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「雇ったバイトがやめない方法」自分が必要とされていないと感じると、人は頑張れない

以前、僕は、
某有名ハンバーチェーンの
元上層部の方の講演を
聞いた事があります。
同社では、
バイトの定着率の低さが
大問題になっているそうです。
せっかく求人、教育しても、
年間で、
相当数の方がやめてしまい、
考えられる方策をすべてとり、
給料を上げても定着率を
一向に高められません。
しかし、データを見ると、
一年間全く退職者がいない
店舗が、全国で、ただ一店だけ
あったそうです。

それを見た彼は、
急いで店舗に出向き、
店長をつかまえて秘訣を
問いただしたそうです。
しかし、店長は
「他店と違う事は、
まったくやっていない」
「秘訣なんてない」と、
言い張ります。
その店長は、
普段、成績優秀でもなく、
特別リーダーシップが
あるとも思えません。
「そんなはずはない、
何かあるはずだ!」と
彼は店長に食い下がります。
店長は困り果てて、最後に、
「これは、関係があるのか
分かりませんが、
バイト時間が終わり、
お疲れ様――と言って帰る時、
やめると困るので、必ず、僕から、
やめないでね、と
声をかけています」と、
ポツリと語りました。
それを聞いた途端、彼は、
「それだー!」と叫んだそうです。

人は「自分がこの世の中の
システムで必要とされていない」
と感じると、
モチベーションが爆下がりします。
この店で自分が必要な
存在だと感じると、
仕事にも、俄然、
やる気が出てくるものです。

今、生きている人、
全員に言える事ですが、
あなたは、今、
世の中に必要な存在だからこそ
生きているのです。

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