと、今回の記事はズバり、 「手塚治虫ネタ」&「AIの進化と人間の退化」がテーマです。 壮大かつ絶望的な内容

          手塚治虫が予言した未来へ近づく社会 "人類滅亡"から逆算して考える

          地域の場づくりの心構え。

          これは一般論というよりも、僕自身が一つの地域プロジェクトを経験した中で学んだことの振り返りです。未来の自分のために、そしてこれから地域での場づくりや、コミュニティ運営をしていきたいと考えている人に読んでもらえたらと思います。 マネジメント・力量不足なぜ全力投球で挑んだプロジェクトが実を結ばなかったのか。 当事者間のすり合わせが日を追うごとに難しくなり、最終的には夢をカタチにすることなく、お互いに痛みを伴いながら、プロジェクトをたたむという結論になりました。 僕のマネジメン

          地域の場づくりの心構え。

          テキトーとお節介

          うちの隣りに引っ越してきた住民と仲よくなりまして、 平成最後に彼女にフラれたと聞き、近所で飲みましょうと、町内会御用達のスナックへ笑 「きっと素敵な出会いがありますよ」 と、テキトーなことを言いつつ、普段はおじさんの多い店内に入ると、女性が一人、ママと物件探しのテキトーな不動産トークを展開中。 乾杯してママと町内会や地域の雑談。 しばらくすると、女性のお客さんが 「不動産の方ですか?笑」 とテキトーに聞いてきたので 「はい、そうです笑」 とお隣さん。女性とママ

          30年後の未来に、SAY YES !

          いよいよ「平成」という一つの時代が幕を閉じようとしています。 みなさん、30年間本当にお疲れ様でした。 平成元年僕は5歳。その時期の記憶として今でも鮮明に覚えているのが、開港130周年、市政100周年を記念した横浜史上最大のイベント「横浜博覧会(YOKOHAMA EXOTIC SHOWCASE '89 = YES'89)」です。 「宇宙と子供たち」がテーマで「YES!」が合言葉でした。 会場にはリニアモーターカーや電気自動車が走り、横浜そごうから会場まではロープウェイ

          30年後の未来に、SAY YES !