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“仕事で夢を叶える”ことを諦めない。自分のコンフォートゾーンから飛び出し、保育士としてスタートアップへ転職

北海道の道南エリアにおける厚沢部支社の地域駐在社員・森のの子さん。
キッチハイクの「まちづくり支援保育士」として、認定こども園「はぜる」で保育士として働きながら、保育園留学のご家族サポートに関わるお仕事をされています。

小学生の時から海外ホームステイ、高校でアイスランド留学、震災の復興ボランティア、社会人での沖縄ふるさとワーキングホリデーなどの経験を経て、夢を叶えるためにキッチハイクで働くことを選んだ森さん。なぜ保育士としてキッチハイクを選んだのか、今はどんな仕事をしているのか、東京と厚沢部の暮らしの違いなどを伺いました。

*北海道檜山郡厚沢部町(あっさぶちょう)とは
・人口3,500人「世界一素敵な過疎のまち」をスローガンに掲げる小さな町
・2021年11月にスタートした、「保育園留学」はじまりの土地
・キッチハイク代表CEO山本雅也が町と園に惚れこみ、厚沢部町へ移住
参考:CEO山本による「保育園留学」立ち上げ背景note


子どもが幸せな社会を作りたい!悩んだ時に、出会ったキッチハイク

ーーまずは、お名前とニックネームを教えてください。

森のの子です。はぜるで働き始めてからは、「のの子先生」と呼んでもらうことが多いです!

ーーではののこ先生、「まちづくり支援保育士」とはどんなお仕事ですか?

キッチハイクの厚沢部駐在職員として保育園留学に関する業務をしながら、保育士としてはぜるでも勤務して、留学に来たご家族の満足度を最大化することがミッションです。

ーーキッチハイクにジョインしたきっかけを教えてください。

子どもが幸せな社会を作りたい!と思っていたから。

私のかねてからの夢は、子ども時代をより良いものにしたい!ということです。自分自身の子ども時代を振り返っても、その後の人生の基盤となるかけがえのないものでした。

就活では色々悩んで“夢”と“仕事”を分けて考えた末に、保育士をサポートする側の道を選びました。でも、現場で子どもと向き合う保育士さんの話を聞く中で「やっぱり私もやりたいんだ」と気づき、独学で保育士資格を取ることにしました。
こうして自分がやりたいことを考える中で、保育現場で子ども達と向き合うのと同じくらい、大好きな子どもを取り巻く環境をより良くするサービスにも関わりたいという思いがあって。どちらを選ぶべきか、悩んでいた時にキッチハイクと出会いました。

その時に募集していたお仕事が、保育士として園に勤務しながら、保育園留学を通して子どもと地域の未来をより良くしていく「まちづくり支援保育士」だったんです。どちらかではなく、どっちも!その両方を叶えられる選択に大満足して、キッチハイクへの入社を決めました。

「怖がるよりやってみよう」、小学生での海外ホームステイが転機に

モルディブにて、ホストシスターとブラザーと一緒に船に乗った時の写真

ーー小学生時代の海外ホームステイは、親の勧めですか?

それが、なんか自分で見つけてきて、親に「行きたい」と言って行かせてもらいました。

ーー小学生で?!(驚き)

はい、小学4年生なので、10歳とかですね。

私、元々は臆病でとても内向的で、幼稚園のお遊戯会でもセリフが言えなくて木の役をするような子どもでした(笑)。

でも、小学4年生の時に父を亡くして......。英語の先生だった父が、もっと色んな世界に行きたかったんだろうな、という想いが募り、自分が海外に行けば、父も見れるんじゃないかな?と思ったんです。
その時に、福岡市のこども大使として小中高生を15人くらい募集していて、父が海が好きだったのもあり、海が綺麗なモルディブへ1週間ホームステイしました。

ホームステイを通して、言葉がわからなくても分かり合うことで絆が生まれるという経験をして、知らない土地でも「自分がやろうと思えばできるんだ」という気持ちが芽生えました。

それがターニングポイントとなり、「怖がるよりはやってみよう」と、2年後に同じ募集でブータンに行きました。ここで自分が知らないようなマイナーな場所への興味が強くなり、高校ではアイスランドに留学しました。とにかく、自分のコンフォートゾーンを飛び出す挑戦を続けてきました。

ブータンの学校でできた友達との写真。ののこさんは左から2番目。

自分から新たな土地に足を運び、素敵な出会いに恵まれる中で、私には「ただいま」と帰れるふるさとがあらゆる場所にできました。顔と声が思い浮かぶ大切な存在が、国内外にたくさんいます。とにかく怖がりだった幼少期を思い返すと、今の自分がいるのは、たくさんの地域とそこで出会った多くの方が私を育ててくださったからだなと実感します。

だからこそ、これからは恩返しの意味も含めて、縁を紡いでいくサポートをしたいと思うようになりました。保育園留学のサポートをする今の仕事は、私のそんな気持ちにピッタリなんです。

子どもや家族、そして地域の幸せに繋がる「保育園留学」


ーー「保育園留学」は、以前からご存知でしたか?

はい。身内から教えてもらい、初めて知った時は「すばらしい仕組みだ!」と感激しました。また、ご家族を対象にしたサービスなので、家族みんなでワクワクドキドキを体験して、一緒に楽しむというのがいいなと思いました。

https://hoikuen-ryugaku.com/

私は、子どもの幸せには、「環境」と「周りの人が幸せかどうか」の2点が深く関わっていると思うんです。子どもは、保護者や保育士など、大人の表情や感情をよく見ています。なので、子ども達の情緒には、周囲の大人の姿が大きな影響を及ぼすと考えています。

学生時代のボランティアや社会人になってからの経験を通じて、子どもたちの幸せのためには、保育士、そして保護者、子どもたちを取り巻く環境、そのものが幸せでいることが大事だなと思うようになりました。

保育園留学をはじめ、子どもや家族、そして地域の幸せに繋がるサービスを次々と生み出しているキッチハイクで、これから一緒にワクワクする社会づくりができるのが楽しみです!

「保育園留学」の聖地から、現場目線の声を届けたい

ーー今は、はぜるとキッチハイクでどんな仕事をしているか教えてください。

基本的には、はぜるでの保育士業務とキッチハイクの保育園留学業務を半々でしています。

ーー他の保育士の先生方は、どんな方々ですか?

先生たちは、もうパワフル!エネルギーの塊みたいな感じで、私もすごく力をもらっています。
保育の仕事に誇りを持って楽しそうに働いているし、子どものことをすごく愛してる。それが子どもにも伝わっていて、子ども達みんなも先生が大好きなんです。

はぜるでは、子どもたち自身がやりたいことを考えて、どこまで挑戦するか決めています。先生と子どもの絶妙な距離感を、いつも勉強させてもらっています。

認定こども園はぜる「はぜる」の主任、西村先生と橋端先生

ーー最近あった、現場での感動エピソードを教えてください

はぜるの年長さんのお別れ会で、お花を渡しながらお別れの言葉をいう時間があるんです。
ある4歳の留学生の子が、一緒に遊んでくれたお姉さんお兄さんへ、泣きながらお別れの言葉を伝えていて。先生たちもほぼ全員泣いてたんですけど(笑)、子どもがこんなに豊かな感情を持つんだと、情緒が育つ瞬間を目の当たりにすると、すごいなと思いますね。

そして、毎日のように、こうした印象的な出来事が色々あります。せっかく保育園留学が生まれた場所(聖地)にいる利点を生かして、現場目線でどうすればもっとより良いサービスになるのか?何が保育園にとって、先生方にとって、地域にとって、留学家族にとってベストか?などを考え、柔軟に動いていきたいです。

大きな空と大地に囲まれた自慢の園庭に、保育理念「遊びながら学ぶ」を体現した遊具が揃う「はぜる」

都会の狭い空の下から抜け出し、美しい景色に感動する日々へ

ーー「まちづくり支援保育士」としての厚沢部町での暮らしは、いかがですか?

私は北海道にさえ来たことがなかったので、正直、来るまでは分からないことだらけで不安がありました。でも、直感を信じて決断したことで、想像を超える素敵な出会いと暮らしに巡り合うことができました。

引っ越した時は、真冬だったので「南国育ちの私は生きられるのか!?」と心配でしたが、先生方をはじめ優しくてあたたかい厚沢部の皆さんにサポートしてもらったおかげで、無事に乗り越えることができました。

ーー東京で働いていた時の暮らしと、どんな違いがありますか?

厚沢部町は、空気が美味しい!水と野菜が美味しい!空が広い!山々が綺麗!とにかく、すごく居心地がいいなと感じています。

東京で働いていた新卒時代、満員電車での通勤をはじめ、忙しない都会の空気と狭い空の下にいることがとにかく辛くて。仕事内容や人間関係には恵まれましたが、もっと自分らしくいられるところで働き、暮らしたいと思うようになりました。自分にとって、何をするのかと同じくらい、どこでどのように暮らすのかが大事なんだなと気づく大事な経験でした。

厚沢部での暮らしは私にとって満ち足りていて、無理なく過ごすことができています。職場と家がとても近く通勤に全然時間がかからないので、自分の時間をしっかりと確保できて、仕事終わりにも編み物や読書、料理など趣味にも没頭する時間があるのが嬉しいです。

あと、私は厚沢部の景色が本当に好きです。朝起きて窓を開けるときや、スクールバスに添乗員として乗って子どもたちの送り迎えをするときの景色に毎度感動しています。こんな美しい場所で暮らせて幸せです。

ののこさんが撮影した、厚沢部の風景

ーーキッチハイクで働く中で、どんな時に「人生を謳歌しているな」と感じますか?

キッチハイクに入社したことで、本当に素敵なこども園で働くことができて、厚沢部という場所に縁ができて、人生を謳歌しているなあと感じています。
まだ入社してから日は浅いですが、これまで出会ったキッチハイクの社員の皆さんが、それぞれ仕事にもプライベートにも全力で、人生を最大限楽しもうとされていることを感じて刺激を受けています。

厚沢部とキッチハイクを取り巻くみんなで餃子パーティー
極寒の雪の中でバーベキュー

ーー最後に、これからキッチハイクにジョインしたいと思ってる人や、「まちづくり支援保育士」に興味がある人に向けて、メッセージをお願いします!

厚沢部は、自然豊かで、人があたたかく、とても良い場所です。
都会のような利便性はありませんが、函館までのアクセスも良く、生きていく上で不自由ない!と感じています。何より、保育園留学を通じて、国内外からたくさんのご家族が訪れ、新しい風が吹く素敵な場所です。

きっと想像を超える素敵な出会いと暮らしが待っていると思うので、思い切って飛び込んできて欲しいです。私もお待ちしています!

森 のの子 /まちづくり支援保育士
同志社大学社会学部教育文化学科卒。全国に保育園を運営する会社の採用部で1年働いた後、沖縄県のふるさとワーキングホリデーに参加。離島の保育園での勤務を経験し、保育士になることを決意。保育士資格を取得し、2024年2月より、まちづくり支援保育士としてキッチハイクにジョイン。

<趣味>
編み物、刺繍、読書、料理、フィルムカメラ

<好きな食べもの>
オムライス、ラーメン、しらす、ホタテ、初めて出会う食べ物(なんでも挑戦したい!)

<暮らしの変遷>
福岡県生まれ→高校時代にアイスランド留学→京都で大学生活を送る→東京で約1年暮らす→沖縄県国頭村安田と伊平屋島でワーホリ→厚沢部町

キッチハイクは、ともに人生を謳歌する仲間を募集しています

キッチハイクは「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」をミッションに、共に人生を謳歌する仲間を募集しています。
社員候補の新メンバーだけでなく、業務委託や副業での参加もOKです。
個人・法人、年齢・性別、問いません。また、居住地も問いません。全国地域からフルリモートで参加できます。ご応募、お待ちしています!

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