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京都西陣・お気楽着物コーデ(20201106) ~久々の新しい着物で気分が上がる!~

こんにちは、京都西陣のkiritsuboです。まずはコーデ全体のご紹介。
コーデの詳細はあとに書いてます。

1.2020年11月6日の着物コーデ。

(名前入り)20201106着物コーデ. jpg (1)

本当に久しぶりの新しい着物。でもアンティークですよ♪

2.当日の天気

最高気温 20.2度、最低気温 10.4度 

ちょうど良い温度です。暑くもなく寒くもない。
うすぐもりでしたが雨は心配ないお天気。今日の着物は洗えない、そして
ちょっとよそ行きにも使えるものなので、雨の日は絶対着たくないのです。

3.着物

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本当に久しぶりに天神さんの露店で買いました。いつもお世話になっているお店ですが、自粛のせいで7カ月天神さんの市がなかったので、また出したはるやろかと本当に心配しました。でもちゃんと出したはった!良かった!

これとってもお買い得でした。あとで価格出してますが、ウソみたいなお値段です。

素材は綸子(りんず)です。触ったらツルツルでものすご柔らかい。もちろん正絹ですよ。でもそんなに上等でないので生地はペラペラです。良いものはうねるような光沢があって、手触りもふっくらしています。

色は「鉄紺」。灰がかった紺色にちょっとだけ赤味がさしてる感じです。お店で買ったときは「茄子紺」て言われてたんですけど、私はそこまで赤味が強いかなぁと思いました。この写真でもちょっと赤味強いかなってところです。ボツボツがあって、そこがグレーに近いので、灰色がかったように見えるかな。でも、人によって色の見え方が違うらしいので、何が正解かと言われると難しいところですね。

(名前入り)20201106着物コーデ. jpg (5)

柄はご覧の通りのイチョウ。これはもうイチョウそのものなので、この季節のほんの少し前から落葉するまでに着んとあきませんね。イチョウの色は本物の黄色は一つもなくて、紫や薄緑、水色まであります。

4.帯

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これも天神さんのいつものお店でいただきました。上で書いたように、私の持ってる着物は季節限定の物が少ないので、帯で表現できたらなと思って買ったものです。今回の帯は重陽の節句がある9月から本当に菊が咲く10月末・11月あたりに使うつもりで買いました。


種類は名古屋帯。袋帯のようなフォーマルっぽい帯ですが、名古屋帯が一番締めやすいですよね。

色は金糸の入った地に菊の白・薄い朱・薄紫と葉っぱの薄緑。
4色入っているので何でも合わせやすいです。

5.帯揚げ

(名前入り)20201106着物コーデ. jpg (4)

これは初めて呉服屋さんで買った帯揚げなのでちょっと高かったですね。もちろん正絹、縮緬です。なんにもわからないときになんとなく買ったものなので家にあるふだん着の着物にはなかなか合いませんでした。

よく言う「柔らか物」という縮緬や綸子の着物には、同じ肌触りの素材なので合うんですね。やっと出番が回ってきましたw

色は明るめの卵色で、この写真はちょっと赤味が入ってます。まんなかあたりの色が近いです。明るい色なので、すごく明るい着物や帯になじませるか、暗い色の着物・帯のアクセントにするか、今回はどっちになったかな?

6.帯締

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これもうちの商品です。
組み方はゆるぎ(冠組)。冠の紐に使われていたもので、表が丸く、裏は平たくなっています。この写真の上が裏、下が表です。わかりますかねぇ。

これはうちの組紐体験に来ていただいたら、詳しく説明いたしますよ!
体験絶賛受付中です!1回ずつ貸し切りなので感染対策バッチリです!!

失礼いたしました。
さて元に戻りましょう♪
いままでは真っ白をよく使っていましたが、今回は薄いベージュです。
和名でいうと「練色(ねりいろ)」ですかね。私も滅多に和名では言わないのですが、これが一番近いようです。

真っ白やと今は寒いです。それに金糸の入った帯に合わせるとホンマにフォーマルになってしまいますしね。帯締自体に金銀が入ってなかったらいいのですが、なんとなく堅くなってしまうんですよね。

7.下着

肌襦袢と今回も袷の長襦袢です。
もう絽の出番は春までないかと思うのですが…
補正はいつものようにウエストと胸周りにしました。

8.コーデの工夫

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合わせてみると、着物の色が濃くて帯が明るいので、帯揚げは帯のほうに馴染みましたね。そして帯揚げは帯締にも合っているようです。写真の加減で帯締が白っぽいですが、やっぱり遠目でも白みがちなようですね。真っ白でなくて良かったです。

9.全体の感じ

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やっぱりフォーマル感が強いですね。すっごいお買い得な着物になりました♪ 遠目やったらわかりませんよ(笑)

さてさて、今回のポッドキャスト。
全身が写ってますのでよかったらどうぞ。

https://radiomix.kyoto/episodes/episodes-22097/

この日のテーマは「組紐師から見た色の季節感」。
着物や帯締の季節により合う色が変わっていくというお話です。
ふだんから紐の色を見て思うことを語らせていただきました♪

10.全部の価格は?

着物   3,000円
帯    5,000円
帯揚げ  8,000円
帯締   8,000円

合計    24,000円

着物は本当に安かったです。品質は良いとは言えませんが、状態はとっても良いです。帯揚げは新品なのでこれが普通。安いくらいです。帯締もとっても安いんですよ。他のお店に行ったら倍はします!

はい、ここまで♪ コーデの参考になりますように。

次回のコーデは

前回の着物コーデは、先週ラジオをお休みしてるので10月23日のです。






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