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Vtuberになるためのお買い物例 ~配信素材とその他の機材編~

 初めての方ははじめまして!
 そうじゃない方はこんにちは!
 ライトノベル作家で、バーチャル美少女ボイチェンおじさんYouTuberの霧崎雀です!

 この記事は、私がVtuber活動を始めるに当たってのお買い物の記録を、誰かの参考になればと残しているものです。
 ひとまずVtuberを始めるのに必要な買い物などは『基本編』。ボイチェン周りに関しては『ボイチェン編』にまとめてありますので、よろしければこちらもお読みください!

 本記事はベーシックなもの以外の配信素材を発注したお話ですとか、バ美肉おじさんとかボイチェンおじさんじゃなくても、そもそもVtuberじゃなくても配信してる人なら役に立つんじゃないかという配信用小物機材のお話です。

 ※記事中でご紹介するクリエイターの皆様にはご許可を頂いております。

○配信用背景

 『基本編』にて、アバター用立ち絵と一緒にWHOZ様にお願いしていたのですが、別に絶対必須な買い物ではないのでこちらの記事にて。
 やっぱりキャラクターの特徴を拾った、オリジナルの配信背景は欲しいですよね。

 私の時は立ち絵と一緒に『背景追加』オプションでお願いした形……に、なるのかな? もちろん背景単体での依頼もOKぽいです。

○配信用BGM

 そりゃあネット上には00年代にツクール用素材として作られたものから、最近配信用に作られたものまで山ほどBGM素材がありますがね!
 やっぱり欲しいでしょう! 自分のテーマ! 私は最初に投稿した自己紹介動画に、どーしてもオリジナルBGMを使いたかったので、活動開始前にもうこれを発注しちゃいました。

 ココナラにてお仕事をされている、あーるず様にお願いしたのが例のBGMです。和風はちょっと特殊なジャンルではありますので実績ある方に。
 この時は1分程度のループ処理したBGMで15000円でした。お伝えしたイメージ通りの曲を作ってくれて、修正依頼も良い感じにまとめてくれたと思ってます。
 BGMはもちろん長さや複雑さによってお値段が変わってくるのですが、2万円や3万円がベースという方もいらっしゃいまして、逆に1万円を切る方も。ただこれもお値段より、ちゃんとサンプルBGMを聞いてイメージに合うか、自分が依頼したいジャンルに対応しているか確認する方が大切でしょう。

○アイキャッチ用立ち絵

 アバター用の立ち絵だけではなく、サムネイルなんかに使う立ち絵がやっぱり欲しい! 動かすために作ってるアバター立ち絵は、静止状態だとちょっと味気ないですからね。
 というワケで再びWHOZ様にお願いしました。

 動かすわけでもない一枚絵は作業量も控えめになりますので、さすがにアバターよりは安いです。四桁で引き受けてくださる方も多い模様。
 まあ私は絵柄の統一感を求めたのと、アバターを依頼したときに「マジこの人に依頼して良かった」と思ったので、お値段とか見ないでWHOZ様にお願いしましたが……

○配信OP:アニメ

 Vtuberたるもの配信OPアニメは欲しい……そう思いませんか?

 これも立ち絵と同じ理由で何も考えずWHOZ様にお願いしたので、お値段に関してはあまり語れません。
 動きが多くて、時間が長くて、必要な絵の枚数が増えるほどにお値段もウナギ・ライジングになることは覚悟しましょう。技術料ですので悪しからず。

 今回は先行作成したBGMと絵コンテに合わせてアニメを作っていただいたのですが、私の絵コンテのままだとちょっと寂しいのではないか、みたいなところもWHOZ様の提案で補っていただけて、ありがてえこってした。

○配信OP:BGM

 BGMというか、専門用語(?)で『ジングル』とか言うやつでしょうか。実際に私の配信OP見ていただければ分かりますが、アニメに合わせて音が付いています。

 勘の良いガキは気が付いていることでしょう。
 これはBGMに合わせてアニメを作るか、アニメに合わせてBGMを作るか……という問いを迫られるのだと。どちらかは、ベースになるイメージが無い中でゼロから作らなければならないのだと。

 結果的には私はまずBGMを作ってもらってWHOZ様にお渡ししたのですが、その前にアニメの絵コンテを自分で作成し、BGM担当の方とWHOZ様の両方にお渡しするという離れ業(と言うほどでもないか)をしました。イメージの齟齬がなるべく生まれないようにという措置です。

 つまりBGM担当の方には絵コンテを見ながら、まだ影も形も無いアニメに合わせて作曲していただくという激烈やーっこしぃ仕事をやっていただく事になるワケなんですが、それを引き受けてくださいましたのがSKIMAでお仕事をされているBau様です。

 サンプルBGMがイメージピッタリだったんで、だいたいのイメージとアニメの内容をお伝えして、後はお任せという感じ。ややこしい依頼でしたが約10秒のジングルを8000円で作ってくださいました。クオリティよろし!

○チャンネルロゴ

 さすがにこれはあった方がいいかと!

 私はOPアニメの最後にロゴを出す必要があったので、これまたWHOZ様に何も考えずブン投げました。

 ロゴデザインは基本、そんなに高くないです。数千円で引き受けてくださる方が多いです。なんだかんだである方が良いと思いますので、作っておくべきだと思います!

○キャプチャーボード

 ここからは再び機材のお話です。
 ゲーム配信をやるなら必須なのが、キャプチャーボード。switchとかプレステの画像を取り込むには、ただパソコンにHDMIケーブル繋げるだけじゃダメで、こういう機械を仲介しなければなりません。意外と知らない人多いんじゃないでしょうか。私も自分がVtuber始めようとするまで知りませんでした。

 パソコンに内蔵できるタイプのキャプチャーボードも存在しますが、基本は外付け?
 私が使ってるのは、これまた定番のHD60Sです。

 なんでまた定番かってこれ、amazonが何かセールをやる度にほぼ確実にセール対象になって安く買えるんです。
 性能もまあ定番機になるだけのことはあり。編集ソフトも付いてくるのですが、そっちは私は今のとこ使ってません。

○ゲーム用オーディオミキサー

 これの情報を伝えたいためにこの記事書いたまである。

 雀ちゃんは悩んでおりました。
 「PCから出力された自分の声(ボイチェン済み)と、ゲームの音を同時に聞きたい!」と……

 キャプチャーボードでPCに取り込んだ音をヘッドホンにも流す?
 いやいや、実はそうやってPCに取り込んだ映像・音声は僅かに遅延が発生しているんです。その映像と音を見て、フレーム単位のタイミング合わせをしようとすると確実にズレます。
 そこでキャプチャーボードには『スループット出力』という機能があり、これはPCとは別のディスプレイに無遅延でゲーム画面と音声を出力するという機能です。シビアな操作を要求されるアクションや格ゲーは、スループット出力を見てプレイしないと厳しいです。

 が、ちょっと待て。
 スループットの画面を『見る』のは良い。じゃ、『聞く』は?

・ディスプレイ内蔵のスピーカーを鳴らす
⇒密閉型ヘッドホンを使ってるのでシャットアウトしてしまう

・ヘッドホンをディスプレイに繋ぐ
⇒オーディオインターフェースに繋げなくなるのでPC音声(つまりボイチェン通した自分の声)が聞けない

 と言うわけで私は、3.5mmミニフォーン端子の音声出力2つを1つにまとめてヘッドホンに流すためのガジェットを探し始めました。
 そこからが地獄だった。

 探しても探しても探しても、無い! それっぽいのを見つけても1-in multi-outだったりする! 逆よ逆!
 しまいには専門店にメールして聞いたけど返事は「そんな機材無い」!!
 古い機材でミニフォーン用のミキサーがあったらしいという情報を拾うものの、実物は品切れだったりリンク切れだったり。

 一応それっぽい商品(イヤホンスプリッター)は見つけたのですが、本来は合流ではなく分岐に使うためのもので、逆流させても大丈夫か不安……と言うかその使い方だと音が不安定になるとか小さくなると言う報告もあり、二の足踏みました。

 だが、ふと雀ちゃんに天啓下る。

 『イヤホンミキサー』というワード(私の造語)で検索してみたところ、どれだけ検索しても出てこなかった目的のブツがamazonで一気に三件くらい引っかかる。今までの苦労は何だったのだ。

 正確には『ゲーム用オーディオミキサー』。
 本来はヘッドセットでゲーム音声を聞きつつスマホなどでVCをするためのものですが(リンク先の商品説明画像参照)、本来ヘッドセットの入力を繋ぐ四極端子と、スマホなどに繋ぐ四極プラグを、それぞれ三極に変換してマイクカットして使うことで、オーディオインターフェースからの出力音声とゲーム画面の出力音声をひとまとめにしてヘッドホンに流すだけのミキサーとして利用。

 接触状況や音量によってノイズが出たりしますが、置き方や音量をちょっと調整すればゲームプレイする上で気にはなりませんでした。
 かくして私は自分の声とスループット出力された無遅延のゲーム音声を同時に聞ける環境を構築したのです。
 やってることは単純なのに探り当てるまでが本当に大変だった。

 ちなみにヘッドホンをオーディオIFに直で繋いだ場合と比べれば、流石に音質は劣化します。これは致し方なし。
 あくまでCS機ゲームプレイのためと割り切って使っています。

○ディスプレイ(モニター)

 悪い事は言いません、編集作業とかする気があるのならデュアルディスプレイにしましょう。ぶっちゃけこれは人権だと思います。

 さて、そのモニターです。以前は私、PC買ったときに付いてきたテキトーなやつでやってたんですが、この際もうちょいちゃんとしたのを買おうと色々調べました。

 モニターには『IPS型』『VA型』『TN型』というのがありまして。

 IPS型は色の表示が正確 で、ちょっと角度をつけて画面を見ても問題なく見ることができます。難点はリフレッシュレートや応答速度が低くなりがちでゲーミングモニター向きではなく、あと全体的に高いこと。

 TN型はその反対。高い応答速度とリフレッシュレートを安く実現でき、低価格路線のゲーミングモニターはだいたいTN型のようです。難点は画質が犠牲になるということ。大切なのは成績だけという極まったゲーマー向けですね。

 VA型はお値段やスペック的な意味ではこの二つの中間の性能。そして独自の特徴としてコントラストの表現が得意で特に黒色がくっきり出るというのが大きな特徴であるようです。暗い映像が締まるので映画を見るには最高という噂も。

 で、私は動画編集とかやりますし、あと小説家なのでイラスト見本のチェックとかもやるわけですし、モニターはIPSのにしたいなと思ったんです。それもデュアルの片方は大画面、片方はできればゲーミングモニターで。
 まあIPSのゲーミングモニターは全体的に、お高くてラインナップも性能も微妙みたいな感じなんで、良いのが無ければ別にええかなーとは思ってたんですが、ありました。

 台湾のメーカーASUS TUF Gamingの23.8インチモニター。2万円台で144Hz(オーバークロック時最大165Hz)のリフレッシュレート、応答速度はMPRT基準で最速1ミリ秒のIPS型ゲーミングモニターという化け物です。モーションブラー(ブレ)低減やゲーム画面の暗いところを見やすくする機能なんかも付随。
 ゲーミングモニターは大きすぎても一度に画面全部の情報を見きれなくなると言うお話だったので23.8インチに留め、またリフレッシュレートは高ければ高いほど動きが滑らかで画面を見やすくなりますがグラフィックボードの負荷も増大するので、私はこの辺のランクにしておきました。

 ちなみに応答速度の計測法は主に、グレーからちょっと濃さが違うグレーに切り替わる速度を見る『GtoG』と、映像を実際に表示してぼやけを計測する『MPRT』があるそうで。MPRTを公開している製品は少ないけれどGtoGより体感で重要なのはこっちらしいです。たぶん、GtoGは早くてもMPRTで遅くなるディスプレイもあるんだろうなあ。

 それと合わせることにしたサブディスプレイはこちら。ゲーミングではなく、ただのIPS型でWQHD対応の31.5インチです。
 この画面サイズだと4K画質対応のやつもあるんですが、あんまり表示がきめ細かいと逆に画面が見にくくなるし、また31.5インチのWQHD画面は23.8インチのHD画面と表示上の大きさが同じになるので、前述のモニターと並べたときに画面の接続に違和感が無いことからコスパを考えてWQHDのものを選びました。
 でっかくて使いやすいのでこれでヨシ!

 ちなみにモニター選んでるとき、画面が湾曲してるのは真っ先に候補から外しました。あくまでクリエイターとしての使用がメインですんで。湾曲画面を見て画像の形とかを調整しちゃうと歪むともっぱらの噂でしたんで……

○モニターアーム

 雀ちゃんは執筆に集中している間、片付けとかする気分じゃなくなってしまうので、机の上がだいぶ散らかります。
 その猶予を少しでも多く持たせるため、ディスプレイを換えるタイミングでモニターアームを導入しようと考えておりました。が、罠があった。

 別に24インチくらいなら、こういうので大丈夫です。
 が……31.5インチディスプレイは重かった。どんなに油圧を強くしてもディスプレイの重さを支えきれず、それはもうクレーマーに襲われたジャパニーズ社畜のように頭を垂れる垂れる垂れる……
 重量的には対応範囲内のはずなんだけどなあ。

 結局、キング・オブ・モニターアームたるエルゴトロン様のお世話に。想定外の出費です。

 ↑エルゴトロンのOEM商品

 お高かったですが流石エルゴトロンと言うべきでしょうか、でっかいモニターも平然と支えてくれています。

◆シメ

 今回は、必須とは言えないけれど買って良かったもののお話でした。
 「ところで立ち絵とかBGMの発注って、どういうやりとりをすればいいの……?」みたいなお話を、最後に『How to 発注編』として記事にしようかなと思います。


 霧崎雀は小説家になろうで小説を投稿したり、YoutubeでVtuber活動をしております。皆さんが楽しめるよう頑張っていきますので!
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◆余談

 例によってだいたい文化庁のせいです。


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