第б回裏短コン#15「絆深きSwimmers」

16位 黒川和樹作「絆深きSwimmers」

絆深きSwimmers

作意手順 31香成、29香成、78銀、98玉、21馬、97玉、87馬まで7手詰

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正解:35 誤解:0 無解:0 無評価:1
評点:2.489
順位予想 1位:- 2位:- 3位:1
ベストタイトル投票:-

☆頭二手が本作の狙い。
21馬と寄る手に備えて31香成、21馬と取られて駒余りになるのを防ぐため29香成と移動合で逃げる。最遠移動に最遠移動で返す派手な応酬だ。

作者コメント
香車の最遠移動による攻防が狙い。
7手が理論上最短(なはず)なので、今回こちらに投稿しました。

☆とても面白い狙いだったが、残念ながら3手で実現した前例があった。

詰パラ1993年6月 佐藤伸夫作

佐藤伸夫

☆盤面9枚と少ない駒数で香の最遠移動の最短手数を実現している。構成も無駄がない。
しかし49飛を取っているので、黒川和樹作は純粋な意味での香の最遠移動作と言えるのかもしれない。

nono_y「シンプルな意味付けの最遠移動の応酬。捨駒が入れば締まったのだ
が。」
園川「連続香車最遠移動!」
tsumegaeru「香の長距離移動2連発が楽しい。」
田川雄大「双方最遠移動とは」
藤原俊雅「2手連続最大距離移動は非常に珍しいが、初めてか?収束は序と引き換え。」
菊田裕司「この最遠移動の応酬は初めて? 後半だれるのはやむを得ないか。」
mituhiko「初めのお互い香を相手陣に成り合う感じが確かに水泳っぽく感じておもしろかったです。」
オオサキ「全体的にそうだけど特に左下の配置の効率の良さがすごい。
プロの犯行。素人なら99に玉方の駒を置いてしまうよ。」
金少桂「序の2手を水泳のメドレーリレーに見立てた風景画的作品ですね。」
soga「飛び込み競技(ペア)」
大瀬戸「すれ違う香車。ぱらっとした初形に味がある。」
ミーナ「序の2手が強烈。後半のゆるみが惜しい。」
ほっと「初形からバレバレだが、香の最遠移動は印象的。」
雲虚空「双方香の最遠移動ですが、大駒がすべて残ってしまうので消化不良のように感じます。」
まゆしぃ「必死に駒余りを避けているだけだが、連続最遠移動は珍しいか。」
だっしぃ。「パズルみたいで良かった。」
おかもと「双方最長香成が主題なら3手でやってみたいかも。
ところで、命名のうち「mm」が全角なのは意図的なもの?」
馬屋原剛「双方最遠移動はいいがその後が緩んだ。」
太刀岡甫「ダブル最遠移動は凄い。収束はちょっと長め。狙いが分かりやすくてよい。
作者は松下拓矢さん。翻弄が好きそうな作者なので違いそうだが、当てはめていったらこうなってしまった。自信なし。」
上谷直希「双方の香の最遠移動。」
虎野亜奈「初手と2手目でワクワクしただけに、収束にがっかり。」
斎藤光寿「この応酬は初めて見た。タイトルがいい演出になってる。」
青木裕一「頭2手は派手だが、そこで終わってしまったので出オチ感がある。
タイトルも出オチ。」
山下誠「双方の香車が最遠移動する面白い狙い。」
まつきち「香の最遠移動はお見事。Swimmersというよりもdiversという感じ。」
宮田敦史「序の2手が見所。タイトルも納得。変わった作品で評価が難しい。」
松下拓矢「題と▲29龍以下の余詰消しが上手い。盤面がプールに見えてきた。」
黒川「最初の2手がどこまで評価されるか・・・。」
梶谷和宏「ここまでやるのか!という感じのダブル香成。私にはついていけない。」
奥鳥羽生「接近も また離れ行く 香演や」
風みどり「香の最遠移動を先後で実現するとは凄い。でも評価がそんなに高くないのは手順に面白みが感じられなかったから。」
三輪勝昭「先手後手で香最遠地移動は狙いとして良いが、大駒が詰め上がりに不要になる図は僕はアウト。
なので2手目は龍を取る手にしたい。」
keima82「初手は当然の手ですが、2手目は引っ掛かりそうになりました。
3手目▲同竜と取ると、馬の効きで合駒が効くようになるのが上手いですね。
タイトルの意味は理解していませんが、9点。」
∇「香が双方最大に動いて面白い。」
有吉弘敏「7手でというより短編で攻方香の最遠移動と玉方香の最遠移動の両方を実現しているのは記憶にない。配置も最小限と感じる。」

☆作者予想

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☆菊田裕司さん1名のみ的中!