暮らしの知恵|年末に大掃除をする理由

1月は旧暦で「睦月」です。親族が互いに往来し仲睦まじく宴をする月であることから、または稲の実をはじめて水に浸す月「実月(むつき)」から転じたから、など言葉の由来にはさまざまな説があるようです。

お正月は家に年神様をお迎えするしきたりがあります。その年の作物が豊かに実るよう、家族に幸せをもたらすよう、年神様が高い山から降臨してくると考えられていました。

お正月の間、年神様は家庭に滞在されるので、家を神社と同じ神聖な場所にしなければなりません。年末のすす払いや大掃除、しめ縄飾りや鏡餅のお供えはすべてそのための準備なのです。

また、元日に掃除をすると「福をはきだしてしまう」とも言われますが、この説には元日くらいは主婦をゆっくり休ませてあげよう、という心配りもあるのかも知れません。

古くから伝えられてきた行事、ならわしやしきたりには、先人たちの知恵が詰まっています。私たちクラッシーは、こうした知恵を大切に、日本の心を、次の世代に綿々と繁げていきたいという想いで、お客様の暮らしを整えています。

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