野外作品展「この世界にふれる時」

奈良の生駒の里山で野外作品展を開催いたします。

詳細▷ この世界にふれる時

生駒市は、大阪と京都と奈良の境目にある。名前はなんとなく知っていたけど、、どこにあるのかあやふやでした。初めて行ったのは、今年の3月。京阪の私市駅から出発して、歩いて行きました。一時間くらい。迷いながら辿り着いた里山は、ものすごく、のどかな場所でした。

里山は広大です。道路脇の細い道をずっと登っていくと、田畑がいくつも広がり山に囲まれます。この場所は、同志社大学の岸さんとゼミ生が手入れをされて農作物を育てています。その名も里山キャンパス。グーグルマップで検索したらちゃんと出てきます。里山は地域の方も利用しています。農作物は、年によって色々ですが、お米や、 オクラ、ナスビ、トウガラシ、枝豆、オリーブ、なめこ。。。。色々採れるみたいです。

そんな里山ですが、農作物以外にも芸術方面への活用として、過去二回、演劇と、演奏会が行われています。そして今回、野外作品展が開催される運びとなりました。ubefulの作家たちが作品を制作し飾ります。作品展の舞台は、田畑からさらに丘へと進んで、林の中に分け入ったところの、ぽっかり空いた空間で行われることになりそうです。それから、ワークショップも開催いたします。里山の土と木で絵を描きます。あとは、焚き火も行う予定です。1日だけのレアイベントです。ざっくりとしたタイムスケジュールで、終日ご覧いただけます。同日には、同志社大学の岸さんのゼミによる収穫祭も催されます。炊き出しや、演奏会?もあるようです。まさに、お祭りですね。芸術の秋です。

さて野外作品展に向けて、僕は油絵を描いています。里山に通ってモチーフを探してその場で描く、完成、ということをしています。と、いってもまだ2日しか行けてませんが。

戸外制作です。今までしてこなかったこと。初めてやる方法は絵に新鮮さをくれます。僕は油絵に取り組んでみたかった。そのきっかけとして、里山を使っている、というわけです。新鮮な、新しい、初めての気分で、油絵を描いてみたかった。

小さいキャンバスばかり用意して、木箱セットと、イーゼル、それだけ持って里山を探検する。里山にはモチーフが山ほどあります。これは拠点からの風景。この日は台風で雨が降り続けていました。

長靴と、蔓とススキの絵。目につくもの、描いてみたいと思ったらすぐ絵の具を付けていきます。カスカス、描いていきます。

↓昨日の制作。
刈り取られて干されたイネを描きました。夕暮れが近づいて山の全てが金色に光っています。これは時間切れ、日暮れまでにギリ間に合わなかった感があります。絵が大きすぎたかな?が、まぁいいや。

↓黄昏時のトウガラシ畑。小さい絵。月が光り始めていた。

里山には描くものが多すぎます。作業をしていると地域のオオタさんに枝豆を頂きました。梅の木の場所と栗の木の場所を教えて頂きました。次は、そこを描いてみなければいけません。イノシシの寝床も発見しました。そこも描かなければならない。それから、林の奥の、なめこや、ブラックベリーのような不思議な実も、川の流れも、、オリーブやクヌギの木も。描くものが多すぎる。いけるかな?日没が早い。できるだけ、朝早くに行けるかが明暗を分けそうである。

気をつけていること。油絵の具にオイルを混ぜずに描いている。油絵の具そのまま、色の土をキャンバスに擦り付けること。目の前のモチーフを描き表すこと。キャンバスを見ずに風景を見ること。今のところはそんな感じです。油絵は、初心者です。自己表現などしない。ただ描くだけです。

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