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胸キュンnovel1000本ノック

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桐野りの【胸キュンノベラー】
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック611

最愛の女にフラッシュモブ。彼女は口に片手を当て笑ってる。蒲鉾みたいな目がひどく可愛い。タキシード姿の親友が輪をぬけ彼女へ歩み寄る。指輪を捧げプロポーズ。大きな瞳に涙が溢れ「はい」の声と共に地面に落ちた。だよな。うん。わかってた。断ち切るためにここに来た。幸せになれよ。バカヤロウ。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
桐野りの【胸キュンノベラー】

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胸キュンnovel1000本ノック610

クローゼットにバラの香り。彼女のバースデーサプライズ。息を潜めて帰りを待つ。2時間ほどして彼女が戻ってきた。特別な日だというのに直ぐにベッドへ倒れ込む。おやおや随分お疲れだね。ドアを開けて花束を差し出す。「おめでとう！」彼女の目が驚きに見開かれ小さな唇がこう呟く。「あなた、誰？」#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
桐野りの【胸キュンノベラー】

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胸キュンnovel1000本ノック609

泣きながら飛び込んだ喫茶店で主任と遭遇。「どうした？」「失礼します」心配そうな彼を振り切って洗面所で処置し涙を拭く。「座れ」出ていくと主任が隣の席をポンポンと叩く。「男に振られた？」「いや、その…」コンタクトズレてメイク崩れた顔を見られたくなかっただけなんて言えないような空気感。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック608

かつての部下に街中で遭遇。「お久しぶりです！元気ですか？」子犬みたいにじゃれつく感じが変わらない。可愛いくて性格がよくて私の自慢の部下だった。「今更ですけど俺、先輩の事好きだったんですよ。告白しようと決意した時には時既に遅しで」そうか。まだ知らないんだ。彼とはとっくに別れた事を。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
桐野りの【胸キュンノベラー】

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胸キュンnovel1000本ノック607

｢誰にでもいい顔をしてアイツ絶対遊んでますよ｣同期が主任に耳打ちしてた。女子にも男子にも嫌われて私は本当に人間ウケ悪い。昔からそう。慣れてるし。だから主任が何言おうと平気だし。「牽制下手くそ過ぎんだよ。諦めろ。お前は俺に勝てねーよ｣勘違いしちゃダメと思いつつ高鳴る鼓動止まらない。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック606

俺が強いのはメンタルだけ。こんな最弱のスペックで世界となんて戦えない。「それでもお前しかいねーんだよ。選ばれし者のつとめを果たせ。俺が隣にいてやるから｣土砂降りの中肩を揺さぶりお前は酷なことを言う。「頑張れ。救世主」惚れてなかったらぶっ飛ばしてる。雨に萌えるずるく美しい魔性の男。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック605

愛されて育ったお前だから側に置くと癒された。弱くて脆いお前だから俺の傷を忘れていられた。甘やかして笑わせたかった。ずっと一緒にいたかった。独立するって言った時の、馬鹿みたいな泣き顔が忘れられない。元気でいるか？戦ってるか？幸せか…？墓場まで持ってくこの思い。俺はお前に惚れていた。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック604

傷の匂いを感じたから私の過去を打ち明けた。青い目の君は「僕も同じ」と呟いた。笑い方が言葉が表情が頭の中が変だ変だと人は言う。はみ出しちゃダメだと笑われちゃうよとあなたのためを思ってるのに何故わからないのって。「突き抜けよう。そしたら誰も何も言わなくなる」あの日交わした2人の誓い。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック603

自分を知らなきゃいい物なんて書けないって土足でズカズカ心の中に踏み込んで扉開けて傷口抉ってさあ書けって泣いてる私に言い放って。大っ嫌いって何度も思った。消えろって。最悪って。私は私の好きなものを書く。だから邪魔しないでって。愛だとわかったのはうんと後。君のおかげで今日も書いてる。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック602

｢本命は君｣言われ続けて3年たち、ウェデングベルが鳴り響き誓いのキスに涙が溢れる。タキシード姿の彼の横にはセフレだった彼女が微笑んでる。きっと心底舐められてるんだろうな。心にマグマを抱えてたってどうせ何もできないだろって。そうよ。君の予想通り。表情1つ変えないでただ心で傷つくだけ。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック601

連絡無いので家に行ったら冷えピタ貼って寝込んでた。「んもう。なんで早く言わないのよ！」冷蔵庫にあるものでサクッとお粥作ってアーンで口に運んであげる。「あちょっと待って」ふーふーするの忘れてた。世界の誰より大切な君に風邪菌なんて許さない。1晩ずっとついてるから早く元気になりなよね。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック600

恋愛小説のネタを探しに中学時代の日記を開く。好きだった男子にヒゲゴリラと呼ばれていた。マジか。全然覚えてないぞ。しかも恋にとち狂った私は彼の視界に入れたと小躍りして喜ぶ始末。ふう。少し落ち着こか。記憶より記録がいつも正しい。彼に会ったら私のどこに猿を見たのか小一時間問い詰めたい。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック599

「まだ居たのか？｣「貴方こそ」「俺は交渉長引いただけ。なんだよこれ。お前の仕事じゃねーだろ。また押し付けられたのか？」｢私がやった方が早いから」「アイツらお前を便利な道具としか思ってねーぞ」「いいのよ。それで」「…」「道具でいいの。誰かのお役に立ててれば」「悲しい事言うなよバカ」#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説
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胸キュンnovel1000本ノック598

嫌なことがあった時。悔しい時悲しい時。どうして涙が出ないんだろう。ちくんと胸が痛くなりでもすぐに心の波はおさまっていく。「人生にいい事なんか起きっこないって諦めちゃってるのかな？」「悲しい事言うなよバカ」抱き寄せられて背中を撫でられる。この温もりはかなり好き。氷の女の唯一の感情。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #あの恋 #日記 #小説 #ジャスト140字 #twnovel #140字小説