25分生産的なことをして、5分休憩を繰り返すという手法【ポモドーロ・テクニック】
仕事でも趣味でも、何か特定のことをして成果を上げたい。
大抵の人間はそのように思うはずです。
あなたにも思い当たることがあるならば、細かいことは置いておいて次の方法を取るのが良いでしょう。
1 25分生産的なことをする(仕事・読書・執筆・資格勉強など)
2 5分休憩する
3 3~4回繰り返したら30分の長めの休憩を取る
これはポモドーロ・テクニックと呼ぶもので、30年以上までにイタリア人のフランチェスコ・シリロが編み出したテクニックとされています。
ポモドーロというのはトマトのこと、トマトのキッチンタイマーで時間を測っていたという話です。
辞め時がわからないゲーム1 LOL
地球にはLOLという、反社会的な人間がハマると言われるゲームがあります(マジで地球規模で言われている)。
そのゲームは大体25分前後の試合をして、マッチ~ピック画面~試合開始までは5分前後。
このサイクルが、何故か異様に長時間プレイしてしまう原因ではないか? と、されています。
腕の差はともかく、定期的にプレイしている人ならばゲームには慣れているので、25分プレイしても5分の休憩時間で回復してしまうのです。
他にも同じようなサイクルを持つゲームがあります。
辞め時がわからないゲーム2 人狼ゲーム
人狼ゲームには短期や長期がありますが、短期の人狼ゲームも中々に辞め時がわからないと言われています(長期人狼は相当コアなオタクしかやらない)。
1 人狼ゲームは、昼時間と夜時間に分かれている。
2 昼時間はみんなで狼を見つけるために議論する時間が15分くらい。
3 夜の休憩時間が5分くらい。
環境によってそこらへんは色々と違いますが、共通している点は昼のほうが夜よりも短いところです。
プレイ時間が休憩時間よりも長い、これはLOLやポモドーロ・テクニックと同じですね。
LOLや人狼ゲームは、フローと呼ばれる集中状態を維持しやすいという話でしたが、我々はゲームではなく生産的なことを、このようにやりたいのです。
25分前後集中できる人が多い
あなたがゲームの運営チームだった場合、プレイヤーには、長くプレイして欲しいと思いませんか?
それが倫理的に正しいのかは置いておいて、人間は自分が創作したものを長く楽しんで欲しいと思うはずだし、たくさんの人に長時間プレイしてくれたほうが利益も上がります。
LOLはMOBAと呼ばれるジャンルのゲームですが、歴史的に昔のMOBAは、かなり時間が長かったのです。
具体的に言えば、1試合1時間かかりました(歴史的にはRTSというジャンルのゲームのおまけモードだった)。
ちょっと尋常ではないですよね?
LOLも、1試合の時間は少しづつ短くなっています。
試合時間を短くしたのは運営の工夫ですが、その理由はおそらく25分前後集中できるプレイヤーが多かったと言えるでしょう。
一回の練習時間は短いほうが良い
アンダース・エリクソンという、非常に有名なトレーニングの専門家がいるのですが、彼が言うには一回の練習時間は短いほうが良いそうです。
人間は3時間休憩無しで練習するよりも、50分練習10分休憩を3回のほうが良いのです。
25分プレイして5分休憩するサイクルは、オリンピック選手やプロのピアニストでなくとも有効であると言えます。
長時間だらだらとやるよりも、短時間集中してプレイしたほうが効率が良いのは、誰もが体感的に知っていることではありますけどね。
いくつトマトを収穫できるか
エリクソンの話では、俗に言う天才の練習時間は抜きん出ているそうです。
歴史上1人の例外もいないのだと。
なので、たくさんポモドーロをすれば、たくさん上手になります。
要点とおさらい
・25分プレイして5分休憩を繰り返す
・このサイクルをポモドーロ・テクニックと呼ぶ
・ポモドーロ・テクニックは長時間プレイすることができる
・生産的なことにポモドーロ・テクニックを使おう
ちなみに私は5分と25分のキッチンタイマーを用意して、バレット・ジャーナルという日記みたいなものに記録しています。
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