見出し画像

「大学サッカーとの出会いとその後」(建築・3回・岡田創)

これを読んでいる人の中には、サッカー部に興味がある人、興味はなく、たまたま読んでくれた人、様々いると思う。
その中でもし新入生で読んでくれている人がいるとしたら、活動停止中のサッカー部について知る手段の一つになるかもしれないと思い、僕が大学サッカーを知った経緯と入部してからの話をしようと思う。課題の合間にでも読んでくれたら嬉しい。
注意点としては、僕は話を簡潔にまとめるのが下手なので非常に長くなっている。非常に長いので、飽きたらぜひ途中で読むのをやめてほしい。

ーーー

僕が初めて大学サッカーというものを意識するようになったのは高校生の頃だ。京大対東大の定期戦「双青戦」が行われるとたまたま知った僕は、興味本位で高校の練習が終わってからそのまま京大に観に行った。するとそこは想像以上の熱気に包まれていた。ギャラリーは近所の子供たちから年配の方まで色んな世代の人がいた。双方の選手による応援合戦。京大はアメフト部の選手も応援に駆けつけていて凄い迫力だった。その応援を受けて戦う選手たち。その場にいる者はみなこの一戦に懸けていた。闘志と闘志がぶつかり合った試合は東大が勝利した。ボランチの選手が終始ゲームをコントロールしていた。ずば抜けていた。メンバー表を見るとJユース出身の選手だった。

画像3

東大や京大にJユースや強豪校出身の選手がいることも高校生の僕にとって充分衝撃的だったが、それ以上に衝撃的だったのは、大学サッカーという舞台でこれほどまで熱い戦いが繰り広げられているということだった。
それまでは、大学サッカーはプロを目指すようなスポーツ推薦で行くような人だけのものだと思っていた。しかし国公立大学、私立大学関係なく全てのチームが勝利に向かって戦う。その清々しいまでのサッカーに懸ける思いに心を動かされた。そして強豪の私立大に国立大が勝ったりもするのだ。

僕をゾクゾクさせてくれた大学サッカーという世界。僕は工繊に入学してからすぐにサッカー部に入部した。京都工芸繊維大学はもともとの学生数が少ないこともあり、サッカー部員の人数もそれほど多くはなかった。いや、正直に言って少ない。小中高とサッカーをしてきた中で一番少ない。紅白戦を自分のチームだけで満足に回せないチームは初めてだった。少人数のチームのメリット、デメリットは色々あるが長くなるのでここでは触れない。そういうこともあって4月15日、関西学生サッカーリーグの第2節から出場させてもらった。大学デビュー戦は1-1の引き分けだった。僕は思うようなプレーが出来ず悔しかった。すぐにでも練習しなければならないと感じた。僕の大学第二戦は4月29日、第4節のことだった。カウンターから先制されてしまったが、前半のうちに追いつき、さらに後半に逆転に成功した。後半30〜40分くらいに足が攣ってしまい途中交代したが、チームの懸命なプレーのおかげで見事、逆転勝利を収めた。あの日の喜びは今でも鮮明に覚えている。大学でもサッカーをする道を選んで本当に良かったと思った。

画像1

ここまで僕が大学サッカーを知った経緯とサッカー部に入ってすぐの頃の個人的な話をつらつらと書いてきた。大学生という視点も少し交えてみようと思う。

大学生というのは基本的に何をしようと自由だ。勉強に一層励む人もいる(大学スポーツは勉学を主軸においた「学生」が行う。言うなれば勉強を頑張るのは前提で、その中でスポーツ「も」頑張る。これは大学スポーツのかなり本質の部分だが、これも長くなるのでここでは触れない)し、バイトやサークルに明け暮れる人や旅行や留学に行くもいる。僕は建築学生だが、それに関して言うと、CADやイラレなど使える武器を増やしたり、自分でコンペに出したりしてどんどんレベルアップしていく人もいる。今までとは違うことに挑戦する人もいるし、それこそ今までサッカーに打ち込んできた人で、サッカー以外の道を選ぶ人もいるだろう。それは個人の自由だ。それぞれが選んだことを自分の納得がいくまでする時間が大学生にはある。

工繊サッカー部もモチベーションは部員それぞれに異なると思うし、これも個人の自由だと思う。僕は入学前から入部することを決めていたが、迷って最終的にサッカーをしたいと思って入部した人も多いと思う。色んなバックグラウンドを持った人がいるけれども、みんなサッカーが好きで、勝利を求めて一つになって戦う。それは工繊サッカー部の良いところだと思う。

ーーー

これまでの2年間を今振り返ってみても、大学でもサッカーをするという選択は間違っていなかったと僕自身は思う。というよりは、そう思えるようにしようとプレーしてきたし、これからもそうすることは変わらないだろう。

大好きなサッカーに、大学というステージでも打ち込めることに感謝しながら。

画像2

ーーー

これ以上長くなってもいけないのでこれくらいで終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。この後も部員がそれぞれ思っていることを時に熱く、時にゆるく書いてくれると思います。もしよければ時間がある時にでも読んでみてください。

3回 主務   岡田創

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?