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教員志望学生のためのプログラミング教育が自分の中でアツい話

こんにちは、宮島衣瑛です。前回のnoteからかなり時間が経ってしまい、「呼吸をするようにnoteを書く」ことが完全に途切れてしまっている感じがあります。(なのでタイトルからナンバリングをとったw)ごめんなさい。

今日のテーマは「教員志望学生のためのプログラミング教育」です。ちょうど1年ほど前に、子どもプログラミングサミット2018 in Tokyo に登壇するために使うスライド資料を作っていたときのこと。テーマは「2025年に向けたプログラミング教育」だったので、今足りていないことはなにかを考えていました。僕は小学校の教職課程に在籍しているのですが、そういえばプログラミング教育についての授業って無いけど、これから先生になる人たちは大丈夫なのかなぁと思いました。
現在様々な企業やNPO・団体が小学校の現場に入ってプログラミング教育を現場の先生方に知っていただく活動をしています。僕や弊社もその末端におり、どうやって学校にプログラミング教育をインストールするかを日々考えたり実践しています。
確かにこれはとても大切な活動です。が、実はこれから現場に入ってくる「未来の先生」のためのプログラミング教育はあまり議論されていないことに気づきました。

現場の先生方も1度や2度の研修だけだと不安なことも多いと思います。また、新任の先生はただでさえ覚えることが多いのにプログラミング教育のことをやられても無理というのが本音ではないでしょうか。(僕の学科の先輩ですでに教壇に立たれている先生からは同じようなことをよく言われています)

僕は、大学の教職課程でプログラミング教育をある程度学んだ先生たちが学校現場に入っていくことで、学校の負担や不安感をかなり減らせるのではないかと思っています。ピアノや跳び箱は授業で行う(テストもあるよ)のに、コンピュータやプログラミングをやらないのはなぜでしょうか?

音楽や体育と比べて、プログラミング教育は新しい内容です。そのためそれに携わる人口も少ないですし、学問体系に位置づけられていないのでなかなか浸透しないのも理解できます。
ですが、やらない理由を探すよりはとりあえずやってみたいと思うのが僕の性なので、2018年の5月から僕の同級生とプログラミング教育を本気で学ぶ勉強サークルを立ち上げました。

やっていることは主に3つです。

実際はここまできっちり時間を分けてやっているわけではないですが、大きく分けるとこんな感じの内容を大体週1くらいのペースでやっていました。

概説編では、小学校におけるプログラミング教育が導入された背景や目的、学習指導要領の内容を確認して自分なりにイメージできるようにすることを狙っています。これは僕が今までいろいろなところで教員研修をやらせていただいている際に使っている資料を改編して使っています。

概説編と同時並行して、演習を行っています。これはとにかく Scratch を使いこなせるようになろうということをテーマに、CoderDojo Kashiwa で使うために僕が作ったトレーニングブックを使って自習スタイルでやってます。

実践編では、自分たちで子どもたちを大学に集めてワークショップを主催・運営することを通じて、実際にプログラミングを子どもたちがどのように使っていくのかや、メンターやファシリテーターという学校現場に行くとなかなか体験し難い役割を経験してもらいました。

ワークショップは2月に開催したのですが、40名の応募枠に対して141名の応募があり、急遽3月に追加公演を開くことに...!

いくつかのメディアに取材頂いただいたので、ぜひごらんください。

1年間やってみてどうだったか

2018年5月からスタートさせたこの取り組みですが、やってみていろいろと考えるところや反省点があったのでそのうちのいくつかをご紹介します。

学生の意識合わせの重要性

常時参加してくれていた子たちは10人ちょっとくらいですが、皆将来先生になろうとしていることもあり、かなり真剣にコミットしてくれたことが印象的です。プログラミング教育という未知の分野への不安を少しでも軽くしたいという人が多く、僕がやりたいことややってることがうまくマッチした具合です。
また、うちの学科は「文学部」に属していることもあり、あまり理系的な子は少なく、コンピュータへの苦手意識もかなり高いのですが、Scratchのスキルもかなり上達していることも嬉しいポイントです。2月3月に開催したワークショップのメンターとして問題ない程度にはできるようになっています。

しかし、その中でも意識合わせというか期待値を調整することが重要だなと思いました。全員に同じだけのコミットメントを求めることは難しいのでとりあえず発案者が頑張るしか今のところ方法がなさそうです。これを授業としてやるなら話は別ですが、今回のように自主的な活動だとどうしてもそこが問題になってしまいます。
これは、今後他の大学に展開するときにネックになりそうな問題です。僕がいないとできない、あらかじめできる人がいないとできない、と言われないようにするための仕組みづくりをもう少し考えてみたいと思います。

やればできる、という自信

これは参加している学生目線ですが、これだけガッツリとやれば文科省が求めていることに対応できる人材を育てることはできそうだなと思いました。逆に言えば、これができていない今の教職課程のカリキュラムのままではより混沌としていきそうだなと感じています。

企業や団体が将来先生になる人のためのプログラミング教育セミナーなどを開いても効果は限定的だと思います。そもそもそこに時間とお金をかけられる学生は少ないですし、それを民間が担うのも不思議な話です。次のカリキュラム改定のときにはプログラミング教育を集中講義でもいいので導入すべきです。

そのためにも、それを教えることができる人をもっと増やさないといけません。初等教育×プログラミングを専門にしている方々は少なく、マンパワーには限界があるので、オンラインで解決したい...!

学科の協力体制の重要さ

この活動自体は学科の公式的なものではなく、僕が勝手に声をかけて始めたものですが、当初からかなり協力してくれていた点もありがたいなと思います。プログラミング教育に対応する授業はまだありません(性格に言うと2コマ分毎年僕が授業の枠をお借りして4年生を対象にやっている授業はある)ので、わりと相互にメリットが大きいのかなとも思います。
ワークショップをやるときには学科共催という前例のないタイプの枠組みにしてもらったり、それがゆえに豊島区教育委員会から後援を頂いたりしています。

これからどうしていきたいか

2019年度ですが、とりあえず他大学での展開を実現させないといけないなと思っています。そのためにまず取り組み時代をパッケージ化して僕がいなくてもできる仕組みづくりをしないといけません。そこでは当然インターネットをうまく使っていくことになると思いますが、ここまでくるとボランティアの範疇でやることが難しくなってくるので、何らかの形で事業化したいです。幸運にも僕には自分の運営している会社があるので、弊社を使ってもいいし別のところと組んでもいいなと思っています。もし興味ある方いたらご連絡いただけると嬉しいです!(大学でできると最高なので、大学関係者の方からのご連絡もお待ちしております💦)
また、僕は交友関係が狭いのであまり他大学(特に教育学部系)の学生の知り合いがいません!もし興味のある方いたらぜひぜひ一度お会いしたいです。

また、弊学での活動としては下の代にどうやってつなげていくかを考えなきゃいけないと思っています。今回のメンバーはほとんどが僕の同級生なので、来年度は教育実習やら教員採用試験やらでかなり忙しくなってしまいます。学部3年生という程よく時間と余裕がある1年間でやるのがちょうどよさそうだなと感じたので、できる限りやっていこうと思います。
学んだことのアウトプットも、ワークショップを開催する方式以外になにかないかなと考えています。1からイベントを立てるのはかなりコスト(人集めたり会場の交渉したり)が高いので、他のイベントなり枠組みなりに相乗りさせてもらうとか、なるべく楽ができる方式にしていきたいです。

まとめ

はじめはただ友人からお願いされてプログラミングを教えていたことが、このように大きくなっていくとは思っていませんでした。ですが、そこは僕の性的な部分なのでしょうか、やるからにはしっかりやっていきたいなと思いますので、引き続き取り組んでいきます。


これ、だれか予算つけてくれないかな...💭🤔
大学の枠組みを超えてやるときにはクラファンとか考えないと、またいつもみたいにボランティアで終わってしまうので、うまくお金が回るようにしたいと思います。

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宮島衣瑛です!これからの活度のご支援をいただけると嬉しいです!

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InnovationPower CEO @ip_xyz / CoderDojo Kashiwa Champion @CDKashiwa / 一般社団法人 CoderDojo Japan 理事 @CoderDojoJapan / 学習院大学教育学科 /TEDx speaker /

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