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大学4年生の僕は、なぜ就職するのか?

皆さんこんばんは!

今回は、現在大学4年で体育会サッカー部に所属する僕が、なぜ就職するのか?というテーマについて書きたいと思う。


ありがたいことに、自分は比較的早くに就職活動を始め、就職活動自体とても楽しむことができ、2月に無事第一志望の就職先に内定を頂いて就職活動を終えた。

しかし、今社会は新型コロナウイルスの影響で大きく打撃を受けている。
そして今後自分たちは相当な荒波の中社会に出て行くことになりそうなので、改めて、

「自分はなぜ就職するのか?」という問いと向き合いたいと思う。


その前に少しだけ自分の過去を振り返る。


1. 人生の9割がサッカー


僕は小学1年生の頃にサッカーを始め、これまで15年間サッカー漬けの毎日を過ごしてきた。

小学校2年生の頃から「プロサッカー選手という夢」を持つようになり、

その夢やこれまでのサッカーを通して経験してきたことが、今の自分の人生のほとんどを創り、支えてきたと思う。


小学校時代はキラキラとした、イメージ通りの”わんぱくサッカー少年”時代を過ごし、


中学校時代は苦しいことを仲間と一緒に乗り越え、”チームで何かを成し遂げることの大切さや幸せ”を学んだ。


高校では地元を離れ、大阪のいわゆる強豪校と言われる高校に入学し、3年間の寮生活を経験した。

高校では人生で一番大きな決断をしたり、人生で一番大きな挫折も経験したが、人生で一番嬉しかった瞬間も描くことができた、今後の人生において大切にしたいものがたくさん詰まっている3年間になった。

しかし高校でも、ずっと目指していた「プロサッカー選手」や「日本一」という目標は達成できなかったため、それらは大学サッカーで果たすことを決意し、関西大学の体育会サッカー部に入部した。


大学入学後は、「すぐにAチームに上がって、いち早く試合に出て、関西のリーグで活躍してやるんだ!」と意気込んでいたが、そんな理想とは裏腹に、思いっきり大学サッカーという”壁”にぶち当たる現実が待っていた。

そして、

大学2回生の夏、これまでずっと追いかけ、十数年目指してきた

「プロサッカー選手」という”夢が見えなくなった”。


それまでの自分のサッカー人生を見てもほとんど挫折ばかりで、夢を諦めるようなタイミングは数多くあったが、「大丈夫、まだいける。」と自分に言い聞かせてずっとがむしゃらにやり続けてきた。

しかし大学2回生の夏、サッカー部の序列が5チームある中、自分は1番下のチームに落ち、個人として”2度目の”1番下のチーム行きを突きつけられた時、

それまで自分の目指していたものが全く見えなくなった。

この時は諦めたよりも、”見えなくなった”という表現の方が正しいと思う。

しかし自分でも理想と現実の大きすぎるギャップを感じると同時に、下された評価からも、「お前は一番下のチームの実力なんだ」と言われた感じがして、次第に頭でも理解できた。

                

2. (自分)ー(サッカー)=???


「自分からサッカーがなくなったら何が残るんやろう?」

これは2回生の冬、頭の中に浮かんだ疑問であり、大きな不安だった。

その頃ちょうど1つ上の代の就職活動が始まり、忙しそうに就活に追われる先輩たちを見ていたこともあり、初めてちゃんと自分の将来についてや、”働く”ということについて考えた。

そして、

「自分は今までずっとサッカーしかしてきてないのに、自分からサッカー取ったら何が残るんやろう?」という疑問に対して、漠然とした不安や危機感を感じるようになった。

多分その時自分の頭の中で、

(自分)ー(サッカー)=ほぼ0 だと思ったからだと思う。


そこから自分の将来について真剣に考え、向き合う日々が始まり、3回生になると同時に、いわゆる就職活動を始めた。


3. 人生ずっと「夢中」になっていたい


そしてちょうどその頃少しづつ就活生になりつつあった頃、企業の方に「岡田君はなんで働こうと思ってるの?」と聞かれたことがあった。


全く答えられなかった。


自分でも驚くほどわからなかった。なんとなく今の自分に危機感を感じて就職活動を始め、働くことが当たり前だと思ったいた。だから、「働く理由」など考えたこともなかった。

しかしそのきっかけから、一つ自分に課せる問いができた。


『人生100年時代と言われる現代。そしてもし100歳まで生きるとすると、これから80年近く続く人生。かつ、その時間の多くを占める(約60年)「働く」と言う時間を、自分ならどのように使いたいか?』


この問いに対して自分の出した「答え」は、ものすごくシンプルだった。

これまで自分の夢や目標を追いかけて、誇れるチームや自分の大好きな仲間と一緒にサッカーに打ち込んできたように、


どんな時もずっと『夢中』になっていたい。


4. 「働く」に見出した意義


そして自分が過去『夢中』になっていたなぁと思う時を振り返ると、

自らの『夢中』が、大きく”3つの要素”で構成されていることに気が付いた。

「夢・目標」自分が心から達成したいと思える夢や目標があった。
「成長」 その夢や目標を本気で目指す中で、必ず自身の成長があった。
「仲間」 夢や目標を一緒に目指す、同じ志を持った大好きな仲間がいた。

この3つさえあれば、自分はいつどこでも『夢中』になれる。

なぜかそんな確信があった。


そしてこの自分の『夢中』を構成する3つの要素は、サッカーだけでなく、「働く(仕事)と言う世界」においても実現可能だということに気がついた。

<働くことにおいて>
夢・目標 → 組織のビジョンや理念。自分の夢や目標。
成長 → それらを本気で目指す中で生まれる自身の成長。
仲間 → 夢や目標を一緒に目指す、同じ志を持った仲間

そして「働く(仕事)」と言う世界ではこれらに加えて、今まで自分がサッカーをしてきた中ではなかったものがあることにも気づいた。

・親の責任を離れ、「自分で生きていく」という人生がかかっている重み
・自分一人ではなく、家族など人生をかけて「背負うもの」ができること
・サッカーよりも更に複雑性の高い世界(簡単に言えば難しさ・奥深さ)

これらの要素があることに気づいたとき、


もしかしたら、この「働く」という世界には、今までやってきたサッカーよりも自分が夢中になれる世界が広がってるかもしれない。


そんな仮説、可能性が自分の中で生まれた。


これが本当かか嘘かなんてわからないし、もしかしたらそうじゃないかもしれない。

ただ、わからないからこそ自分は人生をかけてその検証を行い、見出した可能性を現実のものにし、人生においてどんな時も『夢中』であり続けるために、自分は就職し、働く。


自分の働く理由はこれだけではないし、未来がどうなるかなんて今はわからない。

ただ、『夢中』になる。


この姿だけはこれからの人生においてもずっと大切にしていきたい。

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