中学3年「一票を投じることの意味」【社会参画、公共の精神】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は
中学3年「一票を投じることの意味」【社会参画、公共の精神】の指導案はこうする!このテーマで教材解説をします。
そもそも「社会参画」とは
どんな意味があるのでしょうか。
社会参画の意義について、
考えていきましょう!
今日の記事で考えていきましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「社会参画、公共の精神」
目標・・・・・社会参画の意識と社会連帯の自覚を高め,公共の精神をもってよりよい社会の実現に努めること。
「一票を投じることの意味」(光村図書)
あらすじ
あかりは、お父さんに誘われて選挙の投票所に行った。
あまり興味はなかったが、行ってみると「みんな、何を考えて投票しているのだろう」と疑問に思った。
そこで、図書館に寄って選挙についての本を読んでみることにした。
池上彰さん「選挙は『税金を使う人』を選ぶ」
みんなが払う税金。子どもでも消費税を払っています。
橋をかけたり、泥棒や火事が発生したら守ってくれる人たちを雇うお金は税金で賄われています。
この税金の使い道を決めるのが、選挙で選ばれた政治家なのです。
あかりは選挙のことがわかってきた。
私がうれしくても、おじいちゃんは嬉しくない公約もあるかもしれない。
一票を投じる意味がわかってきた。
2 内容項目と教材
中学生にとっては、3年後に参政権が与えられる
間近に迫った自分ごとの問題です。
これまで他人事だった選挙が、自分ごとになるわけですから、
真剣に考えることでしょう。
社会との境目がわからなくなりそうな教材ですが、
道徳で狙うことをはっきりさせておきましょう。
道徳で選挙を扱う意味は、
目標にもあるとおり
「社会参画の意識と社会連帯の自覚を高め」ることです。
では、どうすれば、意識と自覚を高められるのか。
それは「知る」ことです。
自分がこれまでいかに税金のお陰で、
安心・安全な生活を送ってこれたのかを
実感することで、自然と参画意識が高まってくるでしょう。
・教室
・教科書
・公立病院
・救急車
・パトカー
・消防車
・公立図書館
など、身の回りには税金で賄われているものがたくさんあります。
これらは、それぞれ誰にとって意味があるのか。
多くの人に意味があるものなのかを、
1つずつ考えてみる活動は有効でしょう。
例えば、教室の電気代は税金で賄われていますが
この税金の使い道を決めたのは誰でしょうか。
この税金の使い道は正しいでしょうか?
怒る人はいないでしょうか?
今まで当たり前のように思ってきた税金について
じっくりと考えてみるのです。
すると、「人によって捉え方が違う」
「立場によって、平等なようで不公平なものもある」と
気づくでしょう。
ここからが授業の本質です。
では、税金の使い道を決める人を選ぶには
どんなことが大切なのか。
投票しない人とする人とでは
どんな差があるのか。
投票する人が正しい、
税金は正しく使われるべきだ
こういった考えを一旦フラットにして
真っ白な頭で考えてみたいですね。
3 導入
T:教師 C:子ども
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