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移民国家としての日本

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マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
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2020年6月の記事一覧

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.6.21-20.6.27)

報道内容が気になったらせめてネタ元ひとつぶんは遡ってみるマンこと俺、今週は「人身売買に関する年次報告書」PDFを見に行ったら全570ページだったので、よっしゃ、今日のところはこれぐらいで勘弁しといたらあ。と日本の記述(5ページ)だけ読んですごすご帰ってきました(めだか師匠リスペクト)。 人身売買問題を担当するリッチモンド大使は記者会見で、「技能実習制度の中での強制労働は長年懸念されてきたことで、日本政府はこの問題にもっと取り組むことができるはずだ」と指摘した。 ネットでの

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.6.14-20.6.20)

個人的に今週いちばん読み応えがあったのはAnonymous Diaryこと増田に寄せられていた、次の一文でした。 技能実習制度そのものが抱える問題点は、現場担当者レベルで解決の糸口が見つかるようなものではない-と身も蓋もないことを思っているのは、仕事で「良い」監理団体とお付き合いある一方、「悪い」ひとたちの悪い話を聞く機会がこの5年で減った実感は無いから。なんですが。 送り出し国の官公庁を含むエコシステムを、正義の観点から壊すべきって言ってもね、世の中「べき論」では動いてな

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.6.7-20.6.13)

コンビニも特定技能の対象に(なりそう)って日経新聞の速報が今週では断然の大ニュースでしたが、界隈の情報をずっと追ってきている私のような立場でなく、ふつうのひとにとって「特定技能」という単語は「技能実習」(=なんとなく悪いイメージを持つものとして浸透)の親戚スジみたいに聞こえるのか。という今更ながらの気付きがありました。 ええと、どこから説明すればいいんでしょう。 ・技能実習は日本の優れた技能を、優れていない国から学びに来る、という「上から視点」の制度 ・優れた国=日本で技能

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.5.31-20.6.6)

そもそも自分の仕事に関係するから。って始めたキュレーションですけど、ひょっとして俺たちの社会全体に関係してるんじゃ? って思うようになった外国人就労関連ニュースまとめ、今号でvol.40ですおはようございます。 ■ふつうのニュースと思ってたら変なことになってるやつ 技能実習生同士の争いで死者まで出てしまい、という登場人物のみちょっと特異なニュース。だったはずが。 被告の弁護士は1日夜、報道機関に向けて文書を発表。 ...県警はゴ被告を死体遺棄容疑で逮捕する5月11日以前