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シン・ワーク 「お前今何してんのよ」

コロナ禍をコロナ下の意味で使ってしまう。


気づけば社会人二年目のGWも過ぎ、暑さと湿度とコロナとうまく行かない仕事に悶々とした日々を過ごしています。

コロナショック。みなさんいかがお過ごしですか。
社会環境の変化に必死に食らいついている人もいれば、在宅勤務という名の休暇をゆったりと過ごしている方もいると思います。ひょっとすると、豊平川でBBQしたり。個人的には誰がどのような選択をしようとも周りがとやかく言うことはできないでしょうと思うタイプです。その判断に意思があることが大事。
僕はご多分に漏れずオンライン飲み会で会社の仲間や旧友とPC組の代表として越しに盃を交わしてあーでもないこーでもないと語っています。あとたまにおばあちゃんとFaceTime。旧友と会うとそりゃさすがに20代も中盤に差し掛かっているわけですから、仕事の話になったりもします。「ところで今何しているの」と。今回はこの質問に対するアンサーと、抱えている不安、それが希望に変わった話を淡々と書き連ねます。

今何してるの

Webマーケティングないしはデジタルマーケティングの支援をしている会社で働いています。職種は営業。社内ではソリューション営業って言われたり、でもこれってコンサルティング営業だよなって思ったり、同業者は同じことしててもマーケティングコンサルタントと名乗るような立ち位置です。デジタルマーケにかかることなら何でも提案しますよって人です。てかコンサルって言葉氾濫しすぎ問題あるよね。btobで無形商材打ってる奴らお前ら全員コンサル名乗りやがって。
デジタルマーケ支援していますって触れ込みでやってる会社はたくさんあって。例えばなんか分析するやつだったり、自動でメール送るやつだったり…。
今の会社でやっているのは仕組みづくりとコンテンツ開発。マーケティングフローの接触、関係性維持、商談、受注にかかる仕組みづくりの支援と、それに必要なコンテンツ開発を請け負っています。分かりやすいところでいうと、BtoBの営業って初回接触が特に厳しくて、リ○ルートや楽○、大○商会の鬼の飛び込みやテレアポ研修の話を聞いたことある人も多いでしょう。これらが必ずしも無駄だとは言わないけれども、当事者がしんどいのは事実だし、生産人口が不足している時代にずっと続けるのは得策ではない。
じゃあ押し込むような営業スタイル(プッシュ型営業)ではなくて、自社の製品やサービスをほしいと思う人を増やして問い合わせとして訪ねてくる人を増やす仕組み(プル型営業)を作ったほうがいいですよねと、Web・デジタルを中心にマーケティング・営業体制の仕組み構築をすることが生業です。

なんでしてるの

別に学生の時からデジタルマーケの支援をしたかったわけじゃないんです。小学生の時からWebに浸っていた人生だけど、それを仕事にしようと思ったことはない(学部は法学部だし)し、ProgateはJQueryで挫折したし、マーケって調査することだと思ってたし。
就活のとき大切にしていたことを振り返ると2つだったと思います。「自由に挑戦ができる環境か(=入社それ自体がリスクを取る選択肢か)」「事業、顧客業界が幅広く、自身が事業開発をする際の礎となるインプットができる環境か」。結論から言うと、いずれも当てはまる選択肢でした。正解だった。ただ、新卒でベンチャーを選ぶ選択肢は想像以上に大変だった。
振り返ると、裁量権はポジティブな捉え方であり、客観的には半ば放り出されたと言えてしまう状況だったとも思うし、比例して覚えることの多さと消えてゆく時間。自分は相当にポジティブで未来志向な人間だと自負しているけれども、何回か弱音吐きそうになった。でも頑張れた。優秀で一生懸命な同期がいたからだと思う。就活生の自分になにか伝えられるならまっさきに言うのは「一緒に働く仲間は大切だよ」ということ。おかげさまで肉体的、精神的にしんどくても、大学で学祭やってたとき、ワカツクで揉まれていたときと同じように一生懸命に日々を生きることができています。
また嬉しい誤算で、ソーシャル界隈で頑張っていたときに出会ったご縁がモチベーションを作ってくれています。当時自分はワカツクスタッフ、関わっていた学生団体の子が一人、今の会社からスピンアウトした会社に同期入社していて、お互いの同期メンバーとともにイベントを開いて語らったりする時間を持てているのです。仙台のソーシャル界隈で同じ時間を過ごした者同士の空気感が心地よく、なんて心強いんだろうと思いながら一緒にいろんなPJをやれています。
改めて、あの街の不思議な魅力と、謎の引力を感じてしまいます。

できるようになったこと

仕事の話に戻ると、得意領域はBtoBマーケティング。特にデジタルマーケに予算都合上積極的なSaaS、SIer、メーカーの支援をすることが多いです。BtoBマーケティングの全体像を理解し、産業を聞くと大体のあるある営業手法が想像つくようになったことはシンプルに楽しい。
1年経って思うのは、マーケティングは「言うは易く行うは難し」の世界だということ。入社後に必死こいて勉強した各手法、頭では理解していても実行できている企業の少なさですよ。インサイドセールス、正しくリードのスコアリング基準を設けてセールスに供給できている企業はどれだけあるのかと。the modelは仕組みを作ったあとの実行が難しい。
最近は仕組みや施策の提案だけでなく、コンテンツディレクションの業務もやっています。見込み顧客となる可能性があるユーザーは何に課題を感じているか?日常生活でタッチポイントを持ちうる媒体は何があるか?どんな情報を与えれば態度変容を起こせるか?そんな事を考えながらコンテンツ開発するのはマーケティングの仕組みを考えることとは違う脳みそを使うため、楽しくもまた違った難しさがあります。
もう少し、もう少しストレッチして、中長期的にクライアントの中に入って伴奏支援できるスキルセットが今はほしいなと思っています。とりあえずBtoB企業のマーケティング担当者の皆さん、リードマネジメントやコンテンツ開発でお悩みごとあればお声掛けください!

仕事順調で最高じゃん

たしかに順調ではあります。でも入社前に学生の頃の自分が思い描いていたほど成長できていない気もする。もっと圧倒的な成果を残しているはずだったのにという気持ちもあるのです。
一方で更に不安なこととして、ソーシャル界隈との距離があります。自分は本当は何したかったんだっけ?って。挑戦する人が溢れる街を作りたいと思って、とにかく色んな経験をつもうとがむしゃらに動いてきた学生時代だったんじゃなかったっけ?って。
そんな不安を抱えつつ、年が明けて、春を迎えて、コロナが来て。ベンチャーだから、何もしなくても安泰な環境ではないので、自分の仕事の心配をして、仕事量がコロナ以前より増えて…なんてやってると、SNSで見えてくる北海道や仙台の尊敬する大人たちの姿。みんな自分の周りからできることをはじめていて、そこについていけていない自分が惨めでしんどかった。身近なテーマでオンラインで学びの時間をとってみたり、困窮する学生のための支援を募り始めたり、ドライブインシアターをやってみたり。もう周りの大人達がかっこよすぎて。自分の仕事で精一杯でプラスアルファの価値を生み出そうと動けない自分を直視するのがしんどかった。

じゃあどうするの

ということで、プロボノはじめました。


「これまでにない‟まちづくりの仕事”を定義し、発信するプロボノ募集!|ふるさと兼業」

プロボノとはプロのボランティア。複業とは異なり、賃金は発生せずに正社員として務める企業ではない組織に価値提供をすることを指します(私見)。
都市デザインワークスは大学時代に泣いたり笑ったり酒飲んだりした広瀬川流域を始め、都市デザインの企画提言と設計・実施・運営を実践するまちづくりNPOです。創業20周年を間近に控える中で、今後の事業展開を見据えて改めて提供価値の再定義等リブランディングをしたい、そんなPJです。見つけた瞬間、ぶっちゃけ「これは俺がやるしかない!」と思っちゃいました()
学生のときは若者支援とソフト面でまちづくりに関わってきましたが、今度はハードも含むTHE・まちづくり。知見が足りない部分もあり、都度学びながらのPJとなりそうですが、好きな街に間接的ながらも関わり続けることができるのは幸せなことだなと思いながら、ディスカッションしたり、資料作ったりしています。
応募した理由は2つ。1つ目は上記のように、仕事は楽しいながらもソーシャルな領域に顔を出せないことが寂しいこと。2つ目はある程度マーケティングの知識がついたので、このスキルセットをでもって長く一つの企業を支援する経験をしてみたかったこと。まだスタートしたばかりのPJですが、UDWのみなさんも同じプロボノのみなさんも「未来」と「社会」を前向きに見据えている点が心地よく、参画者全員で成果を残すことが楽しみです。

これから少しずつ、本当にやりたいこと、ソーシャルな領域に顔を出していきます。北海道も、先代もどっちも。ただ手を広げすぎておざなりなPJ進行はしたくないので、まずは本業とプロボノの二本立てで、自分のできる範囲で価値提供をしていきたいと思っています。ピンチはチャンス。フルリモートで対面で人と会えないことがこんなにも自分のストレスだとは思わなかったけれども、リモートでできること、価値提供できることを探し続けたいと思っています。オンライン飲み会、絶賛募集中なので久しぶりの方もいつもぶりの方も連絡ぜひください!

徒然なるままに、しんしんと。

※デジタルマーケの支援をしていますが、このnoteは読者のペルソナもなければSEOも全く意識していません。

語彙力アップのための書籍代に使用します。もっと下らないことを言えるように。