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アメリカで奇跡的に仕事を得た実話

僕は渡米して18年になりますがアメリカに渡った当時は現地に知り合いもおらず、困った事があったら入った語学学校のマネージャーや若い友人達に相談していました。

その1年後、アメリカのカレッジを卒業し就職活動をしていた時は広告代理店での就職先を探していたのですが、英語もろくにできずアメリカでのキャリアも無い日本人にオープニングのポジションは全くありませんでした。
それでも諦めず、インターネットや電話帳で情報を集めResumeを持って会社を訪問するという自分の飛び込み営業をしていました。
しかしアポも無くいきなりオフィスに行っても誰も相手にしてくれる筈は無く恐らく僕のResumeは受付のバイトのお姉さんにそのままゴミ箱に捨てられていたのではと思います。

奇跡1:語学学校のマネージャーの情報

そうやって苦戦をしている中、暫く行っていなかった語学学校に半年ぶりに何かの書類を取りに行ったとき、そこにいたマネージャーとたまたま就職活動の話しになりました。
僕が就職先として広告代理店を探していると伝えると「ロサンゼルスダウンタウンに自分が以前にインタビューに行ったアジア系の広告代理店があるよ」と教えてくれました。 その会社はネット検索でも電話帳にも載っておらず全く知らない会社でした。
家に帰り早速会社名を入れて検索するとその代理店の住所が出てきたので、その翌日家から約80km車を走らせ訪問する事にしました。

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奇跡2:たまたま会えたVP

僕がその会社に着いたのは午後1時過ぎ。
12時のランチタイムを避けての訪問です。しかし受付には誰もおらず、暫く立って待っていると中からひとりのアジア人女性が現れました。
"Do you need help?"と言われたので「今仕事を探している。日本ではMcCann Erickson(アメリカの代理店)に勤めていた経験がある。これが僕のResumeです」とたどたどしい英語で伝え無事Resumeを直接渡す事ができました。
その時にResumeを渡せたのはなんとその会社のVice President(副社長)。
後で解ったんですが、その会社のランチタイムは午後1時からで受付のスタッフは丁度ランチを食べにでていたのでたまたまそのVPと合う事が出来た様です。

その後暫く連絡が無かったのですが、僕が訪問をした数日後に一通のEmailが届きました。
なんと「ポジションの空きができるんだが、まだ仕事を探しているか?」という内容。
その当時でも仕事を求めてEmailでResumeを送ってくる人は多かった様ですが自分で訪問して手渡するという人物にその会社の社長が興味を持ったらしいです。

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奇跡3:パーフェクトな訪問のタイミング

これも後で解った事なんですが、その会社で僕の前に日本企業を担当していた奴の不正がバレて問題となって解雇を検討して居た時に丁度僕がResumeを持って現れた様です。
また最終面接後に「採用をしたいと考えているが時期については1か月後になるか2か月後になるか解らない」というEmailが来た時にはこのタイミングを絶対に逃してはいけないと思い「実は別の会社からもオファーが来ているので3日以内に結論を出して欲しい」と勝負をかけてみました。
するとその翌々日再度訪問の依頼があり、そのまま給与交渉~入社となりました。

実は就職活動はかなり苦戦していましたが、その会社には本当にタイミングよく入る事ができました。

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特別な縁

・最初の語学学校のマネージャーからの情報
・勘違いしていたランチタイムの時間
・たまたまできていた副社長
・前任者の不正発覚のタイミングでの訪問

これらは偶然とは思えない様な、特別な縁を感じます。

その会社に6年半勤務した後に独立をしたのですが、今でもその会社とは付き合いがあり、たまに仕事をサポートし合ういい関係を保っています。

この経験で学んだ事

◉諦めずにチャレンジすると奇跡的に道が開ける
◉人と違うアプローチをしてみると興味を持たれる
◉タイミングは凄く大切
◉縁の有るところとはそのタイミングがピッタリ合う

もし僕が途中で広告代理店の仕事探しを諦めていたら、全く違う人生になっていたと思います。
この「諦めの悪さ」が今の自由な人生へ導いてくれたと思います。

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