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陰陽というデザインの考え方について(陰陽のデザイン①)

私が普段デザインをするときの考え方として「陰陽」があります。これは、「日常を鮮やかに」という理念でデザインを行う時に気づいた、一つの考え方です。

陰陽の「陽」とは、人に変化を与えてくれるデザイン。「陰」とは、人に落ち着きを与えてくれるデザインです。陰陽のデザインについて考えることで、制作しているデザインの用途や目的を深く知ることができるようになります。

人を楽しませる陽のデザイン

陽のデザインは、日常にある美しさに気づいたり、新しい発見を得る。人に楽しい時を与えてくれるもののことです。

例えば、秋の収穫を祝う神社のお祭や、春に舞う桜など、楽しい気持ちになれるときが陽です。

具体的なデザインに当てはめると、風のように早く走ることができるカッコいいバイクや、人を楽しませてくれるアミューズメントパークなどのデザインです。

人を落ち着かせてくれる陰のデザイン

陰のデザインは、静かで落ち着いた時間を与えてくれる。自分と向き合ったり、物事にふけったりすることができるときのことです。

例えば、お寺の枯山水や、わびさび漂う茶室など、静かな時を過ごせるのが陰です。

具体的なデザインでは、自己主張のないシンプルな家電製品や、伝統的な木造の日本家屋のデザインです。

陰陽で見えてくるデザインの本質

陰陽のデザインという考え方で物事を見ると、どんな時、どんな場所で、何のために、なぜそれが必要なのか?が見えてきます。また、デザインやアイデアを生み出す時も、ユーザーが何をしたいのか?何を求めているのか?どんな気持ちになりたいか?と本質から考えることができます。

陰陽というデザインのものさしを使うことで、人の暮らしを楽しく、豊かにしていきたいと思います。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home