『初心者でもわかる!動画撮影の基本Vol.1』|MUPカレッジ
みなさんこんにちは!
お久しぶりの投稿になりますが、今回は動画撮影についてつらづらと書いていきたいと思います。
何故いきなり動画撮影なの?
そう思われる方、いらっしゃると思います。
現在の動画市場の背景から何故動画が重要なのか、そして全く動画撮影をしたことがない人でも基本を理解できるように今からやっていきたいと思います。
それではいってみましょう!
1. 動画とは?
そもそも動画って何?
はい、もうそこからいきましょう。
基本の基本からです。
動画とは、簡単に言うとパラパラ漫画の原理と一緒です。
パラパラ漫画の1ページが写真の1枚です。それが何枚も連なってそれを再生した時に映像になります。
そう考えると理解できますね!
2. 現代にとっての動画の必要性
では何故、今動画が必要なのか?
写真やテキストでもいいじゃないか。
そんな声が聞こえてきます。
ではインターネット市場の中にある動画広告市場は以前からどのように推移してきたのでしょうか?
2018年・・・1800億円
2020年・・・2900億円
2024年・・・5000億円
なんと!4年間で2倍以上の拡大が見込まれているんです!
その分動画撮影、制作能力のある人間の価値は軒並み上がることが予想されます。
しかも動画撮影、制作には資格はいりません。
誰でもいつでも始められます。その分競争も激しいですが、腕次第の部分はあるので誰でもチャンスがあると思います。
3. 動画のメリットって?
話し手が聞き手に与える影響は「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つから構成され、それぞれの情報の影響力の割合を表したものを『3Vの法則』と言います。
以下がその割合になります。
・Verbal(言語)・・・ 7%
・Vocal (聴覚)・・・38%
・Visual (視覚)・・・55%
このようにVisual(視覚)の部分が非常に大きな影響を与えることが見てわかります。
すなわち、テキストや写真を見ただけでは表現できないことが、動画では表現できるので、受け取る側への情報の伝わりやすさが大きく変わってきます。
動画でしか伝えられないことは、感情や雰囲気です。
そして感情や雰囲気を伝えられるのは、人間と動画のみということです。
では、なぜ動画なの?ってことは理解していただけたかと思います。
この先は実際に動画撮影をしていく中で必要になっていくことをまとめていきたいと思います。
4. 機材選定
まずは、やっぱり動画を撮影するものが必要ですね!(当たり前)
ここからは一眼レフカメラで撮影する場合で進めていきます。
以下が動画撮影に必要な基本の4つです。
①カメラ 本体
②レンズ
③マイク
④三脚・スタビライザー
一つずつ掻い摘んでいきます。
①カメラ本体
〈ハンディカム〉
・長時間撮影に向いている
・手持ちでもブレが少ない
・外でのYouTube撮影に有効的。
〈iPhone〉
・YouTubeを撮るには十分
・iPhoneで撮影、編集全てを行っている人もいる
〈一眼レフ〉
・Vlogを撮りたい人
・綺麗でボケ感のある映像が撮れる。
②レンズ
・標準レンズ ・・・日常的なシーンを切り抜きたい
・望遠レンズ ・・・遠くのものを撮りたい時、近づけない撮影(結婚式など)
・単焦点レンズ・・・背景をぼかしたい時
・広角レンズ ・・・引きの映像を撮る時
・魚眼レンズ ・・・独特な世界観を出せる
・マクロレンズ・・・被写体に近づけたり、寄りのシーンに使用
③マイク
・カメラ 本体のマイク
・レコーディングマイク
・ICレコーダー
・ピンマイク ・・・比較的安価で良い音が録れる
・ガンマイク ・・・カメラの向く方向だけの音を録ることができる。
映像の中に声や音を入れる場合は、ガンマイクやピンマイクがあったほうがより視聴者にとって良質な映像になります。
④三脚・スタビライザー
・徹底的にブレを無くすなら三脚
・手持ちで滑らかな映像を撮るにはスタビライザー
5. 撮影モード
カメラで撮影する際に重要になってくるのが、どれだけ光をカメラに取り入れるか、です。この光の入り加減を露出と言い、露出を決めるには3つの項目があります。
①シャッタースピード
②ISO感度
③F値
この3つの項目はこの後詳しく説明しますが、この露出を自動で行ったり、手動で行ったりを決めるのがこの撮影モードになります。
撮影モードは4つあります。
①Pモード・・露出を決める3項目を全て自動で決めてくれる
②Sモード・・シャッタースピードを自分で決める(合う明るさをカメラが設定)
③Aモード・・F値を自分で設定(シャッタースピードはカメラ側で設定)
④Mモード・・全ての項目を自分で決める(描写の幅が広がる)
初心者は全て自動で行ってくれるPモードがおすすめですが、最終的にはMモードを目指して描写の幅を広げられるようにしたいですね。
6. FPSってなに?
はい、またよくわからない言葉が出てきました。
FPSってなんでしょうか?
FPS = Frame Per Second
1秒間に連続された写真の枚数
そうです、簡単に言うと最初に説明したパラパラ漫画のページ数です。
ではFPSの数値によって何が変わるのでしょう?
FPSは24、30、60の数値で設定できます。
カクカク 24fps・・・主に映画などで使用
↕︎ 30fps・・・主にテレビで使用
滑らか 60fps・・・最新ゲームやスポーツなど動きの速い映像に使用
数値が低い方が写真の枚数が少ないので動きはカクカクになり、数値が高いと写真の枚数は多くなるのでその分滑らかになります。
通常の撮影では24〜30fpsで十分です。
ではFPSが理解できると何に役立つのか?
・編集効率が上がる
・容量をどれだけ食うかに影響する
FPSは数値が高い方が容量が大きくなります。
仮に高数値で撮影することがあるシーンは、スローモーション撮影をしたい時です。
スローモーションの撮影時は60fpsに設定して行います。
このようにFPSを理解せずに適当に設定していると、無駄なエネルギーを使ってしまう可能性があるのでここでしっかりと理解しておきましょう。
活用シーンを踏まえてFPSを設定していくといいですね。
7. まとめ
思いの外、解説内容がまだまだあるのでここで一旦終了したいと思います。
この後はさらに、露出を決める3つの項目や実際に撮影した時に意識したほうが良い注意点などを解説していきたいと思います。
それでは、お付き合いいただきありがとうございました🐰
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