あたたかいづうづうしさ。
大きな災害や事故が立て続けに起こった正月。私はテレビの前で茫然とした。このことを語ろうとすると膨大な感情は体内をぐるぐると渦巻くだけで、それを濾過して言葉にできずにいた。漏斗に詰まった言葉たちはガラクタになり私の心は錆びていく。私はただ四角い画面の中に収まりきらない現実に打ちのめされた。そしてそのうちになにをしても心ここに有らずになった。読書をしても目から文字がすべり落ちるし、音楽を聴いても耳がばらばらに音を拾うし、noteを書こうとしても手が動こうとしなかった。あからさまな