福山 貴生@うしや精肉店

大阪の下町・住吉大社のお膝元にある、昭和8年創業のうしや精肉店の後継ぎです。 東京のI…

福山 貴生@うしや精肉店

大阪の下町・住吉大社のお膝元にある、昭和8年創業のうしや精肉店の後継ぎです。 東京のITベンチャー界隈から下町のお肉屋さんになりました🥩 noteでは扱うお肉のこと、商品のこと、業界のことなどを発信していきたいと思っています。

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お肉のサブスク『うしやMEAT BOX』開始します!のご案内とサービス開始の背景

こんにちは。初めてのかたは初めまして。大阪は住吉大社のお膝元・粉浜商店街にあります、うしや精肉店4代目(今は見習い中)の福山貴生と申します。 当店は「本気で美味いと思うお肉をお届けする」という想いを持って、幻の和牛・伊賀牛や、ハンガリーの国宝・マンガリッツァ豚(国産)など、こだわりのお肉を取り扱う昭和8年創業の精肉店です。 このnoteでは2022年1月に開始するお肉のサブスク『うしやMEAT BOX』(以下:MEAT BOX)を始めるにあたっての背景や想いをまとめておきた

    • 「いいお肉は嫌い」

      ※まだ日が浅い自分が見えていない部分もある思いますし、色々な立場からの意見があるのは理解していますが、自分が肉屋の立場で同業の方との会話、お客さんとの会話の中で感じた上で、今後のお肉業界をよくしたいという思いの下で書いています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 肉屋の立場からタイトルの言葉を聞くとドキッとしてしまう。 これはかなり根深い問題だなと感じているから。 多くの消費者から見た”いいお肉”は、霜降りが多いお肉を指すことが多い。僕らから見た”いいお肉”は

      • これまでのこと、これからのこと

        6月ももうすぐ終わる。2021年も折り返し地点。 約半年間お世話になったBONUS TRACKでのお仕事も終わるタイミングということもあり、ツラツラ書いていこうと思う。 長くなりそうなので先に結論を言うと、 ・BONUS TRACK(散歩社)の仕事を6月で卒業します ・最近カメラハマってます(カメラの仕事はしばらく続けます) ・スムーズにいけば10月から実家のお肉屋に入ります ・それまで遊んでください です。 BONUS TRACKの仕事を6月で卒業します 家業を継

        • ”ホンモノ”に触れること~Leica を買って~

          いい物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる。いい物は高いという価値観も残って欲しいのです。 少し前のインタビューではあるが、日本の、そして世界のコムデギャルソンのデザイナー川久保玲氏がインタビューで答えていた。 ITベンチャーに身を置いていたこともあり痛感していたが、ITは最適化は得意だが、付加価値を乗せるのは苦手だ。 例えば、バイクのハーレー。メンテンナンスも多分に必要で、燃費も悪い。でもあれだけ熱狂的なファンがいるということは、スペック・機能だけでは

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        お肉のサブスク『うしやMEAT BOX』開始します!のご案内とサービス開始の背景

          【メモ】これからの時代に支持されるブランドとは? 〜1000万人に1回ではなく100万人に10回選ばれるためにやるべきこと〜byクラシコム

          北欧暮らしの道具店がBtoB向けウェビナーをやっていたので参加してみました。 タイアップ事業のリード獲得とためではあると思いますが、 元PGの音部さん、Moonshotの菅原さん、クラシコムの青木さんの対談で面白かったです。 ◆お題: 1000万円という市場規模を分解して、1000万人×1回という公式より、 100万人に10回使ってもらえるほうがよいのではないか。 理由としては ・1回限りの接触ではハズこともあり、回数を重ねることで提案の精度を高められる ・1回限りのトラ

          【メモ】これからの時代に支持されるブランドとは? 〜1000万人に1回ではなく100万人に10回選ばれるためにやるべきこと〜byクラシコム

          感動を贈るということ

          こういう時期だからってことで これまで食べるタイミングがなかった友人・知人、さらには友人がyoutubeで紹介してくれたりして、 うちのお肉を買ってくれて、至福の時間を過ごしている人が増えてめっちゃ嬉しい🥩 僕の自己紹介的なのはこちらから。※ちょっと変わってますが 買ってくれた人、ちょっとでも旨そうやなって思ってくれた人ありがとうございます😊 『ローストビーフが溶ける食べ物だとは知らなかった』という名言も生まれました(笑) おうち時間 というワードはもう飽きてきた

          感動を贈るということ

          節目なので

          年明けからお世話になっていた ピークス株式会社(https://peacs.net)への出向が終わり、 本日からまたアソビュー社に帰任?帰還?しました。 結果的に本当に短い期間となったのですが、趣味というニッチ深い領域に真摯に向き合い、アウトプットしている姿勢に、感心しきりの日々でございました。こうして"ブランド"は作られているんだなというのを肌で感じられて、本当に良かったと思います。 これまでの自分のキャリアはマス思考(もしくは既にそうなっていた)なので、反対方向からの

          なぜひとり旅をするのか

          「ひとり旅」というと少し自分に酔っている感じがするがお許しを。 学生時代から一人でフラッとどこかへ行くことが好きだった。 八重山諸島、マルタ島、ブルターニュ地方、沖縄、与論島.... 自分は昔から恋人がいることがほとんどなかったので、「恋人がいたら一緒にいくのにな。」なんて漠然と思っていた。 ・・・ いつからかサラリーマンとして働き始め、営業活動、社内調整、新規事業開発などいろいろなビジネスの場面で意識決定をする機会が増えてきた。 その時の判断軸はもち

          なぜひとり旅をするのか

          父と子とラーメン屋

          「あなたはいつも前向きやね」とよく言われるし、「あなたはなんでそんなネガティブなん?」と思うこともあり、自分はきっとポジティブなんだと思って生きてきた。 先天的な面もあるかもしれないが、先日東京に来た両親と飲んでるときにこれがルーツかと感じたことがあったので小話を一つ。 「嬉しい報告があって。ラーメン屋事業失敗した時の借金全部返したんや!」 家族が席に揃うなり、嬉しそうに両親が報告してきた。僕も心から嬉しかった。なぜなら、事業の手を広げたいと始めたラーメン屋が僕の就活の

          父と子とラーメン屋

          まず形にしてみること

          最近の自分のテーマをタイトルにしてみました。 昔から夢や理想を描く・語ることはそれなりに得意でしたが、なかなかその実現に向けてアクションができない・しないというのがこれまでの自分でした。 ・こんな未完成の状態で世に出すのが忍びない ・時間がない ・まあいつかやろう そんな気持ちで過ごしていました。そのくせに人のアウトプットには結構厳しかったり。。。ほんと嫌な奴ですよね 笑 そんな僕でしたがこのところアクション出来るようになってきました。 ・時間軸に制限を加えた

          まず形にしてみること

          下町商店街の家業を継ごうと思っている理由

          初めまして、福山貴生と申します。 現在東京都内で、レジャー×テクノロジーのスタートアップで働いています。前職含め営業一筋でしたが、この7月からマーケティングの仕事に従事しています。 主に、仕事のこと、趣味のファッションのこと、肉を筆頭にグルメのこと、などを書いていきたい思います。 そのうえで少し自分のことを。 僕の実家は大阪の下町の商店街にある創業85年(2018年現在)の精肉店(いわゆる町のお肉屋さん)です。 タイトルにも書きましたが、将来は家業を継ごうと考えています

          下町商店街の家業を継ごうと思っている理由