椎間板ヘルニア備忘録 *知識編②

*仕事場である研究室に病状の報告のメールをする中で「他の人にも助けになる知識」と、思ったお返事をいただいた。熊谷先生の許可をいただいた上でこちらで公開させていただく。

5/23 ことこ→熊谷先生
腰椎椎間板ヘルニアのガイドラインのお知らせありがとうございます。
自分では不安になるような記事しか探せなかったので、ネット記事は見ないようにしていました。
ガイドラインとても助かります。

> 1.安静にして、薬を飲んで、2週間しても痛みが改善しなかったら、再受診しましょう。
> また、リリカの量は、まだ1日300㎎に到達していないので、「効果なし」とは言えませんが、次の1週間で痛みの改善が今一つなら、再受診した方が良いでしょう。

→今はこの1.の、1週間を休んだところですね。
来週1週間休んで、痛みが改善されなかったら受診ですね。
ありがとうございます。

リリカも、上限までまだあるのですね。
安心しました。
今のところ、朝、起きて立つ時が激痛で、薬を飲むと昏睡することが多いです。
なので、効いているともいえるし、朝は効果が切れているともいえるかもしれません。
整形外科の先生にそのように伝えてみます。


>下記の左半分のアンケートの合計点が30点以上だと、破局化思考の傾向があるといわれます。

→満点でした。
これを「痛みの破局化思考」と呼ぶのですね。
「痛みのぐるぐる」ですね。

それが、くるっと変化したのが
備忘録の5/15(金)、クリニックの看護師さんが来てくれた時でした。
他者が入って、開けた感じでした。
一人では破局化思考から抜けるのは無理だったかもしれません。


> 痛みを、「復帰の足を引っ張る邪魔モノ」とみなすのではなく、「身体の使い方、生活パターン、仕事のスタイルを見直しましょう」という、大切な自分助けのメッセージを伝えてくれているものと捉えなおすのも、破局化から抜け出すコツです。

→備忘録の5/19(火)でしょうか。
痛みの少ない時間が増えたのかもしれません。
看護師さんの言葉も大きかったと思います。
やっと「これもこういう機会だ」と捉えようとしています。


> 痛みがなかった過去に戻ろうとする気持ちを手放したときに、痛みが緩和する、というのも、多くの痛み当事者が経験していることで、依存症との共通点でもあります。

→これは頭でわかっているつもりでもなかなかキツいですね。その後の身体のイメージができないのは苦しいですね。

備忘録を記録しています。
痛みがひいた時、書けるときに書いています。
だらだら書き連ねているだけなので人に読んでもらうものでもないですが添付いたします。(5/22までの備忘録メモを添付)

*メールより一部、抜粋


5/23 熊谷先生→ことこ
いま感じている痛み = ヘルニアの痛み(神経障害性疼痛)+ 破局化の痛み(慢性疼痛)

というように、いま感じている痛みは2つの成分に分解できますが、「ヘルニアの痛み」の成分は、リリカで徐々に良くなっておられるようにお見受けしました。リリカは開始後1週間や、増量後1週間は、ふらふらします。薬が効くと、ようやく寝れるようになるので、これまでの睡眠不足を取り戻すように昏睡するように眠ることも、よく起きるようです。今日ぐらいから、徐々に今の量になじんでくる頃かと思います。

不安や恐怖に伴ってやってくる痛みや、夜間に強くなる痛み、看護師さんとの対話で和らぐ痛みは、2番目の「破局化の痛み」の成分だと思いますが、こちらがつらいですね。

看護師さんとのやり取り(5/15備忘録 注:ことこ)で落ち着いたという記述は、本当によかった、と思いました。私も、整形外科の主治医に、身の上話を洗いざらい(泣きながら)話したことと、ダルク女性ハウスの痛みチームと話しているうちに、段々破局化が薄まったのを思い出します。その頃、Oさんが、「慢性疼痛アノニマスっていう12ステップグループがあるらしいよ」と教えてくれ、「やっぱりな」と思って資料を取り寄せたりしました。やはり、破局化から抜け出すのは、何を置いても「分かち合い」ですね。

画像1


#慢性疼痛 #痛みの破局化 #ぐるぐる #わかちあい #リリカ #痛み #椎間板ヘルニア