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ヒグマへの接近・つきまとい・餌やりなど危険行為について

2022年4月1日から、国立公園・国定公園の特別地域におけるヒグマへの接近・つきまとい・餌やりは違法行為になりました。

世界自然遺産地域である知床国立公園は、世界有数のヒグマの生息地であり、年間約170万人の観光客が訪れます。そのため、国立公園を訪れた観光客の前にヒグマが姿を現すこともめずらしくありません。“ヒグマを近くで見たい・撮りたい”という欲求から、一部の方がヒグマに対する過度な接近や餌やり等を行ってしまっているのが現状です。

本来ヒグマは人を警戒して近づこうとはしませんが、人による過度な接近や餌やり等を繰り返すことにより、人を恐れない“人なれ”ヒグマへと変わってしまいます。人なれしたヒグマは、自ら人や車両に近づいたり、人の荷物を物色したりするようになり、人身事故や物理的な被害を起こす可能性が高い「問題グマ」と判断されます。そして、人間への危害を及ぼすおそれが高い場合には、やむなく補殺されます。

こうした状況を踏まえ、自然公園法が改正され、令和4年4月1日から、国立公園又は国定公園の特別地域等において、『野生動物の生態に影響を及ぼし公園利用に支障を及ぼすおそれのある行為』として、野生動物への著しい接近等が規制されることになりました。

環境省職員の中止指示に従わず、これらの行為をやめない場合には、30万円以下の罰金が科される場合があります。

皆様におかれましても、ヒグマをはじめとする野生動物との適切な距離を守りつつ、知床での滞在をお楽しみください。


詳細は、環境省 釧路環境自然事務所監修のWEBページからご覧ください。

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