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現場は日々新た

今までの経験や知識に
頼るだけでは明日はない
新しい知識や技術は
常に現場で生まれている


最近よく目にする「VUCA」という言葉をご存じでしょうか。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった、将来の予測が困難な状況を示す造語です。


もともとは1990年代に軍事用語として生まれ、今世紀に入るとビジネスにおいてもしばしば使われるようになりました。IT技術の急速な進歩や新型コロナウイルスの感染拡大によって、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。


この造語と併せて論じられるのが「OODA」。Observe(観察)、Orient(状況判断)、Decide(意思決定)、Act(行動)の頭文字をとった意思決定と行動に関する理論で、循環させることから「OODAループ」と言われます。これもまた発祥は軍事用語です。


似たものに、慣れ親しんできた「PDCA」があります。Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の仮説・検証型プロセスを循環させ、マネジメントの品質を高めようという概念。どこが異なるのでしょうか。


前者は、対象をよく「観察」することを重視します。 意思決定者自身が観察を行うことで自分以外の外部状況に関する生のデータを集めます。対して後者は、まず目標を設定し、仮説を基に「計画」を立てます。


予測困難な今日、「計画」はややもすると独善的になり、立てた途端に陳腐化が始まります。机上の空論、過去の成功体験を捨て去りましょう。経営者は誰よりも生のデータ、つまり現場・現物・現実に触れなければなりません。


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