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山苔の採取 夕陽の別荘改装録11

2023年1月14日

暮れから長い冬の晴天が続き、そろそろ少しお湿りが欲しくなる年明け2週目。しかし、降って欲しくない日に降ってしまうのは、世の常。
元々今日は作業日ではなかったが、やはり作業を進めようということになり、別荘へ向かう。

雨で富士山見えない

途中のホームセンターで『路盤材』と『ドライセメント』を8体購入し、小雨の中、車から荷下ろし。20キロ近くある袋を一体運んでみたが、私は流石に一袋でお手上げ。残りは、力のある仲間にお願いした。

まず、本日最初の仕事。
前回の帰り際に、駐車場出口のある一カ所から謎の水漏れが起こり、掘り返してみたところ、排水菅に通じた『升』が土に埋もれていることが判明。慌てて泥を掻き出した。
開いた升に更に土が入らないように、何で埋めるか、何で塞げばいいか、商品名も何も分からず『あれって、なんていうんだろうね』と困っていたところ、仲間がホームセンターで見つけて無事塞ぐことができた。
いやはや、これで一安心。

升に栓をする

さて、今日は作業リーダーより『今日は苔を取りに行きます』との指令があり、何に使うか最初はわからなかったが、どうやら作業に必要なものらしいので、ランチを兼ねて、一旦別荘を離れる。

ランチは前から、行きたかったお寿司屋さんへなんとか入店できた。しかし現在、店主お一人で切り盛りされているようで、食事にありつけるまで1時間を要した。小鯵寿司とカサゴ汁は、絶品。
次からは、『必ず予約してね』とのこと。駐車場まで見送ってくださった。

その後、山へ向かう。
民家も次第に見えなくなり、険しい山の畝をいくつも過ぎていくと道路脇にフカフカで目にも眩しいフレッシュグリーンの『ハイゴケ』が現れる。
お正月前に花屋さんで購入したものより随分生き生きして見える。
あれは随分高かったのに、無料でこの品質とは。
ありがたき、自然の恵み。

フカフカの苔

別荘へ戻り、前回のスロープの整備の続きに取り掛かる。
路盤材を平らに引いてアスファルト破片をパッチワーク上に配置。

路盤材を敷く

ドライセメントで固めて、目地に苔を敷いた。
なかなか素敵。
アスファルト破片は周囲に落ちていたもの。苔は無料。
素晴らしすぎる。
更に、スキルもまた一つ身についた。

出来上がり

その後は雨の中の作業に皆疲れてしまい、帰るまでは残しておいた家具の分解に取り掛かる。
また、ファイヤーピットテーブルの塗装も終わり、再度組み立て完成。

塗装終了

毎度毎度、目まぐるしい。そうこうしている間に雨も上がり、海岸へ。
残念ながら今日は、夕陽も富士山も望めなかった。
そんな日もある。

本日の海景

帰りの箱根新道は濃霧。
50メートル先も視界が危うい状態。なんとか、前の車のテールランプを見失わないようにとついていったが、前の車が1台、2台と離脱。
最後は、とほほな先頭車両となってしまい、恐怖の山越となった。
これも思い出。

濃霧

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