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黒死牟とは何者なのか?

 皆様も良くご存じの通り、「黒死牟(こくしぼう)」は、「上弦の鬼」の頂点に君臨する鬼であり、鬼の首領「鬼舞辻無惨」に比肩するような強さを持った存在として描かれています。「黒死牟」の人間時代は、「鬼舞辻無惨」を圧倒した伝説の最強剣士「継国縁壱(つぎくによりいち)」の双子の兄でしたから、その強さにも納得するところがあります。「黒死牟」の外見上の特徴は、やはり、その「目」にありますよね。その六つ目の顔立ちは、「鬼滅の刃」を知らない人にも、この人物の恐ろしさを感じさせる力を持っている様に思われます。

 「鬼滅の刃」の初の劇場版である『劇場版 「鬼滅の刃」 無限列車編』(原作:吾峠呼世晴/配給:東宝、アニプレックス)は、2020年10月に一般公開されましたが、この作品が公開された時期には既に、世の中はコロナ禍の真っただ中にありましたので、陰謀論を研究している筆者の調べでは、「黒死牟」というこの恐ろしい響きのある名前が、「黒死病(ペスト)」と関係しているのではないかという都市伝説的な噂話が一部では囁かれたりもしていました。しかし、筆者は、この「黒死牟」の正体は、「黒死病(ペスト)」では無く、ある「別のもの」を表していると確信しています。それは、明確な理由があるからなのですが、その理由によって、筆者は、「黒死牟」は、鬼の首領である「鬼舞辻無惨」よりも、むしろ恐ろしい存在である様にも考えています。この理由は、筆者が下記の別稿(「日の呼吸」の”恐ろしさ”)に書いた内容にも深く関係しますので、そちらもご参照いただけると「納得」がより深まると思います。※本稿単独でも十分にお楽しみいただけます。

<参照>
「日の呼吸」の”恐ろしさ”

 この「黒死牟」に織り込まれた暗号は、「鬼滅の刃」に秘められた暗号の中でも「最も重要なものの一つ」なのですが、その重要性の高さから、なるべく多くの皆様にお気付きいただければと思い、拙著「鬼滅の暗号」とは切り離して、ここに公開したいと思います。なお、本稿は刺激的な内容が含まれる為に、大変に申し訳ございませんが有料記事とさせていただきます。

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