入院付添は突然に(1歳半気管支炎喘息)
入院はいつも突然だ。
ラブストーリではない。恋ではなく病床に落ちる。
【経緯】
子どもが前日の夜から咳がひどく、朝も苦しそうだったので小児科に行く。
小児科の先生「うーん入院かも・・・。とりあえず大きい病院に紹介しておくね」
まじかーと思いながらそのまま大きい病院へ。
大きい病院の先生「入院した方がいいね」
はい、これで入院が決定である。二審制だ。
カジュアルに医者はすぐ入院というが、入院っていったら大変なことですよ!(誰)。
まあ、もちろんそれぐらい子どもの具合が悪かったわけで、
そうだよねと同意して、そのまま一旦帰宅して荷物まとめて入院となったのだ。
両親共働きの家庭ならここからどちらが仕事を休むかの話が始まるのだが、
私は育児休職中なのでことなきを得た。
子どもの入院に必要な持ち物
ええ、これでも付添入院は二度目である。
前回は乳児だったし、病院もしょぼいところでかなりきつかった。
今回は2回目なので気持ちに余裕がある。
妙に落ち着きながら手提げに物を詰めていく。
持ち物は以下の通りだ。
1歳半なので目を離すことはできない。
いかに子どもの暇をつぶせるかということだけを考えたラインナップ。
持っていかなかったが、あればよかったと思ったものは以下である。
さて入院生活のはじまり
前回は乳児ということもあり、点滴が外れないようにすることに必死だった。
詳しくは前出の記事を参照。
ヒント:乳児はとんでもなく点滴が入れづらい。
今回は病院を選べたのでちゃんとした小児科だ。
点滴はかなりがっちり固定されていた。
安心感が違う。
やはりこの病院は良い病院だと確信した瞬間。
また看護師さんの対応も違う。
よく見回りにきてくれる。
「わかるよ、可愛い我が子を見にくるんでしょ」と
親バカを発動させるくらい見にくる。
(小児科だし他にも子どもはたくさんいる)
そして来たら色々世話をやいてくれる。
「鼻水出てるねー、あとで引こうか」とか。
こう言ってくれたあと、ちゃんと鼻水を吸いに来てくれる。
前の病院ではよく忘れられた(やばくない?)。
当たり前だが、こういうことに感動した。
看護師の人数が多いんだろうと思う。余裕が違う。
でもやっぱり点滴がこわい
肺にも少しダメージがあるとのことで酸素飽和度が低い。
足の指には酸素飽和度を計るプローブがつけられた。
ベッドで転がる子ども
足の指からはコード
手からは点滴の管
絡まないはずがない。
老舗イタリアンのミートソースと麺くらい絡んでいる。
もう秒で絡む。
直したそばから絡んでいく。
絡むとどうなるか。
ゆとりのあった点滴の管がみるみる短くなり引っ張られる。
点滴の入れているところにプレッシャーがかかっていく。
医学はわからないが良くないことが起こるのはわかる。
実際、一度点滴の入れ直しになった。
寝てる間に負荷がかかったようだ。
処置室に連れていかれ、泣き声がいつまでも聞こえてきて胸が痛んだ。
やはり点滴はこわい。
今回も死守だ。
ふたたびのYoutubeジャンキー
動画ばかり見るのは子どもの発達によくないと聞く。
家ではあまり見せないようにしていた。
しかし背に腹は抱えられない。
ストレスを抱える一歳児の前にiPadが差し出された。
夏休みの大学生かな。
日がなゴロンとiPadを見る生活になった。
プラレール、機関車、トーマス、飛行機、しまじろう、アザラシ幼稚園、猫動画、さまざまなものを見た。
朝起きた瞬間にiPadを指差す子ども、大丈夫だろうか。
※退院して数日経つが大丈夫そう。
ジャンキーではなかった。
いったん付添人交代です
相方の仕事がお休みになり、付添を一泊二日だけ代わってもらった。
とてもありがたい。
この間にシャワーを浴び、ビールを飲み、たっぷりと眠った。
(ちょっと村上春樹っぽい)
次の日は料理を作ったり、家事を片付けた。
特別なことをしたわけではないが、かなりのリフレッシュになった。
今回、にこやかに振り返り記事を書けるのはこの交代のおかげである。
そこからまた病院に戻り、一泊二日して退院となった。
私は病院に三泊し、子どもは四泊した。
前回との比較
最後のまとめ。
付添入院は非常にシビアである。
できるなら入院先はしっかり選んだ方がいい。
前回の病院は付添人の交代もできなかったし、施設も古く、看護師のレベルも低かった。当然病院食も美味しくない。掃除も適当なのでベッドの下にはほこりが積もっていた。
今回の病院はその反対側にある。
支払う金額は変わらないので、しっかり選ぶしかない。
付添人に幸あれ。