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出逢イ坂〜街角美身~ミノレカナエ 020/小説+詞(コトバ)

「さぁ、行くぞ!」

 店の自動ドアが開くと同時に、武野の声が飛び込んで来ました。

「え、でも、まだ仕事が…」

「冗談だ。明日の6時に、スタジオに来てくれ」

「はい、ありがとうございます!」

「スタジオは、わかるか?」

「はい! 何度か前を通ったことがあります」

「そうか。一緒に歌っている男もだぞ」

「はい!」

「じゃあ、明日な」

「はい、ありがとうございます!」

 範子は、すぐに成丸に電話をしました。

「ウソ!? マジ!? ヤバイ!? オレ、緊張して来た!」

「だよね、私もだよ!」

 そして、翌日。

 高鳴る胸の鼓動を抑えながら、範子と成丸は、メジャーレコード会社のスタジオの扉を開けました。

♪夢のド真ん中へ!/02

夢は 叶えてこその夢
見続けよう 夢を
見失わないように
追い続けよう 夢を
逃がさないように
夢は 叶えてこその夢
夢 夢 夢 夢 その夢

きっと叶うから
So! 叶えられるから
そこが 物語の始まり
Yes!

そして この夢が
今まさに 動き始めたなら
進もう! もっと夢へと
行こう! 夢の真ん中へ
迷わず行こう! もっともっと!

進もう! きっと夢へと
行こう! 夢の真ん中へ
真っ直ぐ行こう! きっときっと!
夢のド真ん中へ!


 果たして、範子と成丸は、メジャーデビューが出来るのでしょうか?

 いいえ、二人なら、きっと叶えることが出来るでしょう!

 そして、二人の夢の歌は、未来へと歌い継がれることでしょう。


 翌朝、少し早めに出逢イ坂に着いた俺は、ふと空を見上げました。

 雲ひとつない快晴でした。

 昨日は、あんなにたくさんの雲が浮かんでいたのに!?

 雲が流れて行くように、時も過ぎて行ってしまうので、今日も仕事を頑張ろう!

 とはいえ、トラックの助手席に、ほぼ座っているだけなのですが…。

 いつか、俺も夢を叶え、この助手席を降りる日が、一日も早く来るように、頑張ります。

 あっ、トラックが来ました。

 では、行って来ます。


♪Beautiful Love×Wonderful Dream

Beautiful Love Love Love Love
すばらしい愛に抱(いだ)かれて
Beautiful Love Love Love Love
喜びに包まれて行くの
Beautiful Love Love Love Love
見つめ合い 語り合いながら

あなたと出逢えて 私
本当によかった! そうよ
心からそう思うの

あなたがいる 側にいる
それだけで心癒されるの

Wonderful Dream Dream Dream Dream
すばらしい夢を夢に見て
Wonderful Dream Dream Dream Dream
かけがえのないHiToとともに
Wonderful Dream Dream Dream Dream
叶えられて行くの 夢が!

あなたとだからこそ 私
夢に向かえるの そうよ
この出逢いに感謝します!

あなたがいる 横にいる
それだけで心励まされるの

Beautiful Love Love Love Love
すばらしい愛に抱(いだ)かれて
Wonderful Dream Dream Dream Dream
かけがえのないHiToとともに
Beautiful Love Love Love Love
見つめ合い 語り合いながら

あなたとだからこそ 私
夢に向かえるの そうよ
この出逢いに感謝します!

Wonderful Dream Dream Dream Dream
すばらしい夢を夢に見て
Beautiful Love Love Love Love
喜びに包まれて行くの
Wonderful Dream Dream Dream Dream
叶えられて行くの 夢が!

あなたと出逢えて 私
本当によかった! そうよ
心からそう思うの

Beautiful Love×Wonderful Dream
すばらしいHiToと 廻り逢えた
Beautiful Love×Wonderful Dream
すてきなあなたと 生きて行くの 私



                             (明日へ)

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