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推敲のメモ帳 切っ掛けは誤記

趣味であろうと、文字書きさん達は文章を書けば推敲をすると思う。いや、するよね? してるよね? してると言って! (笑)

noteでは、手始めに私の「はじめての推敲」についてメモ代わりに綴っていく。ご安心を(なにを)。そりゃもう、ひでぇもんなのでっ!

私は二十代の頃にオリジナルJUNE小説を書いていた。今でいう腐女子である。その頃はなんて言ってたかな。まあ、それはいいとして。コピー本にして親しい友人に無料配布するだけのものだ。それから三十年近く経った今では一切手元にない。

小説は二部構成。推敲前は二十八万文字ほどだった。現在は二十一万文字。データはワープロ用フロッピーからPC用フロッピーへ、そして外付けHDに保存されてはいったが、読み返されることもなく殆ど忘れていた。

初稿を書き始めた頃から四半世紀後。ある日そのHDの動きがおかしくなった。キュルキュルと動くのだが途中で止まってしまう。当時の私の主な趣味は写真を撮ること。画像データがたくさん入ったディスクである。PCは何度も買い替えて来たのでHDにしか入っていない過去画像がたんまりとあるのだ。

焦った。めっちゃ焦った。しかし画像データは重い。取り出せない。その時に目に入ったのがテキストデータだった。取り敢えずこれだけでも救出出来ないだろうか。

そして危機一髪で過去の小説データが手元に残ることとなった。画像の方は全滅だったが、今思えば、この時の機転は良かったと思える。

さて、なんとか救出したテキストデータ。四半世紀も前に書いた小説である。ぶっちゃけ黒歴史だ。ただ、ここまで綱渡りをしながら残ってきたデータである。きちんと形にしないといけないのかもと私は考えた。

否。この時点では、きちんと形になっていると思い込んでいた。

この先、数か月に及ぶ推敲に取り掛かることとなったが、言ってしまえば、ひでぇ有り様だった。小声で言うが、これはオフセット印刷で本にしたことすらあるのだ。このひでぇ有り様のまんまで!

保存代わりに、とある小説投稿サイトにデータを上げた。サイトが潰れない限り安泰だ。大手出版社のサイトである。そうそう無くなることもないだろう。

だが、ここで長年小説を読んできたとあるアマチュア作家さんに告げられたのだ。とてもとても遠慮がちに。

「あ。取り敢えず、シュミレーションではなく、シミュレーションなので、そこだけでも書きかえておいたらどうですか?」

間違って覚えてしまう典型的なパターンだった。大汗である。この単語は作品内で二度使っていたが、一度目はともかく二度目はかなり重要でシリアスなシーンで使っていたのだ。顔から火が出そうだった。うがあああああ!!

それからだ。そのアマ作家さん(Mさんと呼ばせて頂く)が推敲の手ほどきをしてくれたのは。推敲? なにそれ美味しいの? 状態の私である。全くの初心者に親切丁寧にMさんは教えて下さった。大感謝。五体投地っ!

それから三年経った現在でも、その小説はポチポチと手を入れ続けている。楽しいのだ。推敲が。それはMさんの教え方がとても優しく、思いやりがあったからに他ならない。

初心を忘れないために。その覚書として、「はじめての推敲」の過程をメモとして残そうと思う。

あ。この雑文も誤字脱字あると思いますけど、そこは勘弁して(おい)