見出し画像

MAUVE NOUVEAU|keino glass様のご紹介

2005MN_keino様_01

keino glass | ガラス作家 →HP
2009年ころから作家活動をはじめる。グループ展多数参加。ガラスを通して光や風、空気感を感じていただけたらと思い、日々制作しています。

 ノーブルで端正な作風で知られるガラス作家・keino glass様。
 空、月、公園や森の木々、草花、そしてご自身のガラス作品——日々SNSで配信される、自然への敬愛に満ちたひときわ美しいお写真の数々からも、keino様の静謐な審美眼を垣間見ることができます。
 
 ガラスも写真も、光への感性が息づく世界——理知的でストイックな雰囲気を宿すガラス作品の中に、同時に人の手を離れた、自然物のポエジーを感じるのは、光を自在に操作する技術と、光への無条件の賛歌があるからに違いない——keino様の作品に日々触れる中で、ふと、そんな風に思い至りました。

 霧とリボンの折々の展覧会へは、繊細を極める美しい菫色のレースグラスをご出品。まさにそれは、「MAUVE NOUVEAU|新しい菫色」との出会いでした。

 深い菫色がレース模様を描いてガラスの中を舞い、白のレース模様と出会い、あるいはフロスト加工のヴェールを纏って——時に「ロマンティックすぎる」と感じられるレースグラスの世界が、keino様の端正な感性により、ひんやりとした、甘さのない、玲瓏なるロマンティシズムへと、高められているのです。

 お庭で詰んだ小さな花々をそっと挿しただけでも、まるで詩のような空間が生まれる——そんな特別なガラス作品をご紹介致します。

00_通販対象作品

作品名|香水瓶花器(レース)
素材|ガラス
作品サイズ|高さ13.5cm/底の直径6.3cm
制作年|2018年
*オンラインショップには別ショットの作品画像も掲載していますので是非ご高覧下さい(以下同)

2005MN_keino様_02

2005MN_keino様_03

 霧とリボン企画展《架空の香水博覧会vol.1〜夜へのオード》にて発表。菫色とホワイトのひときわ繊細なレースが馥郁と配された、香水瓶型の花器。フロスト加工された蓋と本体との質感違いもノーブルな一品は、そのまま飾れば特別な香りが封印された香水瓶のように、小さな花々を生ければ、花の精がレースのドレスを纏っているような雰囲気になります。
 keino様がイメージした「架空の香水」に想いを馳せながら、不在の香りをたどってみたくなる、優美な一作です。

00_通販対象作品

作品名|アブサングラス(レース)
素材|ガラス
作品サイズ|高さ11.3cm/直径5.7cm
制作年|2019年

2005MN_keino様_01

2005MN_keino様_04

 2019年開催、霧とリボン企画展《菫色の実験室vol.4〜菫色×アブサン》にて発表された、珍らかなアブサングラス。
 本展は、19世紀の詩人たちが愛した頽廃のリキュール「アブサン」を題材に、かつてアブサンが「聖女の溜息」「妖精の囁き」を意味したことにも着目、またリキュールのグリーンの諧調を「アブサン色」と名付けて菫色との美しい調和も提案、アブサンの世界観を押し広げた展覧会でした。
 
 外側がフロスト加工された菫色のレースグラスは、まるで「聖女の溜息」を纏っているかのように、菫色がやわらかく沈静しています。アブサングラス特有のくぼみのあるラインと相まって、オブジェとしての美しさも兼ね備えた、素晴らしい一品。このグラスでアブサンを頂いたら、「新しい頽廃」が香り立つことでしょう。

00_通販対象作品

作品名|夕暮れグラス(2種)
素材|ガラス
作品サイズ|高さ14.7cm/直径5.3cm
制作年|2019年

2005MN_keino様_23

2005MN_keino様_06

 同じく、《菫色の実験室vol.4〜菫色×アブサン》展にて発表された一作は、菫色を背景にアブサン色を散らした、夕暮れの風景を写したグラス。光の具合によって変化する風景に耳を寄せ、暮れゆく時間の物語を聞いてみたくなります。keino様が日々注ぐ自然への敬愛が純化され、ガラス作品へと結実した傑作。
 ステムに配された美しいツイスト模様も見どころ。ワインを注いで、あるいはティタイムにミネラルウォーターを一杯。贅沢で特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。ふたつお揃いで飾れば、夕暮れの競演を眺めることができます。

00_通販対象作品

作品名|スモールグラス(レース)
素材|ガラス
作品サイズ|高さ7cm/直径5.5cm
制作年|2018年

2005MN_keino様_07

 掌にすっぽりと納まる愛着の湧くサイズ感。スモールグラスはお酒やお水のみならず、色鮮やかなジャムを入れたり、活用法も様々。テーブルにひとつあるだけで、ひとときが優雅に。
 あるいは、グラスの周囲に、お花を散らして——keino様のレースグラス作品は、お花との相性も抜群。日常のいろいろなシーンで、自分だけのお気に入りを見つけてみて下さいね。

00_通販対象作品

作品名|ガラスドーム(レース)
素材|ガラス
作品サイズ|高さ8.8cm/直径 約7.8cm
制作年|2019年

2005MN_keino様_09

 こちらも《菫色の実験室vol.4〜菫色×アブサン》展に出品された、アブサン色が美味しそうな、ちいさなガラスドーム。keino様ご自身は「メロン」と呼んでいる、フレッシュな印象もたたえた一作です。
 外側がフロスト加工されたドームには、技巧を凝らしたレース模様が配され、じっと見つめていると、あまりの美しさに、吸い込まれそうです。トップの淡やかな菫色との調和も清々しいドームの中に、何を飾りましょうか?

00_通販対象作品

作品名|花器(レース)
ガラス
作品サイズ|高さ  約9.7cm/一番膨らみのある箇所の直径 約7.5cm
制作年|2019年

2005MN_keino様_08

 アブサン色のレース模様とフロスト加工が調和する、バルーン型の一輪挿し。光を透かすと、光の中にそのまま溶けていってしまうような、軽やかで繊細な存在感の作品です。
 個性的なバルーンの花器は、挿す花々によって表情を変えるので、お花選びも楽しく、お気に入りの組み合わせを見つけた時は、静物画のような静かな佇まいを見せてくれます。
 お花で見えないトップには、ひそやかに菫色が配されています。

keino様のグラスと共に過ごす日々を、ぜひご体験下さい。

↓モーヴ街MAPへ飛べます↓

00_MSmap_ラスト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?