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本を読む理由

おはようございます。キリンと申します。

何回か触れているかと思うのですが、私は本を読むのがとても好きです。
その理由に関して今日はお話をしていきます。

実は私、高校生まではそこまで本は読んではいませんでした。
まあ年に10冊くらいは読んでいたのでしょうが、今ほどではありませんし、ハマっているという感覚もなかったです。
本を読むくらいなら学校の勉強や部活動をしたり友人と遊んでいたりしていました。
例えば新幹線の移動時間とか学校から設定された読書時間には本を読んでいましたがその程度です。

そんな私が本にハマりだしたのは大学1年生の頃です。
このころから学校の図書館に足繁く通うようになり、暇さえあれば本を読むようになりました。
きっかけは学内インターンでした。
私の学部はゼミナールが2年生から始まります。
私には入りたいゼミがありましたが、そこが人気のあるゼミだったので、少しでも選考が有利になるようにという打算的な動機で参加しました。
そのインターンには企業の人事の方も参加しており、その方が「本を1000冊読めば世界が変わる」とおっしゃっていたのです。

そんなこと言われたらその変わった世界が見てみたいじゃないですか。
それで読み始めたのです。

大学1年生の頃は大好きな恋人がいて、でも満たされなくてつらいというような恋愛をしていたので、心理学の本ばかり読んでいました。
私の関心は彼の気をどう惹くかという点ばかりに持っていかれていました。

大学2年になって恋人と別れると失恋の傷を癒すように小説を読み始めました。
有川浩、橋本紡、乾くるみ、湊かなえ、そして伊坂幸太郎。
この時期に伊坂幸太郎が大好きになりました。
好きな理由はよくわからないのですけど、とにかく好きです。
いつか理由が分かるときがくるのでしょうか。

失恋の時期を乗り越えると今度は自分の将来に関心が向かいました。
ここで出会ったのが森博嗣です。
それからは漁るように森博嗣のエッセイを読み始めました。
森博嗣さんを好きな理由は他のnoteで書いているので割愛しますね。
こうして自分の生き方についてよく考えるようになりました。

そして3年生。
私の読書氷河期です。
目の前に迫った就活のためにビジネス本を読み漁りました。
私はもともとマーケティング志望だったので特にマーケティング本は何冊も読みました。
もちろんその体験は無駄ではなかったです。
これから仕事をしていく上では重要な行為であったと思います。
しかし、それまでの私の読書、特に大学2年生の読書は自分の心を癒す側面を持ち合わせていました。
現実のことでいっぱいいっぱいの頭を仮想空間へと連れ出してくれる。
少し目線が高くなる。
現実から離れられる。
こう書くとただの現実逃避ですが、現実逃避したのちによりよい現実に帰ってこられるなら有効な手段だと思います。
逃避をして帰ってきた現実が逃避する前と変わらない、もしくは悪化している場合には何とも言えませんが。
とにかく3年生の読書は心が癒されるものではありませんでした。
いわゆるノウハウ本といいますか、「こうすれば成功できる」といった本では私は現実逃避できなかったのです。
これから社会人になるうえではもしかしたら必須となるかもしれませんが1か月1冊でいいなと感じました。
なので就活が終わりを迎えたときはこれからは好きな本が読める!!ととてもうれしく、森博嗣の本を読み漁る現在です(笑)

最初は1000冊読んで違う世界を見たい!というきっかけでしたが、今となっては読書という行為自体が重要になってきています。
もちろん読むだけではだめ。
読んだ本をいかにかみ砕いて自分のものにするかという点は大事です。
でもそれは意識しなくてもできるようになりました。
死ぬまでに1冊でも多くの本を読んで多様な世界を見ていきたいなと思います。

それではまた。