発達障害者はRPAエンジニアに向いている説

業務の自動化が大好きだ。

向上心の無いおっさんたちがエクセルでぽちぽちと転記してた業務を、マクロを組んで5秒で終わらせるようにしたり、派遣の頭弱い系OLがネット上から様々なデータをコピペしてエクセルにまとめていくと言う作業を、クローリングして1万件単位で大量データを短時間で取得したりするのが好きだ。

ブラインドタッチしかできない奴が1日かけても終わらない作業をたった数秒でミスなく完成させてやった時など心が騒ぐ。

世間一般ではこのような業務の自動化のことをRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)といい、労働市場でもニーズは高まってきていると感じている。

RPAの中でもAIを絡ませて、業務プロセス上で判断が生じるプロセスでさえ、機械学習のアルゴリズムによって判断し、自動的に処理をできるようにしている。
(まぁ、怒られるかもしれないけど、判断プロセスってわかりやすく言えばIF関数だし)

そんな僕たちの残業時間を綺麗さっぱり無くしてしまうRPAを企業に導入する人たちのことを巷ではRPAエンジニアなんて読んでたりもする。

そしてこのRPAエンジニアだが、発達障害の方は非常に適性があると考えている。

今回はその理由を書いていこうと思う。

そもそも業務自動化に求められる素養ってなんだろう

結論から言うと「業務プロセスをパターンとして認識する力」だと思う。

RPAエンジニアのやることを分解していくと大きく2つに分けられる。

①設計
②実装

設計フェーズでは、自動化したい業務がどのような流れ(フロー)で運用されているかを把握する必要がある。

また、フローが設計されていない業務では、そもそものフロー自体を設計していかなくてはならない。

業務フロー自体の設計や流れの把握を行った上で、どのような自動化のプログラムを書いていくかを検討していくことになる。

そのため業務のプロセスやフローを認識していく力は自動化を行う上で必要な能力だ。

ASDはパターン認知能力が高い

ASDは幼少の頃より、その場でとっさに判断することが苦手であるため、様々なシチュエーションにおいて求められる対応をパターンとして認識し行動することで社会を生き抜いてきた。

そのためパターン認知能力が高い人が多い。

また、例外や曖昧な物事を嫌い、しっかりとマニュアルが整備されていることに安心感を覚える人も多い。

そのため、業務のマニュアル設計やデータ分析などの業務自体にも親和性が高い。

ADHDだと自信が生き残るために自動化したくなる

ADHDは基本的に繰り返し作業を嫌う。

また、自身の特性のため事務職ではケアレスミスを連発してしまう。

当事者なら一度は「こんなことなら機械にやらせた方がミスがなくて良い」と感じるだろう。

多少、ITリテラシーがあれば、自分がミスをする生き物であり、それは努力によって修正できないものだから、対処法として機械にやらせると言う発想に向かう。

そのため僕自身の話だが、自動化をしたい。と言うモチベーションは非常に高かった。

併発型が最も適性が高いかもしれない

世の中の発達障害の大多数がADHDとASDの併発と書いているほんもあるが、同時にRPAや業務自動化が一番向いていると思う。

僕たちはパターン認識能力が高い一方、ケアレスミスが多く、飽きっぽい。そのため、ただの事務職は向いていないし、もちろん営業だってコミュ障だから向いていない。

RPAは繰り返しを自動化するものだが、RPAを設計し、実装する仕事は繰り返し業務ではなく、比較的クリエイティブなものだ。

そのため、パターン認知と言うASD特性と、飽きっぽい、裏を返せばクリエイティブな面があると言うADHD特性の両方を活かすことができる可能性がある。

結論:発達障害者はVBAやGASを勉強してみると良い

昨年ごろからブームになったRPAエンジニアだが、発達障害者は本当に向いていると思う。

発達障害者の就労支援を行う会社でもこのような記事が掲載されていた。やはり、専門家から客観的に僕たちを見てもそのように考えていると言うことだろう。

では、何のスキルも無い発達障害者はどうしたらいいか?

と言うことだが、詳細なアクションプランについては今後紹介する。

頭出しだけさせてもらうとVBAやGASを勉強してみることから初めてみるのがいいと思う。

理由は、単純に面白いからと、覚えれば、職場でもお目こぼしをもらって生き残れる確率が上がるからだ。

この辺の具体的な説明はまた今度にしたい。

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