見出し画像

季節を感じ取る

 身の周りの「季節」を探すワークをやっていた。今の時期の季節を象徴する風景を見つけるのだという。

 そういえば、最近季節を意識して生活していなかったと気づいた。

 季節って身体を通して感じる自然との移り変わりをひっくるめたものだと僕は思っている。だけど、僕が気にしていたのは、数値(気温)ばかりだった。暑いのか寒いのかを気にして、着ていく服を気にしているくらいだ。

 実際には街、自然の風景は毎日少しずつ変わっている。花の咲き方や葉っぱの色づき、虫の鳴き声や風の肌触り。栄枯盛衰を繰り返す自然の微細な違いに注意を払っていないから、いつ桜は散ってしまったのかを見逃してしまう。

 自然に心動かされない人間にはなりたくない。

 観葉植物でも買ってきて、育てようかしらと思った。定点観測的に、自然のものに意識を向ける。昨日と今日はどう違うのか、そこを感じ取る訓練になるだろう。

読んでいただきありがとうございます。 励みになります。いただいたお金は本を読もうと思います。