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悲劇

1泊2日のマハーバリプラムを経て、18時頃アパートに帰宅。
昨晩は、サドゥーと枕を並べてビーチで寝たわけだが、やはり熟睡はできなかった。

そこで、部屋の冷房をガンガンに効かせて、ふかふかのベッドでたくさん寝るぞ〜、と意気込んでいたのだが…。



まず、洗面所で手を洗う。
そしてリビングに行って、リュックサックを下ろした所で異変に気づく。

「何だ、このポタポタという音は…?」

ゆっくりとリビングの奥に進むと、何と水浸しなのである。

天井を見上げてビックリ。


えぇ…。
部屋の中で雨降ってるじゃん…。

すぐにセキュリティのお兄さんに知らせて、2人で上の部屋を確認する。
ちなみに、上の部屋は今は誰も住んでいない。

ドアを開けてすぐに思ったのだが、湿気がすごい。
部屋を開けると、すべてのフロアが浸水している。
中を歩くと、チャプチャプと言う。小川を歩いているようだ。

原因はすぐに分かった。


シンクの下の水道が、水漏れしていたのだ。

もう一度ぼくの部屋に戻って、被害状況を確認する。
直接被害を受けたものは、室内干しをしていた洗濯物とベットの片隅。

上階に住人がいなくて、なおかつぼくが昨晩から不在だったので、発見が遅くなってしまった。
もし早く気付いていたら、被害は最小限で済んで、部屋を移動する必要もなかったかもしれない。
タイミングが悪いなあ。

パソコンやスーツなど、濡れたらヤバいものは奇跡的に難を逃れていた。
不幸中の幸い、と言ったところか。

というわけで、部屋が完全復旧するまで、3日ほど同じアパートの別の部屋で暮らすことになった。
実は、同じオーナーが経営している別のアパートに移るという選択肢もあった。
そちらは高級アパートなのだが、徒歩圏内とはいえ移動が面倒くさいのでやめておいた。
2週間くらいだったら、そっちで借り暮らししていたと思う。

さて、お詫びということらしいのだが、オーナーが今日の夕飯を何でもデリバリーしてくれるということになった。
この際、寿司とか言ってみようかと思ったが、空腹ですぐに食べたかったので、適当なインド料理を頼んでおいた。

プーリという名の、今まで食べたことがなかったインド料理。

食べながら、マックにしておけば良かったなと思った。
手が汚れにくし、コーラを飲みたい気分だったし。

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