【読書】「7つの習慣」を読んで得たこと【第2の習慣】編

前回書いた、7つの習慣の第1の習慣の感想に引き続き、今回は第2の習慣についてのお話。
前回の記事はこちら。

一応7つの習慣を全部並べておきます。

・第1の習慣:主体的である
・第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
・第3の習慣:最優先事項を優先する
・第4の習慣:WinWinを考える
・第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
・第6の習慣:シナジーを創り出す
・第7の習慣:刃を研ぐ

今回は「第2の習慣:終わりを思い描くことから始める」を読んでの要約&感想です。

仕事でも勉強でも、何かに取り組むときには、目標とか目的とか、そういったゴールを設定しておくことが効果的なのは多くの人が知っている事実かと思います。

第2の習慣は、そのゴールの設定を広い視野でとらえた内容となっています。

私はビジネス書や自己啓発書を読むときは、自分の仕事や生活に当てはめて読むようにしています。
研修という場において、第2の習慣がどう役立つか考えた時、まず受講生自身に研修が終わった時にどういう自分になっていたいのかを考えさせることが必要かもしれない、と思いました。
また、自分自身が、研修での最後の講義を終えた時、どんな風になっているのかをイメージすることが大事なように感じました。

私は自分の仕事をイメージしてそのようなことを考えましたが、実際には2の習慣はビジネスの話に限定されない、もっと広い視野での話です。
「自分の葬儀で述べてもらいたい弔辞を考えることで、自分の成功の定義を定めよう」というのが第2の習慣の冒頭で書かれている内容です。
それはすなわち、自分のあり方を自分で決めようということ。

自分のあり方を決めるためには、個人のミッション・ステートメント(信条や理念を表明したもの)を作成することが重要であると本書では述べられています。
ミッション・ステートメントには、どのような人間になりたいのか、何をしたいのか、それらの土台になるものは何なのか、その価値観や原則書いていきます。

例えば、時間にフォーカスを当てた時、自分の時間を大事にするのか、家族との時間を大事にするのか、それとも仕事の時間を大事にするのか。
仕事を選ぶとき、お金を大事にするか、環境や働きやすさを大事にするのか、やりがいを大事にするのか。
パートナーとの時間を大事にするのか、子供との時間を大事にするのか、友人との時間を大事にするのか。
自分の内面と向き合うことで、自分が何を中心に生きたいのかを明確にすることが第2の習慣で述べられていることです。

自分がどうありたいかを自分自身で決める。
これは、自分が主体的でなければできないことです。
そういう意味で、第2の習慣は、第1の習慣を前提とした習慣です。
主体的になり、自分のあり方を自分で決まることで、自分自身を成功に導けるようになるのです。

第2の習慣は、自分の視野を広げるという意味でも重要です。
自分の内面と向き合って、自分自身がどういう価値観を大事にするかを決めることは、様々な価値観があることを認めることでもあります。

仕事を大事にする人もいれば、家族との時間を大事にする人もいる。
お金を大事にする人もいれば、やりがいを大事にする人もいる。
自分の価値観を内観することで、それが自分の視野を広げることにもつながります。

7つの習慣は、その中でも大きく3つの分野に分かれています。
第1~第3の習慣が、私的成功。
第4~第6の習慣が、公的成功。
第7の習慣が、再新再生。
となっています。

第2の習慣は私的成功のための習慣であり、自分自身の成功のための習慣なのですが、様々な価値観の人がいることを知るという意味で、公的成功の習慣ともつながってくる習慣のように思います。


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