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『初心者でもわかる!動画撮影の基本Vol.2』|MUPカレッジ

みなさんこんにちは!

前回に引き続き、動画撮影の基本を一緒に見ていきます!
最初は前回お話しした、露出を決める3つの項目、

・シャッタースピード
・ISO感度
・F値

を見ていきます!
さっそくいってみましょう!

1. シャッタースピードとは?

これはその名の通りなのですが、もう少し詳しく言うとセンサーに光をあてる時間=シャッターが開いている時間になります。

遅いもので30から速いもので4000分の1といったかなり幅広い範囲になっています。
まとめると次のようになります。

30 = 遅い(光量が多い)
1/4000  = 速い(光量が少ない) 

シャタースピードを変えると明るさブレ具合が変わります。
それによって被写体の写りも変わってきます。

基本的には通常の撮影では1/50前後を設定し、被写体の動きが速い時は1/4000など、夜間の撮影などは5 〜 15くらいを設定するようにしましょう。

2. ISO感度とは?

ISO感度を変えると2つの変化が起こります。

①ノイズが発生する
②明るくなる

50 = 暗い(ノイズが少ない)
51200 = 明るい(ノイズが多い)

ISO感度は高い値に設定するとノイズが出てしまうので、基本的には低い値に設定しておきます。
ISO感度を使うシーンは次のような時になります。

・光量が少ない時
・朝方 / 夕方 / 室内
・明るくするための最終手段

このように基本的には夜間の撮影や光が欲しい時に最終手段として使うものになりますね。

3. F値とは?

F値とは光が通る穴の大きさになります。
このF値の大きさの違いで次のような変化があります。

・明るさ(取り込む光の量)
・ボケ感(被写界深度)

この中で重要となるのがボケ感です。
良い感じに背景がボケて被写体にピントがあってるようなオシャレな写真がこのF値の効果によるものです。

F値が低いほどボケ感は強くなります。

f2.8 = 被写界深度が浅い(ピントの合う範囲が狭い、ピント範囲外はボケる)
f22  = 被写界深度が深い(ピントの合う範囲が広い、全てにピントが合う)

このF値が理解できると、レンズの選定に役立ちます。
F値がボケ感をコントロールするので、映像にメリハリをつけたり、個性をつけたりしたい時に使いたい機能になります。
そのためにそのシーンに合わせたF値のレンズが必要になります。

ここでしっかり理解することで、間違いのないレンズ選びをすることができます。

4. フレーミング

ここまでカメラの基本的な使い方を見てきました。
ここからは実際に撮影するにあたり、基礎としてもっておいたほうがいいフレームを紹介していこうと思います。

まずは、フレーミングです。
これはどのように寄り引きを意識するか考える時に使います。
これにより映像のバリエーションが広がります。

フレーミングは以下の6つ

①ロングショット ・・・引きの映像(人物より背景が大部分を占めている)

②フルフィギュア ・・・人物の爪先から頭まで全身を写す(人物とその場所を伝えることができる)
③ニーショット  ・・・人物の膝から上(人物の表情や動きがより伝わる)

④ウエストショット・・・お腹付近から上(ニーショットよりも人に寄っている。より表情や動きが伝わりやすい)
⑤バストショット ・・・胸部から上の構図(人物により注視させる時に使う)

⑥クローズアップ ・・・さらに人物に寄った構図(目標や表情がより伝わる)

5. カメラワーク

次にカメラワークです。
これは実際スタビライザーを使うこと前提にお話しします。

カメラワークは5つになります。

①追っかけ・・・被写体を後ろから追いかける
②引っ張り・・・被写体を正面から撮って一緒に下がる
③並走  ・・・被写体の横に立ち一緒に動く
④回転  ・・・被写体を中心に回転する
⑤通過  ・・・被写体の横を通過していく

このように被写体を中心に様々なカメラワークが存在します。
また、そのカメラワークにどのような意味合いを持たせたいかを考えることも重要です。

例えば、

・集中   ・・・被写体に寄り注意させる(下に下がっていく)
・開放   ・・・引いていく(上に上がっていく)=安心感や開放感
・時間の経過・・・横移動→フレームアウト

このように自分が撮った映像の意味合いを理解することで、自分なりの自己分析や自己評価ができるようになります。
作品のクオリティを上げるのにとても重要になってきます。

6. コンセプトシート

最後にコンセプトシートの概念をお伝えします。
コンセプトシートは文字通り、その映像に対してのコンセプトを事前に理解を深めるための確認シートです。

これは各項目ごとにシートにまとめることで、クライアントから依頼された時などのすり合わせでとても重要になってきます。
クライアント側からは、

・店舗でこんなブランディングがしたい
・こんな表現がしたい
・こんなメッセージを伝えたい

など、それらをどう落とし込んでいくかが重要になります。
前置として以下のような意味合いがあります。

〈発注者と製作サイド〉・・・目線んを合わせないと、認識のズレが生まれる
〈企画における議論の質を高める〉・・・何を求めているのか、製作の軸をブレさせない
〈製作物の費用対効果の最大化を図る〉・・・費用対効果を理解し、全て逆算して考える。議論や製作物の質を高めて認識のズレをなくす

次に各項目を紹介していきます。

〈コンセプト〉
  この動画で伝えたいことは何か(一つの軸を中心に”したいこと”を洗い出す)
〈視聴者にどんなアクションを起こしたいか〉
  ・動画をシェアしてほしいのか
  ・来店してほしいのか
  (提案がしやすくなり、オンライン、オフラインで何を求めるかで企画しやすくなる)
〈アクションを起こすための訴求点〉
  視聴者が感じる魅力とは何か
〈描写方法〉
  ・実写
  ・アニメーション
  ・モーショングラフィックス
〈感情トリガー〉
  動画の雰囲気。どういう感情を表現したいか。
  動画の質を高めるために必要

このように自分ができる準備をすることで、相手と意味合いを決めズレをなくし、作品の質を高めることができます。
個人的な動画だとしても、このようなコンセプトシートを活用することで、視聴者に何をどう伝えたいかが明確になると思います。

7. まとめ

今回2回に分けて動画の必要性と基本を紹介してきました。
これから将来、人の感情を伝えることができるのはAIにはできません。
人にしかできな動画撮影の重要さを今後も注目していきましょう。

それでは、お付き合いいただきありがとうございました🐰

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