見出し画像

脊椎圧迫骨折の腰痛解釈〜椎間関節・皮神経・偽関節による腰痛〜

こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。


前回記事の「脊椎圧迫骨折による腰痛」では圧迫骨折について、疾患の概要や画像をチェックする上でのポイント、疼痛解釈について一部まとめさせて頂きました。


今回の記事は複雑な腰痛を理解するために、様々な視点で疼痛解釈ができる様に複数の要因について深掘りしていきたいと思います。

以下のような方には特にオススメな記事となっております!

✔︎ 圧迫骨折の疼痛解釈の幅を広げたい方
✔︎ 片側性に生じる疼痛解釈を理解したい方
✔︎偽関節やそれによる疼痛解釈を理解したい方

では今回の内容に移っていきましょう!!



▶︎腰背部痛の解釈

前回の記事では圧迫骨折において、椎体の骨膜を支配する「脊椎洞神経」由来の疼痛に関してまとめさせて頂きました。

そして今回は、それ以外の要因から生じる疼痛解釈についてまとめていきたいと思います。

椎間板性腰痛でも重要となる脊椎洞神経ですが、この神経由来では腰部全体に疼痛を感じることが特徴的ですが、実際には片側性に疼痛を訴えられることもよく経験します。

今回の記事ではその片側性の腰痛であったり、圧迫骨折受傷後になかなか改善しない腰痛原因の1つでもある「偽関節」由来の疼痛についてもまとめていきます!


▶︎脊椎圧迫骨折に関する様々な疼痛誘発因子

ここでは骨粗鬆症を含む圧迫骨折に関連する疼痛についてです。
以下の5つに分けて考えていきましょう!

❶骨粗鬆症自体による疼痛
❷脊椎変形による疼痛(筋・筋膜性、椎間関節由来)
❸外傷による疼痛
❹後枝外側枝由来の疼痛
❺偽関節による疼痛

ここから先は

4,547字 / 6画像
最低月3回以上のコンテンツを見ることができてかなりお得です!本noteマガジンはCLINICIANSグループの20人以上の臨床家の中でも腰が大得意なセラピストのみが特別に集結してコンテンツを配信するものです!独立開業者やスポーツトレーナー、整形外科病院のベテランなどの心強い凄腕のみが揃っています。ウィメンズヘルスの最前線にいるセラピストのライターの過去記事もあります。腰痛治療の素人からマニアになりたいならここで間違いなし。 ※本マガジンは2023年6月をもって終了致します。

本noteマガジンはベテランの腰痛治療のスペシャリスト(理学療法士)3名が腰痛に特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術と…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?