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いろんな感情を残していきたい


2018年の写真を振り返ってみる。撮るだけあまり公開していない。

昔から写真を撮ることは好きだった。大学時代はカメラの販売員のアルバイトもしていたぐらいだったけれど、自分に高いカメラは使いこなせないし、もったいないと思っていたからキットレンズのミラーレスカメラとリコーのコンデジをずっと使っていた。

だけど、私もこんな写真を撮りたいと思える人に初めて出会えて、カメラを新調したら、撮るのがもっと楽しくなった。


今年の秋に一か月のヨーロッパ旅行をして、そのうち最初の10日間だけ、カミ―ノという巡礼の旅をした。



10kgの重いバックパックを背負って1日25~30km歩く。つらくて余裕がなくなってくると、自分の呼吸と歩くリズムにしか意識が行かなくなる。

そんなとき、目の前の美しい自然を見て綺麗と感じる余裕さえなくなっていることに気が付く。ただでさえ重い荷物に、+αになっている首からさげているカメラが、ただの質量をもった物体として、そこにある。

重いから、カメラの存在に気が付く。
なんのためにこれをぶらさげてるんだ!

カメラは客観性を持たせてくれるものなんだ。意外だった。
自分がいいなと思ったものを撮るという、主観的なものだと思っていた。

入り込みすぎてしまうときに、もう少し物事を引きで見てみようと、気づかせてくれるもの。
みんなが見ている主役以外の主役はいないかなと探せるもの。

客観することは気がつく力。
そういえば私の周りのカメラマンは全員心が優しくて気遣いができて、思いやり溢れる人たちだ。

なるほど、普段の訓練の賜物なわけである。


ベストショットを選ぶときにすごく悩んだ。数時間後には変わっているかもしれないが、現時点ではやはり巡礼中に撮影した写真だ。

すごく地味な写真。笑
宿泊所に荷物を置いて、ごはんを買いに行くときに前方を歩く彼の写真。

実はこの時お互いの余裕のなさから、些細なことで喧嘩をしていた。
写真から見てもわかる通り、距離がある歩き方をしている。

内心むかむかしながらも(笑)シャッターを押してみた。
嬉しい、キレイ、楽しい。
そんな感情以外でシャッターを押せたことが嬉しかった。記念の一枚。


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書いた甲斐がありました。
7
ものづくり、写真、考えることが好き。
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