BON-NO BORNのラップ調(めちゃくちゃ語)かっこいい
お疲れさまです、kitamuraです。
B.O.L.TのBON-NO BORN、ちょっと前に配信されましたね。
これ、本当にハマってます!
今までで一番いい、おれ的に!!
普通に自分の全ジャンルお気に入りのプレイリストに組み込める!!!
んで、BOLTの配信番組でレコーディング風景が公開されてたんだけど、このテロップ気になりませんでした?
「ラップ調」ってやつ
ラップとちゃうんかい? BOLTの宣伝文句だとGONGONさんの“めちゃくちゃ語”。
自分的には、ラップとほぼ同じような聞こえ方するけど、意図するところは真逆なんだと思うんです。だらだらとその辺を書いてきます。
ラップ
ラップは定期的なタイミングで韻を踏んでリズムを取って聞き取りやすくした上で、語数を多くして言いたいことを具体的に言えるようにする。つまり、歌詞を伝えやすくする技法。
つまり初見で何言いたいかわかる音楽!
今までなかった。例えば昔はミュージカルでも、なんか歌った上でほぼ同じ内容のセリフがその後あったりするし、昔から歌詞は細かい意味が届かないって概念があったんだと思う。やはりラップは画期的なツール。
(といいつつそこそこ聞き取りにくい曲を貼ってしまう・・・)
めちゃくちゃ語(日本のラウドロックの歌詞)
一方で、めちゃくちゃ語のことはちょっと昔の話をし始めます。
日本のラウドロックって“歌ってるアーティストも聴いてる人も理解してない英語詞が特徴。”ってなんかに書いてあったw
完全に悪口だけど、絶妙にその説明合ってる感覚が自分にはあります。
例えば10-feetで一番好きな1sec
対訳♪
アンチョビがチーズの上にのってた
そしてでっかいコーラの大洪水
そして俺様の顔と同じ大きさのステーキ
さあ!ボールよりデッカイ肉に挑戦するんだ!
ステーキを手に入れた
ナチョスを手に入れた
気をつけろ!すんげえ太った...
やばい!ビール腹になっちゃったぜ
もう戻れないよ...
タイトでファンキーなグルーヴとジョーク
全てを溶かし包み込んでくれる海
数十年のときを越え
幾度もの争いを経て
今 共に...
何言ってんw
なんかアメリカ遠征したら太ったとかそんな話らしいですww
英語っぽい何かで歌詞はほぼ意味ない、そもそも歌詞聞き取る必要ないってのが攻撃的な曲調に合ってるんですね。
んでこの辺のジャンルが流行ると、各バンド日本語に挑戦するんだけど、まあ本当びっくりするくらい壁にぶち当たり倒すんですね。普通の日本のロックと差がつけにくいですからね。
日本語と英語の音楽的な機能の違いもでかいんだと思うけど、聞き取れない歌詞が大きな要素だったんだと思う。
それで出てきたのが、日本語に聞こえない日本語とか英語日本語ぐちゃぐちゃで語感重視の歌詞。
マキシマムザホルモンとか本人が歌詞見ろ歌詞見ろずっと言ってるけど、絶対初見じゃ何言ってるかわからないw
BON-NO BORNのめちゃくちゃ語もそのライン上にある技法。歌詞の意味より語感重視。英語っぽく聞こえてればOK。
なので!ラップは歌詞を伝えるための技法で、めちゃくちゃ語は歌詞より語感を伝えるための技法で、似たような感じだけど、目標が真逆。
だからラップじゃなくてラップ調ってテロップ出したい気持ちはよくわかる。
BOLTの配信の内容聞いてるとその歌詞より音優先ってとらえ方がメンバー完璧すぎてめっちゃうんうん、ってアガりましたね!!
以上です、結局BON-NO BORNはマジ最高って話でした!
余談
とは言いつつ、ラップも語感のみ重視でマジで何言いたいかわからんのもいっぱいあるよね。
聞き取りやすいとか日本語だ英語だ、って話はどのジャンルの音楽でも大なり小なり試行錯誤してそう。
日本語英語がどうのって話だとサザンだってエポックメイキングだー、って言われてたんだし時代は巡るよね。
ラウドロックもラップともろに合体してミクスチャーになるし。あとはヒップホップの元ネタのレゲエはやたらラウドロックと親和性高いし。この辺のごちゃごちゃ感はたまらんす。
あと、本家のアメリカのラップも
「お前のラップ、歌詞ききとりづらいんじゃ」
「聞き取れないほうが悪いだろ」
とか定期的に揉めてるとかいう話聞いて、どこも同じだなって安心したw
あと、アイドル業界でラウド曲やってて、これはすごい画期的!って思ったのは真っ白なキャンバス。
今まででkitamuraはこういうジャンルの曲だと聞き取れる歌詞って余計って思ってるのが、伝わってると思うんですけど、白キャンは普通に日本語詞だけど全然歌詞が頭に入ってこない。
キーと声質の妙だと思うんだけどアイドルロックならでは、って感じでやばい。
サビも裏打ちと見せかけて表にわかりやすい音あるし、そりゃ、あいあいあいあい言うよなって。
余談完
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