良い仕事ほど気づかれない…忍者は人に気づかれないようにして働く【義盛百首 忍歌52】
「日月に 向かいし時は 影も無し 後ろ光(びかり)は 影ぞあらわる」
忍歌 義盛百首 第五二首
【現代語訳】太陽や月に向かっている時は影は無いが、光を後ろから受けると影が表れてしまう。
【解説】敵の城や陣地、屋敷に忍び込む時は日・月・照明に向かって進む。光源に向かっているときは影が自分の後ろに現れるので敵に察知されない。逆に光源を背にすると影が自分の前(進行方向)に現れてしまい、敵に自分の存在を察知される危険性がある。影は自分の存在を間接的に示すもの、現実の忍びは煙に