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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2020年8月の記事一覧

満たされている時には気づかない難儀な生き物

満たされている時には気づかない難儀な生き物

 SNSで仕事行きたくない気持ちをつらつらと語っている人がいて、そういえば僕は何年も行きたくないと感じたことがない。面倒だと感じる機会はある。寝不足や暑さで出たくないのはある。ただ、仕事自体が嫌だと思っていない。

 それはやっぱり幸せなのだ。
 自分にとっては当たり前だから意識しないけれど、そうじゃない人も意外なほど多い。

 満たされている時は、そのありがたみになかなか気づけない。人間は、難儀

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どうせやるなら資産にする

どうせやるなら資産にする

 自ら決めたことをできない時、やはりなにかを変えなければいけないのかもしれない。先日振り返りを怠っていたと書いた。

 そもそも、なぜ振り返りをしなくなったのか?
 記録の取り方が悪かったのだろう。学生自体からノートの書き方が下手で、テスト時以外は開く機会がなかった。グラレコ の筋トレを始めたきっかけも関連している。

 まとめるのがとにかく苦手で、文章を書いていても散文になりがちだ。本に付箋をた

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悪いのは運じゃない

 1年に1回くらいは、ことごとく裏目に出る時がある。今日はまさしくその日だ。

 水道の蛇口につけていた浄水器が壊れ、外出する際に忘れ物をして、仕事中にミスをした。そして、今日だと思っていた予定の日にちを間違えていた。

 踏んだり蹴ったりだった。こういう場合、事象をつなげて、呪われているんじゃないだろうかと思ってしまう。けれど、そんなことはない。

 数年使用した浄水器については不運だが、残りは

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しない努力

「努力」とは、ある目的のために力を尽くして励むこと、らしい。

 しかし、「する努力」と「しない努力」があるのではないだろうか?
 たとえば健康のために運動する努力。一方で、暴飲暴食をしない努力がある。

 一般的に努力とは「する努力」を指す。だから、どれだけの質と量をこなしたかを努力で測る。10時間勉強して参考書一冊終えた、のように。

 したがって、計測できないものは努力していないとさ見なされ

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振り返りは予防

振り返りは予防

 人との付き合い方が雑になっている。返信が遅れがちになったり、普段使う言葉が荒くなったりしている。ふとそう気づいたのは、久々に振り返りを書いていた時だった。

 毎日noteを書いていても、雑記と振り返りでは随分違う。好き勝手に書く前者と違って、後者は自分の体験を元に、印象的な出来事や感じたことを書いていく。

 そういえば、最近振り返りを書かなくなった。

 1年くらい前まではWSやイベントなど

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泥臭く

泥臭く

 人間それぞれの課題がある。

 その課題に、いつどのようにして取り組んでいくかも随分異なる。中には誤魔化し誤魔化し生きていける人もいるだろう。

 僕はどうも1つのことを完全に消化できるまで立ち止まって進めずにきたけれど、課題を抱えたまま進んでいく方法もあるんだなと最近気づいた。

 というよりも、世の中の人はほとんどそうやっているらしい。

 僕がもう気にしなくなったことを、自分よりもかなり年

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知らないから、深みへ

知らないから、深みへ

 自分の目や耳は節穴だった。

 そう思ってしまうくらい、目の前の物事を認識できていないことがたまにある。他者の視点から語られる言葉に、ハッとする。同じ対象を見ていたはずなのに、自分とはまったく違う次元で捉えている。

 ちょっと触れただけで、わかった気分になってしまう。ついつい新しいなにかを求めてしまう。

 でも、実は全然わかっていないことばかりだ。

「リンゴ」とはなんだろうか?

 赤くて

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1つには集中できない

1つには集中できない

 ちょっとしたワークの一環で、河川敷に行った。川沿いには木も人工物もないので、どこもかしこも日光が照らしている。小さな歩道橋の下に、ほぼ唯一の日陰を見つけて、そこに潜り込んだ。

 斜めに敷かれたブロックに仰向けに寝転がり、目を瞑って、30分くらいぼーっとしていた。

 あまり深く考えず、呼吸していると、だんだん自然との境界線が溶けていく感覚がある。肌が風を撫でる感覚が好きで、風と一体になってみた

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どれにしようかな?

どれにしようかな?

 今、2000字を超えそうな記事を2つ書いている。

 内容を吟味して、話の脈絡も気にしながら書いていると、なかなか進まない。その代わり、「こんなことを考えていたんだ」と自分の思考に気づく機会も多い。

 図らずも毎日更新をしていると、一気に書き切る。その際に、自分の臨場感が大事になる。ちょっと辻褄が合わなかったとしても、自分の感覚や考えをそのまま出していく方が全体の流れとしてはしっくりくる。

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それは限界じゃない

それは限界じゃない

 夜が更けても暑さが居座る環境で走っていると、帰宅した時には「もう限界!」となる。ただ、そう思いながらも倒れ込まずに食事をして、シャワーを浴びて歯磨きなどもこなす。
 もし10分追加で走らなければいけない理由ができたら、僕は走れるだろう。

 僕達が口にする「限界」とは、本当の意味で限界ではない。

 ただ、自分が設定した基準に過ぎない。自覚があれば問題ないが、無意識のうちに設定した上限を越えまい

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イレギュラーが見せてくれる

イレギュラーが見せてくれる

 暑さも相まって、最低限の外出以外はほぼしない日々が続いている。時折オンラインでのやりとりもあるが、どことなく単調になっている。

 だから、少しでも生活に彩りをと思って、普段とは違う料理を作ってみたり、あまり読まない本を読んでみたりしている。ただ、ほぼ飲まない紅茶を1日に2杯飲んだら、カフェインに弱い僕の身体は、あっという間に腹を下した。
 トイレにこもってみて、いかに自分が普段健康でいられてい

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中からもがき、外から引っ張ってもらう

中からもがき、外から引っ張ってもらう

 自分の内になにがあるか、どのように扱っていくか。そのことについて、僕はこれまで重点を置いてやってきた。

 たくさんの気づきがあったし、そこを起点に自分の転機が何度かあった。

 ただ、どれだけ気づきがあって、関心がわかったとしても広がりに乏しい感覚があった。まるで膜のように、外に出ようともがいてみても中に押し戻されるのだ。

 一体なんなのだ。どことなくモヤモヤした状態がずっと続いていた。

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優しくされると、変わろうとする

優しくされると、変わろうとする

 僕が仕事として人に関わるようになって、最初にしたのは説教だった。ここをこうした方がいい。この点は変えた方がいい。伝え方は配慮していたけれど、自分から見える他者の問題点をあげつらい、それを変えるように求めた。

 しかし、それではダメだった。相手は変わるどころか意固地になり、関係性が悪化するだけで、嫌な気分が残った。

 だから、人の話を聞くようになった。相手を知らなさすぎるから、無神経な物言いを

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腰を据えて書く

腰を据えて書く

 そろそろ自分の実践や感覚、思考をまとめたい気持ちが少しずつ芽生えてきて、構成からじっくり考えて、まとまった文章を書く決意をした。

 過去の体験や読書の内容が、今になって想起される機会が増えた。少しずつ過去から現在までの流れが繋がってきた感覚があるので、まだチョロチョロとか細い流れを、文章を書きながら掘り進め、水の通り道を大きくはっきりとさせたい。

 別途マガジンを作って、しばらくは不定期で書

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