起きそびれた遅い午前のおうちカフェ提案

朝晩なんとなく冷えるようになると、一晩分の体温を蓄えたベッドはあまりにも愛しい。ふんわりとした優しさに流されてしまう。

朝はもうきているのに。

明るくなりきって、空腹に気付く。もう午後も近いし、しっかりめにブランチにしよう。

イングリッシュマフィンをトーストする間に、ふわふわのチーズオムレツとベーコンを焼く。バターを塗ったマフィンに、レタスと一緒に挟んだら、主役の出来上がり。

蒸し鶏とブロッコリーとミニトマトのマリネに、旬の果物は梨とぶどう。少しずつ添えたら、青いお皿に彩りが映える。ヨーグルトに食感のメープルフレークをかける。

コーヒーは深煎りのコロンビアがいいかな。目が覚めるようなキリッとした軽やかな口当たりと後味が、午後の活動へ背中を押してくれる。

やりたいことがたくさんあって、きちんと見極めないと、本当にやりたいことを取りこぼしてしまいそう。何が欲しくて、どこへ行きたくて、どう在りたいのか。全部できればいいのだけれど、時間は有限だから。きちんと自分と向き合い取捨選択をする必要がある。いちばんときめくことから順番にやればいい。

「同じところを巡っているのではない。螺旋を描きながら成長しているんだ」と、誰かが言っていた。だからわたしは、今日も手を動かす。繰り返す朝が、上昇の螺旋を描いていくように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?