綺麗で安定したフローを行う。全ては重心の意識!【パルクール】

パルクールでフロー(技を繋げて流れを作ること)を組み時に、技と技の繋ぎで体制が不安定になって、滑らかに技を繋げることが難しくなることがあります。

安定した体制で技を続け、フローを行うコツについて書いていきます。

体を安定させる重心の位置

安定して技を行う、また走ったりするためには重心の位置がポイントになります。この重心が安定した状態だと綺麗に技が行えますし、また滑らかに次の技に繋げられます。

では、はじめに重心の位置を探してみましょう。両手をだらっと下げた状態で、足を肩幅に広げて立ちます。そして、軽く膝を曲げて体重を下に落としてみましょう。この時、体重がどこで支えられているのか?を感じてみましょう。

多くの場合、ヘソの下あたり(丹田)、腰のちょい上に上体の重みが乗った感覚になると思います。ここが重心の位置になります。

重心を安定させて綺麗な技を出す

この重心が下がっていて、上体がバランスよく(前後左右に偏らず)乗っかていると、体が安定しているということになります。

どんな技を行うときも、走るときであれ、フリップをするときであれ、武術で突きや蹴りを行うときであれ、重心は安定していないと綺麗な技は出せません。

技を行うというのは、体が静止した状態(安定状態)から体が動き出す状態(不安定状態)に変わるということです。

不安定な体制から不安定状態になる動きを行うのは難しいし危険です。何より形が綺麗に見えません。

安全に綺麗な技を行うためには、技の前に体を安定させるのが重要です。

重心のイメージでフローを考える

綺麗な技を出すための重心の重要性について理解したところで、次にフローを行う上での重心のポイントについて説明します。

フローにおいて、重心は今この瞬間どうなっているか?だけを考えてはいけません。

フローの流れで、前後左右斜め上下に体が動く中で、常に自分の重心がどこにあるのかを考える必要があります。

自分の重心が、どんな軌跡で流れているのかを考えて動くと安定して綺麗な技が繋げられます。

重心は点ではなく線としてある考えて、自分の動きをイメージしましょう。

フローの重心コントロールの練習

最初は単一的な前後の直線的な移動や、左右の直線的な移動動作で重心を意識しましょう。

①試しに動いて自分の重心位置がどうなっているのかをチェックする。のと、②動く前に重心位置の流れをイメージしてから動く。のを行なって重心コントロールを掴んでください。

慣れてきたら直線的な移動に、跳んだりしゃがんだりの上下動を加えてみます。さらに慣れたら蛇行や回転、方向転換などいろいろな動きを加えてみましょう。

安定から不安定へ。そしてまた安定して…

<フローでの重心の動き>
スタートは重心が安定した状態。

そこから技を行なって不安定になる。

技が終わり着地して、重心を安定させる。

また次の技に入り不安定になる。

着地して再び安定する。

フローにおける重心の変化は上の通りです。このように、重心を安定させてから動かす。安定状態と不安定状態を繰り返すことで綺麗に技を繋げることができます。

言葉で書くと「安定と不安定の繰り返し」で簡単なことにみえますが、やってみると難しいです。

繋げる技のレベルが高く慣ればなるほど、技と技の間が短ければ短いほど難しくなっていきます。

最初はゆっくり始めて、だんだんとスピードをあげて練習してみてください。

技の繋ぎが苦手な方、滑らかにフローを組みたい方など、よければ参考にしてみてください。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home