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【何年経ってもなぜかどうしようもなく気になってしょうがないこと】

私のどうしても気になってしょうがないこと
・食
・オーガニック農業
・循環
・フードロス
・規格外、消費優先などの社会の矛盾
・田舎暮らし
・自然

それを体現している人達に出逢うと
いつも気になるし惹かれるし憧れる。

なんでだろう???

団塊ジュニア。
団地暮らしで生まれ育った私は
本当の自然を知らなかった。

そしてなぜか大自然に猛烈な憧れがあった。

子供の頃、キャンプをしてみたかったけど
企業戦士の父は全く相手にしてくれなかった。

でもそんな事にはめげずに
とにかく外遊びが大好きで
近くの田畑、ため池、どぶ川で日が暮れるまで
兄とトンボを追いかけ
ザリガニやオタマジャクシをバケツいっぱい取って遊んでいた。

そんな私はひょんなご縁から
21歳で田舎にIターン移住した。
今思えば無意識に田舎を欲していたんだろうと思う。

昔話に出てくるような古き良き日本が残る
本当の田舎を初めて見た。

そして大自然からの恵がすごかった。

オーガニック野菜は当たり前に誰かが玄関先に置いてくれてる。

ジビエも当たり前にお裾分けがあった。
猪、鹿、アナグマ、小鹿刺身など色々食べた。
(散歩してたらハンターが裏山から鹿を担いで降りてきたり、トナカイのほどの雄鹿と遭遇したり、熊が降りてきて外出禁止放送が流れたり。ある意味田舎はエキサイティング)

春は山菜取り。
こごみや葉わさびがいっぱいに採れた。

夏は白イカ、アオリイカ、サザエ、アワビのお裾分け。鮎も買った事がなかった。
そして、毎年子供たちは海に潜り
赤ウニや蛸の採れたてをその場で食べた。

超レアな天然の舞茸も貰った事があった。
最高に美味しく、ポルチーニ茸のようだった。

ウチの子供たちはそれが当たり前で育ったのだから今思えば凄い事だ。

そして一番印象深いのは
親友夫婦が自給自足オーガニック農業をしていて
そのお手伝いが最高に楽しかった。という事。

ご縁で地産地消カフェも運営してみたり
私なりに食、農、社会の事をたくさん考えて
勉強させて頂いた。

今思えばこの経験が私の中の色んなスイッチを押して、目覚めさせた感じ。

でも、社会的な問題は正直難しいし
色んな解釈があるし、分からない事だらけ。
体現できる行動力も体力も頭脳も無い。

ただただ言えることは
「田舎は最高に美味しかった!!」
って事で、またあの美味しい経験をしたい。

美味しい記憶はUターンした今、
それを体現している人達に出逢うと無意識に思い出させる鍵になっているみたいだ。

だから!こんなにざわざわするんだ。

単なる食いしん坊なのか。

いや…
大自然の恩恵を受けた食材は
シンプルに本当に本当に美味しくてたまらない。

そして田舎の人は
・食
・オーガニック農業
・循環
・フードロス

などは代々受け継がれて
自然に暮らしの中に取り入れている人が多いし
知恵がすごい。

自然に感謝して五穀豊穣を願い慎ましく暮らしている姿にも感銘を受ける。

きっとそれが恋しいんだろうな。

うん。でもやっぱり私は
またいつかそんな暮らしをするんだろうと思う。






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