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就活のタブー~努力も妥協もしなかった男の末路~

どうも初めまして。

僕は某私立大学法学部のkilenというものです。

唐突ですが、僕は現在就活中で、正直途方に暮れております。大学のキャリアセンターに駆け込み、就活エージェントも利用し、インターネットで募集を探す毎日です。僕がすでに2年のブランクを抱えているというのもあり、新卒という立場にも関わらず将来への不安と焦りを感じています。

コロナ禍という現状もあると思います。運が悪かった場面も多くあったと思います。例えば、半年かけて最終選考までしてもらった企業に落とされたり、働きましょうというお話をされてたのに音信不通になり3か月後にお祈りLINEが来たり。一年のインターンアルバイトした企業からいまはお金がないから無理と言われたり。とはいえ、その中で反省するべき点が多くありこのような状況となっています。どこで働きたいかわからない→この業界の好きな職種じゃないとやだ!→せめて好きな業界がいい!→せめて向いてない営業より向いてる事務職がいい…→とりあえず働かなきゃ… 僕の就職活動の経緯はこんな形です。

こうなった結論は、”働きたくないし、何もしてないけど、好きな業界で働きたい”という傲慢なスタンスだったからだと思います。働きたくないけど働かなきゃなあ…という方はほとんどの人がそうだと思います。しかしそうだとしても、せめて働きたいとこで働きたいから努力しようとか、とりあえずキャリアのためにどこでもいいから妥協して働こうという方のいずれなのかなのかなと思います。でも僕は、努力も妥協もしなかったんです。そりゃうまくいくわけがない。だから、こんなスタンスの学生が、同じ状況にならないためにここで実体験を交えながら警鐘を鳴らしたいと思います。

①何かを見つけよう。そして突き進もう。
②見つけた先に目標があるなら努力しよう。できないなら妥協しよう。
③やりたいことに頑固になるな。かといってころころ変えるな。

ではまず①から説明いきます!

①大学では、何かを見つけよう。自分から突き進もう。

したいことを見つける。何かを自発的にする。これってとっても大事なことです。もちろん、何かをするって言っても呼吸してるよとかはだめです。要は、時間を無駄にしちゃだめってことなんです。大学は自由な場です。専門学校と違って、明確な目標がないことが多いと思います。授業さえ受けてれば、無駄にしたって誰も怒らないのです。しかし、だからこそ、自由な環境を活かして何かを見つけなければなりません。バイト、料理、ゲーム、楽器、筋トレなんでもいいです。そして、自発的に何かをしてみるんです。努力じゃなくても、継続だったり、突き進んだりするんです。その中で知識や仲間、人脈も獲得できるでしょう。この時間って今しかないんです。そして後々になって、胸を張って俺はこれが好きなんです。私はこれをこんなに努力したんですって言えるんです。自分を構成する何かが生まれたならそれでいいんです。絶対に何かにつながっていきます。

一方、僕は何もしてませんでした。バイトもせずにただ淡々とゲームして動画を見てました。さっきにあった通り、ゲームも立派な活動です。eスポーツサークルもありますし、リアルでなくてもネットでたくさんの仲間に出会えます。実況動画を上げてみたり、ゲームのランカーになったり、小さな大会を企画したりできるでしょう。でも僕は自発的に何もしなかったんです。ゲームという娯楽をただただ受動的に消費していただけだったんです。これで4年間過ごしてたら、なにも誇れるものなんてありませんでした。だから、したいことを見つける。何かを自発的にする。これが大事というわけです。

②やりたいことができたなら努力しよう。できないなら考えよう。努力できないなら妥協しよう。

①をする中で、こんな仕事に就きたいな、とかこの道に行きたいなって思う瞬間があると思います。お金に関わってみたいから金融に行きたい!大きい建物を作りたいから建築に行きたい!理由は様々ですが、業界や職種というのはモチベーションにつながる大きな志望理由です。この理由を見つけられているあなたは、インターンやアルバイトでその業界にチャレンジしましょう。今や経験できるチャンスはいくらでも転がっています。チャンスがなくても、企画や立ち上げをすることで無理やり行動することができます。では、反対にやりたい仕事や、やりたいことがわからない、無い場合。就活解禁の時期になってから決めるのはおすすめしません。まだ間に合う人は、どこで働きたいのかなにをしたいのかぼんやりでもいいので決めましょう。重い腰を上げてインターンを探してみましょう。

一方間に合わない人。正直、大学に行ってればどこか就職できると思います。とりあえず、やりたくないことでも働ければいいやって方は問題ありません。転職が当たり前の時代ですから、まずは働いてみて、そこからしっかりとキャリアを考えていけばいいと思います。

しかしながら、努力もせず間に合わなかったのに就活の時期になって僕のように変にこだわりがあったり、やりたいことをと考えていると大変なことになるかもしれません。もうその時点で、働きたいと思えるところに行ける可能性は低いです。「なんもしてないけどここだったら働いてもいいな。」「面白そうだな。」そんな感覚で選んでいるあなた。ここなら働いてもいいやなんて気持ちの人は企業さん側からお断りです。そういう企業にはたくさん人が来ますから。一部大学を除けば、今や大学なんて関係なしで熱意とそれに付いてくる経験が重視される時代です。目標だけあって、自己PRもガクチカもまともにまとめられないまま来てしまったのなら今は妥協しましょう。就職の時期になってから追いかけても、もう遅いんです。ここから大事なのは追いかけることではなく、経験です。

③やりたいことに頑固になるな。かといってころころ変えるな。

①、②を踏まえて僕は大学生活にやりたいことを見つけて、沢山勉強して、インターンを通じてその業界の経験をたくさんしたぞ!という方でも残念ながら、希望の企業に受かるとは限りません。沢山ある業種ならともかく、努力したのに落ちるということは、そこまで発展していない業種や、数の少ない仕事であることが多いでしょう、あきらめることも必要です。経験したのになという想いはあると思いますが、そこに固執してはなりません。先ほども書きましたが、転職というキャリアプランが普通なのです。固執して見つからずに時期が終わったり、やりたい業界にいけたとしても辛い環境であったりするでしょう。だからこそ、柔軟に考えていかなければなりません。ただし、夢を追いかけることや目標にこだわること自体は良いことだと思います。ビジョンをしっかりと確立し、行動できる方であれば頑固になることもいいと思います。

とはいえ、柔軟すぎるのも考え物です。せっかくやりたいことが見つかって努力したのに、あれもやってみたいこれもやってみたいとなって自分を見失うことがあります。見失った結果、熱意や経験をうまく活かすことができずに落ちまくってしまい、時間を無駄に浪費して、結局どこも決まらずという事態になる可能性があります。自分の軸はしっかりと保つぞと決心したうえでほかの可能性も少しだけ探ってみるというのが良いと思います。

僕の2年間に渡る就活は固執⇔ブレブレの両極端をさまようこととなりました。

第一期:何がしたいか分からない(けど謎のこだわりはある)→第二期:これを絶対したい!→第三期:あれもいいなこれもいいな

これは考えうる最悪のケースだと思っています。絶対にこうならないようにしてください。絶対したいこととはeスポーツ関連です。大学時代なんにもしてこなかったのにも関わらず、自爆しまくりました。半年かけて、一社最終面接まで行って、やった働けそうだ!熱意をもって時間かけてよかったと思ったら普通に落とされた話は次の機会に…。


以上が三つのポイントです。長々と話しましたが、一言でまとめれば

時間を無駄にするな

ということです。大学生活は本当に自由すぎて無駄なことをしがちです。しかし、自分を見失うことなく、一番成長できる貴重な時期だという事を忘れずに行動してみてください。この4年間はあなたによってゴミにも金塊にもなります。

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