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はじめましての自己紹介から。

皆さまはじめまして。陶芸家/経営者の清水大介です。

アンテナの感度が鈍く、恥ずかしながらこのnote という存在を知ったのが2週間ほど前。自分のブランドとしてだけでなく、個人としても色々と発信していきたいな。でもブログはちょっとな。。ツイッターもな。。うーむ。。

と考えていたときに、うちの会社で働いてくれている感度の高い女の子にnote のことを聞き、ちょこちょこ皆さんの記事を読ませていただき、2週間、現在完全にハマってしまいました。

これは楽しい!!

ということで今日からちょこちょこと頭の中にあることを自分の中で整理するという意味も込めてnote にお世話になろうと思っています。皆さんよろしくお願いします。

ということで、まずは自己紹介として自分が何者なのかを簡単に。

肩書きには

清水大介/陶芸家/経営者

と書きました。

これ正直めちゃくちゃ悩みました。悩み過ぎてここから進めなくなりそうだったので、ちょっと見切り発車気味にとりあえずこれで進めますが、今回はこの肩書きの中身について書きながら自己紹介させていただきます。


名前について

まず名前ですが、清水と書いて「シミズ」ではなく「キヨミズ」と読みます。芸名でなく本名です。

小学校、中学校、高校とはじめての授業の度に先生から「シミズダイスケくん」と呼ばれ、その度に「すみません、キヨミズです。。」と遠慮がちに訂正する。

それでもまた次の授業で「シミズダイスケくん」が繰り返されたり。。

高校の頃からは、2回までは訂正する。3回目からは「シミズダイスケ」でも訂正せずに返事をする。というルールも設定し、結局1年間シミズくんで返事をしていたこともありました。

そんなことで正直、陶芸の仕事をするまではこの名前が面倒で仕方ありませんでした。陶芸を始めた頃も、「キヨミズさんてことは清水焼の元祖か何かなの?」「いや〜、そういうわけじゃないんですよ。。」というやりとりを何度となくして、これもまた面倒だな、と思っていたのですが、もちろんこの名前によって覚えてもらえたりするメリットも多く、むしろこの名前のおかげで今の僕があるということも重々承知しているので、相対的には名前にはとても感謝しています。

今回、名前を書くにあたって悩んだのは、漢字表記にするかカタカナ表記にするか、あるいは英字表記にするか、ということです。

「清水大介」と書くと確実に「シミズダイスケ」と読まれるし、カタカナで「キヨミズダイスケ」英字で「Daisuke Kiyomizu」と書くとちょっとアーティストぶってる気がするし。。ってほんとどうでもいい悩みなのですが、2分ほど悩んで漢字のままいくことにしました。

改めて「キヨミズ」です。よろしくお願いします。


「陶芸家」という肩書きについて

次に肩書きですが、独立して間もない頃は「陶芸家」あるいは「うつわ作家」みたいな肩書きで、いわゆるその肩書きのイメージ通りの活動をしていました。

簡単にいうと、

うつわを作品だと考えて、作品をつくり、それを個展などのかたちで発表する。という活動です。

その頃は、「作家」という肩書きに違和感を全く感じていませんでした。

ただ、その後、

うつわって作品なのか?うつわは使うものだろ。

という疑問が湧いきて、「作品」「作家」ということばに猛烈に違和感を感じるようになってきました。

器は、あくまで料理を盛るためのものであって、そのもの自体を作品として崇める感じがどうもしっくりこなかったのです。

もちろん、そういうジャンルがあっても全然いいと思います。

ただ、僕が陶芸をやりだした15年位前はあまりにもその風潮が強く、「うつわ作家」として作品を磨いていくのが本道だ。作品の価値が上がるような活動をしなければいけない。それ以外は邪道だという声しか聞こえませんでした。

作り手のなかでは、未だにうつわを作品だと考える考え方が主流だと感じますが、個人的にはうつわはうつわ。あくまで料理を盛ってなんぼ。だと考えていて、そういうスタンスのモノづくりももっと広がればいいのになと考えたりしてます。

そういうことを踏まえると、「陶芸家」という芸術家のような肩書きがちょっと違和感あるというのも少しは理解してもらえるかなと、と思うのですが、「うつわをつくって生計を立てている人」という肩書きの中で一番世の中に浸透しているのが「陶芸家」であることはまちがいなく、今回は、あえてこんな陶芸家もいるんだよ、というメッセージも込められればと考え「陶芸家」ということばをチョイスしました。


経営者という肩書きについて

最後に経営者という肩書きについて。2011年にトキノハという日常生活に寄り添う清水焼をつくるブランドを立ち上げ、2015年にはそんな「つかえる器」をもっと感じれる場所をつくりたいという思いで、「カフェ」と「陶芸体験」と「ショップ」が一体となったHOTOKIをつくりました。

ここまでは個人事業主というかたちでやっていたのですが、徐々に従業員も増えてきたので2017年にKiyo to-bo株式会社を設立しました。

作家として活動していた頃は、「経営者」ということばに嫌悪感すらもっていて、ものづくりというのは純粋なもので、経営とかそんなことを考えていたらつくるものがダメになる。とすら考えていました。

でも、つくるもの、そしてつくる目的などを意識するようになってから、さらに陶芸という業界のこれからことを考えるようになり、少しずつその意識が変わってきました。

会社というのは、社会のために何か役に立たなければいけません。

うちの会社では、「うつわ」を通して社会を少しでもよくしていきたいと考えています。「つかううつわ」を取り巻く世界はとても広く、可能性に満ちています。

「おいしい」と感じる瞬間を幸せだと思う人はたくさんいます。うつわはその「おいしい」を助けることができます。魅力のあるうつわをつくることは、幸せをつくることです。

また、若い人たちがうつわをつくる仕事で食べていけるような環境をつくることもぼくにとって大きな目標です。それはうちの会社で働くことはもちろんですが、そうでなかったとしても、そういう思いをもっている人に何か少しでも力になれればと考えています。

そういう活動の肩書きを、今回は「経営者」という風に表現しました。

はい。ということで、長くなりましたが簡単な自己紹介でした。

とりあえず今後は日々考えている、いろんなことなどを思うままに書こうと思っています。

これからどうぞよろしくお願いいたします。













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