取りに行くイメージではなく受け取るイメージで目を使う【感覚の使い方】

目や耳は情報を受け取って知覚する

人の目は、物体の反射した光を受け取って、その光の情報が視神経を通過して脳に送られることで物体の形や色を知覚しています。

(太陽やライトなどの光源から光が飛んできて物体に当たり、それが反射して人の目に入ってきます。物の形や距離がわかるのは光の飛んでくる距離や角度の違い、色は物体の光の吸収と反射率の変化で知覚します。)

また、人の耳は音という空気の揺れ(波)を鼓膜が受け取り脳に伝達しています。

つまり、視覚・聴覚情報は勝手に流れてきて、それを目や耳で受け取っているにすぎません。

目を凝らして見る=情報を取りに行く感覚

普段ものをよく見ようとするとき、対象にピントを合わせるために目を逸らして、つまり目を細めて目の周りの筋肉に力を入れるようになると思います。これは、目の前のものに目線を向けて、情報を取りに行く感覚です。

しかし、先ほど話したように情報は既に飛んできていることを考えると、取りに行くのではなく受け取るイメージでいる方がいいのではないか?と考えられます。

情報を受け取るイメージで見る

飛んできた情報の中から必要な情報のみを受け取れるように、情報を取捨選択する感じで感覚を使うといいでしょう。

受け取るイメージで視覚を使うと、目の周りの筋肉に無理な力が入らずにまぶた周辺にだけうっすら力が入ります。取りに行くイメージに比べて見え方はコントラストが弱めで、広い範囲を捉えることができます。

(あくまで主観的な評価ですので、個人差はあると思います。)

警戒や武術など、忍者的に目を使える

この目の使い方だと、対象にピントが合っていて細部が見やすいが、周辺のものもぼんやり捉えられていて、忍術的には警戒や武術的に使えそうな目の使い方だと思います。

音を聞く時も同様に、受け取るイメージで聴覚を使うと音を細かく拾えるような感覚になります。また、音がどこからするのか方向も掴みやすくなります。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home