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プロジェクトの目標を見失うな

Xデザイン学校での授業も5回目。今回はペルソナ/シナリオ法がテーマで、前回のインタビューで作成した行動シナリオからペルソナを作るワークを行いました。

デザイナーさんがつくったペルソナを使ってアイデア出しをすることはありますが、インタビューして行動シナリオを書き起こし、ペルソナを作るという一連のプロセスを体験するのは初めてでした。インタビューで得られた事象からニーズを分析するのは楽しい作業。グループのメンバーで、あーでもないこーでもない、本当にそうなの?と話していくうちに、「あ、それや」に辿り着く。グループワークも楽しくなってきました。ラポールが形成されてきたということですね。

ただ、上位ニーズの分析にキレがありませんでした。今回のプロジェクトの目標である、適温サービスに関するニーズを見つけられていません。なぜかな。

まず、そもそも何のための分析だったのか、プロジェクトの目標を考慮した分析になっていなかったことが大きな要因かなと思います。分析する過程は楽しかったけど、あれ?何を導き出さないといけないんだっけ、と。ユーザのこと、利用状況のこと、ビジネスのことを同時に考え抜く思考パターンのトレーニングがまだまだ必要だと痛感しました。根底にビジネスのセンス、必要。

そして、指摘されたことですが、今回の分析対象が自分にとって強い体験すぎて逆に見えなくなっている懸念です。講義の中で、ユーザは自分のことが分かっていない、つまり、分析する側が当事者すぎると、分析できないということです。こんな話がありました。若者向けサービスの企画は35才〜45才にはさせない。なぜなら、35才はまだ自分が若者だと思っているし、45才は若者の気持ちが分かると思っているからだというお話。んー、そういうことなのか。リフレーミングできない理由になっているかも。もうちょっと別の人にもインタビューしてみよう。

次回はストーリーテリング。無事、「川」を渡り、UXが何たるかをちょっとでも掴むことができるのか。それが「三途の川」でないことを祈りつつ、楽しみにしておこう。

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