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2022_0806_本読み

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冒頭の写真:
キカラスウリの花。ここ数日気温が少々低いのと、くもりがちなのとのせいか、お昼過ぎにもまだ残っていました。

いつも、朝にゆっくり走る道のわきには、カラスウリの花がしぼんだ状態。

昼でも元気なのは、種類が違うからか、天気のせいか。



8月6日(土)は以下を読みました。

『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著

福岡伸一 訳
早川書房
第8章 ロマンに満ちた巨大な空虚

漸進ぜんしん主義、が、読めませんでした。
正確に言うと「ざんしん」か「ぜんしん」かわからなくて、発音しながら自信なし。あとから、こいでさんに「ぜんしん、だよ〜」と教えていただきました。
ということは、ざんしんと読んでいた、ってことですね。
斬新ざんしんという、さんずいがない言葉もあるから、いつまでたっても憶えられない。

進化という著者の専門領域での、厳密に科学的な思考のみちすじが示されていました。

似ているものを結びつけて考えてしまう人間の特性は、発想を得る時にはうまく働くことがある一方、結果まとめる時に使えば神話のような誤った「詩」を産んでしまうこともある、
というふうになんだかわかったようなわからないような文を書いてしまいました。
そんな程度の、山崎の理解の段階です。

(音読した人:山崎)





『街どろぼう』 Junaida作

福音館書店

ああ、そういう展開か〜と思わされる、余韻を残す結末でした。

(音読した人:はやしさん)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫

終戦時の「御聖断」について、その時の昭和天皇はどのように考えていたか、ということを資料から明らかに書いていました。

天皇というありかたに、誰もが翻弄されている中で、天皇本人は、人間としてふるまっている様子が感じられました。

少なくとも1500年以上も、このシステムを社会に残しながら持続してる地域って特殊だろうな、と思います。

(音読した人:こいでさん)






『学問のすゝめ』   福沢諭吉 作

岩波文庫
十七編 人望論

弊害と本色、について書いていました。弊害はよく使うことばだからわかるが、本色は? 文脈でなんとなくはわかるこの感じは、英語などを読む時のようです。読みは「ほんしょく」らしい。本来のところ、重要なところ、本質、みたいな意味。

(音読した人:めいさん)






『塩一トンの読書』    須賀敦子 著

河出文庫

ユルスナールの小さな白い家

という段。山崎の全然しらないマルグリットユルスナールという作家の文章に感銘を受けて、作家の住んだメイン州の島に旅する著者。

メイン州といえば、センスオブワンダーのレイチェルカーソンを思い浮かべ、涼しいところの風景や植物たちを思い浮かべながら聞いていました。

(音読した人:きよもとさん)







『芭蕉連句集』  中村俊定・萩原恭男 注

岩波文庫、
三七 はやう咲(桃の白實)129~131ページ

物語の中の人生模様というのか、貴族だったり謡曲の登場人物だったり、のそんなこともあるであろうな、という場面を楽しみながら、みんなが描きこんでいる雰囲気。

(音読した人:山崎)


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