マガジンのカバー画像

胸キュンnovel1000本ノック

966
本
運営しているクリエイター
桐野りの【胸キュンノベラー】
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック41

‪「緊張するのは相手を信じてないからですよ。生徒は自分を信じない大人に心を開きません。絶対に」実習の担当教諭は今日も厳しい。「でも生徒の性格を殆ど把握できてる。それは凄いと思います」眼鏡の奥の瞳が和らいで飴と鞭のコンボに体が震える。ああ、きっと多分そうだよね。この気持ち、恋だよね。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック40

‪サークル仲間と小旅行。港行きのバスからおりるとき私だけ半額を言われ首を傾げていたら子供と間違えられていた。みんながケラケラ笑う中、先輩だけが「可愛いってことだよ」ってポンポンと頭を叩いてくれて……。恥ずかしかったけど、ま、いいか。好きな人に構ってもらえて、小さな胸がときめいてる。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック39

‪猫の絵が描かれた暑中見舞い。今時アナログで彼らしい。色鉛筆と葉書を買いに家を出る。青い空にポッカリと浮かぶ白い雲。自転車のペダルを思い切り漕ぐとたちまち額に汗が滲み、爽やかな風に胸がときめく。この夏を私は絶対に忘れない。甘酸っぱい初恋と共にきっと何度も思い出す。17の私。特別な夏。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック38

#140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック37

‪「俺、君とはつきあえない。これ言うのに随分かかった。君、いつも言いたいことだけ言って逃げるから」アイスコーヒーを飲み干して彼はスッと立ち上がる。「コミュニケーションの基本は対話だろ。一方的な会話しかできない子に興味ない。じゃ」遠ざかる靴音。心臓が凍りつく。容赦ない振り方。HPゼロ。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック36

‪バーガー屋で注文してて振り向いたら彼がいた。文化祭に続いてすごい偶然。いや、偶然じゃないのかも。「…文化祭の時話せなかったから。今から時間ある？」「う、うん」テイクアウトをイートインにチェンジ。「何度も告白サンキューな。けど」あ、これ、ふられるやつだ。目がちっとも笑ってないもの。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック34

‪彼が彼女と別れたって聞いて胸がざわつく。街で会ってもぺこりと頭を下げるだけ。話しかけても笑顔も見せない。私のことなんて１ミリも好きじゃないってわかってるけど。でも、それでも好きなんだ。私の中のストーカー気質が噂を聞いて燃え上がってる。5回目の告白許してね。OKもらうまでやめないよ。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック33

‪早苗からゲットした竹原君のメアド。タップ直前で指が止まる。「お久しぶり。ごめんね、いきなり電話して」原稿をチラ見しながらリハーサル。ふう。緊張で震えるよ。「お久しぶり」ってセリフ、ダサくないかな。「ハロー」の方が軽くていいかな。急いで書き換え。決意して3日目。私告白できるのかな。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック32

‪「この人とホテルに行ったってほんと？」「それは…」困ってるFに助け船。「繋がったのは体だけ。心じゃないから安心して」「最低！」パシャッと私に水をかけ彼女は店を飛び出した。「待って」Fもその後を追い私は1人取り残される。おしぼりで水を拭きながら心の中で呟いた。さよなら、好きだった人。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック31

‪海岸沿いで震えてたら先輩がジャケットをかけてくれた。キザすぎる行為にちょっと引き気味。やだな。先輩モテるから。女の子たちに嫌われちゃうよ。「隣いい？」先輩が横に座った途端空気がピリッと凍りついた。「菱形っていつも一生懸命だよな」先輩、お願い離れてよ。嫉妬の視線に射抜かれちゃうよ。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック30

‪「ごめんなさい」繋がれた手を振りほどいて部屋に戻る。それっきり口をきかないまま3日間の研修終了。やがて達筆の手紙が届いた。「どうしても諦めきれなくて。西前スタバで待ってます」あいつはいい奴だ、って研修の後色んな人に聞かされた。でも恋が始まってもいないのに出ていくなんてできないよ。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック 29

‪飛び入り参加のフォークダンス。ペアになった人を押しのけて背の高い男性が私の手をとった。「俺と友達になってくれませんか？一目惚れです」戸惑ってるうちにチェンジタイム。「答えてくれるまで離しません」音楽が続く中、導かれるまま輪の外へ。キャンプファイアの炎にあおられ、掌と心が汗をかく。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック28

‪「貴方は私の理想です」後輩に言われて息が止まる。もしかして俺告白された？いやいや勘違いしたら痛い目にあうぞ。これはあれだ。兄貴みたいってやつだ。忘れよう。うん。深い意味なんてないんだから。そう自分に言い聞かせるが冴えない彼女がぐんぐん可愛く見えてくる。やばいな俺。恋の警報発動中。‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック27

‪「容姿端麗で学業優秀。外科医で真面目。最高の物件でしょ」「おばさん、私お見合いなんか」「釣書だけでも見てみなさいよ」「仕方ないなあ……あれ、この人……」「知ってるの？」「うん。側溝に社章落とした時、助けてくれたの」「なるほど。そこで見初められたのね」「そうかなあ」「絶対そうよ！」‬ #140字小説 #140字のロマンス #140字ss #短編 #短編小説 #恋愛 #恋愛小説 #ラブストーリー #ラブノベル #恋 #恋物語 #恋ものがたり #ショートショート